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Henri Boillot Blanc de Blancs Extra Brut Cremant de Bourgogne

2012-02-18 18:00:00 | フランス・ブルゴーニュ
Henri Boillot Blanc de Blancs Extra Brut Cremant de Bourgogne
Henri Boillot Blanc de Blancs Extra Brut Cremant de Bourgogne
ドメーヌ・アンリ・ボワイヨ
Domaine Henri Boillot

 1630年からの記録も残るヴォルネー村で最も古い家柄のひとつ。自社の23haの畑から造られる、『ドメーヌ・アンリ・ボワイヨ』(2004年以前は『ドメーヌ・ジャン・ボワイヨ』)と、ネゴシアン・ラベルとして出荷する『メゾン・アンリ・ボワイヨ』とふたつのラベルのワインを生産する。赤ワインの生産は葡萄畑に因るところが大きいと言う理念のもと、後者は、一部の赤ワインを除き白ワインを主に生産 (契約農家より厳選した買い葡萄で) としている。90年代より評価が向上し、R.P氏のバイヤーズガイドでは、赤の生産者ジャン・ボワイヨとして白はアンリ・ボワイヨとして共に★★★★★(最高の評価OUTSTANDING)の評価を授ける。

 ピュリニー・モンラッシェ、ヴォルネイなどコート・ド・ボーヌ地区に23haの畑を所有。リュットレゾネ(減農薬農法)を実践し、除草剤等は極力使わない変わりに入念な管理を行っている。特に収穫前に日当たりを確保する為の葉や枝の剪定と、グリーン・ハーヴェストを行い、収穫時には未熟果、病気の葡萄等の選果を徹底して行う。ボワイヨ氏の徹底した選果には、ピンセットでひとつずつ不健康な果実を取りはずして収穫を行ったという実例があり「ワイン作りは料理と同じ、材料が良くなければ良いワインはできない。」というポリシーを反映している。
 収穫量にこだわり、赤ワインは35hl、白ワインは40-45hl完熟した健康的な果実にこだわる姿勢が伺える。「白葡萄は、きれいに早くプレス!」をもっとうに、畑に選別用の選果車を乗り入れ、すぐ選果をはじめる。これは買い葡萄の契約農家にも徹底している。

 白ワインの熟成は、通常使用される228Lの樽よりも、350Lの樽の方がワインと樽の接点面の関係でより良い熟成をする、との判断のもと樽会社に特注で樽を作らせている程のこだわりよう。出来上がるワインは凝縮した果実味と繊細でエレガントな風味を両立する。赤ワインはヴォルネー村を本拠地に、自社畑のヴォルネー、ボーヌから産する。卓越した凝縮感は注意深い葡萄の栽培と収穫の賜であり、2001年など腐敗果が多かった年にはピンセットで収穫をした程のこだわりよう。

 アンリ氏の常套句は、「あなたが朝市に出かけたとき、腐敗したサクランボやブルーベリーを買い、食べたいと思いますか?」で、葡萄作りに徹底した潔癖主義を貫いている。

HENRI BOILLOT CREMANT DE BOURGOGNE BLANC DE BLANC BRUT
アンリ・ボワイヨ
クレマン・ド・ブルゴーニュ
ブラン・ド・ブラン ブリュット 750ml (ワイン)
通常クレマン・ド・ブルゴーニュは、シャロネーズの葡萄を使用することが多く、このブラン・ド・ブランも50%はマコネー地区のシャルドネですが、あとの50%は北の地域のシャティヨネーズのシャルドネを使用しています。南の地区であるマコネーの葡萄は、リッチなニュアンスを、北のシャティヨネーズの葡萄は酸とミネラルを与えています。

またクレマン・ド・ブルゴーニュの瓶内2次発酵の期間は法律では9ヶ月のところ、14ヶ月の瓶内2次発酵をすることによって、泡が細かいクレマンに仕上がっています。ドサージュせずにデゴルジュマン。

ブラン・ド・ブランなので、すっきりキレのある味わいの中にも、まろやかでボワイヨらしい力強さのあるクレマンです。

瓶はイタリアの小さな工房に作らせ、遮光用の外袋もるけるというこだわりよう。

◆生産地:フランス/ブルゴーニュ
◆葡萄品種:シャルドネ100%(マコネーのシャルドネ50%、シャティヨネーズのシャルドネ50%)

エサキホンテンより)





