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Blanc Fume de Pouilly Par Louis Benjamin Dagueneau 2010

2015-03-21 00:00:00 | フランス・ロワール
Blanc Fume de Pouilly Par Louis Benjamin Dagueneau 2010
Blanc Fume de Pouilly Par Louis Benjamin Dagueneau 2010
ブラン・フュメ・ド・プイィ
BLANC FUME DE POUILLY
/ ダグノー DAGUENEAU 
・ ヴィンテージ : 2010 年
・ タイプ : 白ワイン
・ サイズ : 750ml[フル]
・ 生産地 : > フランス > ロワール

● 基本情報
・ 品種 : ソーヴィニヨン・ブラン 100%
・ おすすめ料理 : アクアパッツァ、お刺身
・ シーン : 贈り物に最適
・ WA : 91-92点

世界屈指の白ワインを生み出すダグノー。
ダグノー氏の魅力が詰まった、複雑で豊かな印象のブラン・フュメ・ド・プイィ。

ロワールのみならず、世界屈指の白ワインの造り手であり、その風貌とワインのスタイルから「ロワールの鬼才」と称された、ディディエ・ダグノー。
伝統的なロワール地方のワイン造りに疑問を持ち、ローヌの異才「アラン・グライヨ」、ボルドーの白ワイン造りに革命を起こした「ドゥニ・デュブルデュー教授」、ブルゴーニュの神様「アンリ・ジャイエ」といった、世界的名手に指導を仰ぎました。
そして、有機栽培と厳しい剪定、新樽を使った熟成、区画ごとの瓶詰めなど、当時のロワールとしては挑戦的なワイン造りを実践した結果、一躍ロワールのトップ生産者として評されるまでになったのです。

2006年には、英国のワイン評価誌「デキャンタ誌」の『世界の白ワイン・トップ生産者10傑』において、ルフレーヴやコント・ラフォンなど錚々たるメンバーと並び、見事7位にランクイン。
ロワールで唯一選出されるという栄誉を勝ち取りました。
また、『厳正評価 世界のワイン―ワイン・バイヤーズ・ガイド』では「明らかにこのアペラシオンにおける最良の生産者である。」と評価され、白ワイン造りの権威であるボルドー大教授、ドゥニ・デュブルデュー氏からも「我々の世代の最も偉大なワインメーカー」と称賛されてきました。

しかし、2008年ディディエ・ダグノー氏は飛行機事故により、52歳という若さで急逝。
彼の後を継いだのが息子のルイ・ベンジャミン・ダグノー氏です。
ダグノーの名にふさわしい、飲むものに深い感銘を与えるワインを生み出し、ワインアドヴォケイトを始め各誌の評価において、ときに父を超える程の高い評価を獲得。
彼の類い稀なる才能はワイン界に驚きをもって迎えられ、徹底した管理が行われているということ、そして受け継がれた畑の高いポテンシャルを改めて世に示した形となりました。

1993年よりビオディナミを採用。
畑の区画によっては馬で耕作を行い、可能な限り機械は使用しません。
また、同じ規模のワイナリーと比べると倍の人員を雇い、丁寧に畑の管理を行っています。
ブドウは健全に完熟するまで辛抱強く待ち、手摘みで収穫。
100%除梗しゆっくりと圧搾した後、3~5度に果汁を冷やしてから樽発酵を行います。
熟成はステンレスと木樽を使用、しかも大きさと形状の違う2種類の樽を使い分け、澱に触れる面積の違いによって、味わいを調整。
これらを絶妙にアッサンブラージュしていきます。

こちらの“ブラン・フュメ・ド・プイィ”、かつては“プイィ・フュメ・アン・シャイユー”とよばれていたキュヴェ。
名前の変わった今では、プイィ・フュメ・アン・シャイユーを造っていた畑の一部と、新たに植樹した新しい畑のブドウを使い造られています。

ラベルデザインの楽譜は、ダグノー氏の友人である作曲家、クリスティーヌ・フランソワ氏の手によるもの。
一段目は、シャンソン歌手のジョルジュ・ブラサンスの“Mauvaise reputation”(=悪い噂)という有名な歌の一節で、続く二段目から四段目までは、“Mauvaise reputation”をモチーフとしたクリスティーヌ氏の個人的な解釈が書かれています。
実際に演奏してみると、調が違ったり、綺麗な和音が成立しなかったりとかなり独特なメロディーとなるようで、芸術家肌のダグノー氏らしいエチケットといえるでしょう。

黄色い花や白コショウ、石灰、ミネラルのニュアンス。
このワインに独特な蜜のあるリンゴやライチのような甘やかな香りに、フレッシュなライムやレモンのような、爽やかな酸味を伴う果実味も感じられます。
また、セルフィーユなどのフレッシュなハーブのニュアンスが、複雑な果実味と酸味とのバランスをうまく纏め上げてるような印象。
太陽を燦々と浴びた果実のような溌剌とした力強さを感じさせる逸品です。