アンリ・ボワイヨ  Henri Boillot


厳しい手積み作業によって生れる秀逸品
理想を求め、完璧さを追求する
ヴォルネーで最も古い家柄の1つで、ドメーヌの設立は1890年、現当主のアンリ・ボワイヨ氏の祖父が設立したドメーヌです。自社畑から造られるワイン(ドメーヌ ジャン ボワイヨ)と買いブドウから造られるワイン(メゾン アンリ ボワイヨ)があります。 現在、ロバート・パーカーのバイヤーズガイドにて、赤(ジャン ボワイヨ)★★★★★ & 白(アンリ ボワイヨ)★★★★★5つ星(最高:OUTSTANDING)の評価を受けています。

妥協を許さない完璧主義者。すでにいいワインを造るための「方程式」を習得し、徹底的に突き詰めている。アンリ・ボワイヨはそういうステージに達している生産者だ。
ワインに「方程式」とは味気なくて恐縮だが、残念ながら解けていない造り手も多いのが実情だ。納得のいかないブドウは捨てること。最適なタイミングで収穫し、その後は余計な手を加えないこと。わかっていても最後に大きな差が出るのは、テロワールの良し悪しは別とすると、その徹底度合いに因るところが大きいのではないか。

難しいヴィンテージの翌年春に訪れたときのアンリの表情は充実している。そして自慢話が延々と続く。病気が広まった年は選果をピンセットで行ったこと、暑い年ならキレイな酸とミネラルを残す為に誰よりも先にシャルドネを収穫したこと。逆にグレートヴィンテージと呼ばれる年の彼は手厳しく、話題は矛となって市場や顧客に向く。たとえば赤の2009年がグレートヴィンテージだと話題になったとき、アメリカの顧客が08年よりも先に予約を申し出た。彼はそれに腹を立て取引を停止してしまった。「ピノ・ノワールの真の魅力はギリギリの気候条件の中で見せる繊細さやエレガンスだ」と断言する彼には、07年や08年に目もくれずに「グレート」ばかりを追い求める姿が我慢ならなかったのだろう。

名声を手にして以降も、彼の挑戦はとどまるところを知らない。格下げした村名ワインだけを使って「最高のブルゴーニュ ルージュ」を造る。「シャンパーニュに匹敵するクレマン ド ブルゴーニュ」を造るために最適のシャルドネを捜し歩き、ノンドザージュでクレマンを造る。どちらも大赤字らしいが、ブルゴーニュの「基準」を上げるために、可能性に挑戦するために続けている。
クセの強い男だが、そのワインには只々脱帽なのである。


アンリ・ボワイヨ
 クレマン・ド・ブルゴーニュ・ブラン・ド・ブラン・エクストラ・ブリュット 750ml

「シャンパンに勝負を挑みたい」という思いで手がけるクレマン。マコネーとシャティヨネーズのブドウを半々で使用し、瓶内二次発酵を15ヶ月間行います。完熟したブドウを使い、一切補糖は行いません。美しいキレのある酸味、熟したブドウの甘み、フィネスを持ちます。
ウメムラより)




クレマン・ド・ブルゴーニュ・アンリ・ボワイヨ
フランス/ブルゴーニュ・泡白
生産者 アンリ・ボワイヨ
輸入元 株式会社 ファインズ
葡萄品種 シャルドネ100%

シャルドネ種100%のシャンパン製法と同じブルゴーニュ産スパークリング、
クレマン・ド・ブルゴーニュも手掛けているのです。

完璧主義者で知られるアンリ・ボワイヨ氏ゆえに、クレマン・ド・ブルゴーニュと言えども
シャンパーニュに負けない、高いクオリティーを誇ります。

ボワイヨ氏が取り組むからには品質は半端ではなく、一切補糖は行わず完熟したぶどうの力だけで、
美しいキレのある酸、熟した甘み、フィネスを持つ、見事なものになっています。
ワイナリー和泉屋より)




ワインショップおおがきさんより購入。3780円。
2012年2月18日抜栓。グラスはイタレッセシャンパングラスを使用。コルクにはクレマン・ド・ブルゴーニュと刻印されていました。色はレモンイエロー。とても綺麗な色です。かなり泡立ちが細かくて旺盛です。香りは、ナッツ、レモン、ピーチの香り。味わいもナッティーで、ミネラリー。ほどよい甘みを下に感じます。複雑さはありませんがとても飲みやすいクレマンです。いろいろな食物にもぴったりだと思います。厚みはあまり感じません。