飲み頃:2012~2018年
評価:ワインアドヴォケイト誌(パーカーポイント)にて91-92点を獲得
エノテカ・オンランより)




ディディエ・ダグノー Didier Dagueneau

 ディディエ・ダグノーはプイィ・フュメでも最も有名な生産者の1人です。ドメーヌはサン・タンドランという場所に拠を置き11haほどの畑を所有しています。

 プイィ・フュメのトップワイナリーであり、ロワール最上の生産者の一人にも数えられるディディエ・ダグノー氏が急逝したのは2008年9月。父が残した大いなる遺産を受け継ぎ、ゆるがぬ品質のワインを現在も造り続けているのは子息のルイ・ベンジャミン・ダグノー氏。父が残した遺産である畑、葡萄、醸造所、設備、スタッフ、そして何よりワイン造りにかける情熱をしっかりと継承し、ダグノーの名前に相応しい存在感のあるワインを生み出しています。

 ディディエ・ダグノーはこの地方で一般的とされる栽培や醸造を行っていません。化学的な物質を排した栽培でとことん完熟した健全な葡萄を造り、50人もの収穫人による手摘みでの丁寧な収穫・選果を行います(この地方では90%以上の生産者が機械による収穫を行っています)。醸造は伝統的なものを採用しており、状況に応じて補糖やSO2の添加も適宜行います。発酵は樽の中で行いますが、マロラクティック発酵は行いません。

Didier Dagueneau BLANC FUME DE POUILLY
ドメーヌ・ディディエ・ダグノー
ブラン・フュメ・ド・プイィ 750ml (ワイン)

 ブラン・フュメ・ド・プイィという呼び名はかつてこの地方で使われていた伝統的なもので、現在のプイィ・フュメとなったものです。印象的な楽譜をエチケットに採用しているダグノーのブラン・フュメ・ド・プイィはもともと「アン・シャイユー」と呼ばれていたキュヴェですが、今後この名前でリリースすることはないようです。
 エチケットにあしらわれている楽譜は彼の友人である作曲家の手によるものでシャンソン歌手のジョルジュ・ブラサンスのために作った"Mauvaise reputation"=悪い噂と名付けられた曲です。この楽譜を素直に演奏しようとすると調が違ったり、綺麗な和音が成立しなかったりとかなり前衛的なメロディーとなるようです。このあたりも芸術家肌のダグノー氏らしいセレクトと言えます。
 発酵は樽にて行われ、半分をステンレスタンク、もう半分を樽にて熟成させます。味わいはソーヴィニヨン・ブランの厚みを感じさせる力強いもので、優しい果実や華やかな香りのニュアンスに爽快感のあるミネラルの厚みが加わります。

●生産地:フランス/ロワール
●葡萄品種:ソーヴィニヨンブラン
ESAKI HONTENより)




ブラン・フュメ・ド・プイィ/ディディエ・ダギュノー

ディディエダグノー氏は1956年プイィ・フュメ地区サン・アンドラン生まれ
ワイン生産者の家に生まれ父との折り合いが悪く家を出てワインと無縁の生活をつづけていたが、独学でワイン作りを学び1985年にワイナリーを立ち上げた。
醸造をボルドー大のドゥニ・ドゥブリルデュー教授に、作りの哲学をアンリ・ジャイエに学んだと言われ独自の手法を加え、有機栽培と厳しい剪定、新樽を使った熟成、区画ごとの瓶詰めなどの挑戦的なワイン造りに取り組んだ。
(栽培はビオロジックだが作りは培養酵母)

シレックス(火打石)土壌からくる高貴なミネラル感と純粋な果実味を持ちプイィフュメの、ソーヴィニヨン・ブランの概念を超える長期熟成型のワインが誕生することとなった。

ブラン・フュメ・ド・プイィは、かつてこの地方で使われていた伝統的な名。
楽譜をエチケットに採用しているダグノーのブランフュメ・ド・ピュイィは「アン・シャイユー」と呼ばれていたキュヴェ。

エチケットの楽譜は作曲家の友人によるものでシャンソン歌手のジョルジュ・ブラサンスのために作った『Mauvaise reputation=悪い噂』と名付けられた曲です。

発酵は樽にて行われ、半分をステンレスタンク、もう半分を樽にて熟成させます。
力強さと果実の華やかな香りのバランスが秀逸。

白・辛口 品種:ソービニョンブラン100% 750ml

※2008年9月に急逝されたため2007年は遺作となります。
2009年以降は栽培、醸造ともに長男ルイ・バンジャマンがワイン造りを継承している。
リカーショップYOSHIDAより)




ワイン会にて


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