Chateau Destieux 1999
シャトー・デステュー・[1999]年・AOCサンテミリオン・グラン・クリュ・特級・(ドーリヤック家)(2006年 グラン・クリュ・クラッセに昇格(2009年5月認定))
Chateau Destieux [1999] AOC Saint Emilion Grand Cru (MM. Dauriac)
ボルドー サンテミリオン・グラン・クリュ特級 フルボディ辛口赤ワイン愛好家大注目!飲み頃!13年熟成バックヴィンテージ!ロバート・パーカー氏が4つ星生産者に挙げ「ワインの大きさと筋肉質であることが偉大の定義であれば、デステューはその最高位に近いワインである。」と大注目!フルボディコメントさせた、大人気辛口フルボディ赤ワイン!ル・クラスマン(現レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス)に「肉厚で包み込むような典型的な“丘ワイン”」と絶賛!この1999年に8/10の高評価!獲得!左岸ファンにも人気のサンテミリオン・特級!10年以上を経てようやく飲み頃!最高の状態のサンテミリオンの特級が限定少量入荷!
シャトー デステュー [1999]年 AOCサンテミリオン グラン・クリュ 特級 (ドーリヤック家)(2006年 グラン・クリュ・クラッセに昇格(2009年5月認定))
ロバート・パーカー氏が「力強く、芳醇さと噛み応えのあるたくましく、フルボディのワイン」と激賞!
厳しい評価のル・クラスマン誌も「典型的な丘ものワイン」と絶賛し、この1999年に8/10点の高評価!
シャトー・デステューの飲み頃13年熟成バックヴィンテージ!
▼ 厳しい評価で知られるル・クラスマンは
「シャトーデスティユーは、現在成長中のクリュでいずれ格付けに値するようになるはず。肉厚で包み込むような典型的な“丘もの”ワインで、純粋さと収穫期のブドウの長所がよく表されている。デスティユーは冬の料理である赤身の肉やジビエに合わせると本領を発揮」1つ星★
▼ 又、ロバート・パーカー氏はシャトー・デステューについて
「デステューでつくられるワインは、格別に魅力的でプラムのようで肉づきが良く、頑強な舌触りで良好な凝縮感とたっぷりとしたアルコールがある。
最近の一連の成功の陰には、所有者であるドーリアック氏と彼の有能なコンサルタントであるエノロジストのミシェル・ロランの働きがある。
デステューのワインは、このアペラシオンで最も色に深みがあり、最も力強く、濃厚なものの1つである。ワインの大きさと筋肉質であることが偉大の定義であれば、デステューはその最高位に近いワインである。」ロバート・パーカー氏(ボルドー第4版)
▼ ロバート・パーカー氏はこの1999年のデステューについて
「典型的にタニックで濃厚な、噛みごたえがある。果実味たっぷりで大きさとボディがある。この1999年は2004年~2015の間は最良の状態で楽しめるはずである。」と大注目!!
ボルドー サンテミリオン・グラン・クリュ特級 フルボディ辛口赤ワイン愛好家大注目!飲み頃!13年熟成バックヴィンテージ!ロバート・パーカー氏が4つ星生産者に挙げ「ワインの大きさと筋肉質であることが偉大の定義であれば、デステューはその最高位に近いワインである。」と大注目!フルボディコメントさせた、大人気辛口フルボディ赤ワイン!ル・クラスマン(現レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス)に「肉厚で包み込むような典型的な“丘ワイン”」と絶賛!この1999年に8/10の高評価!獲得!左岸ファンにも人気のサンテミリオン・特級!10年以上を経てようやく飲み頃!最高の状態のサンテミリオンの特級が限定少量入荷!
(うきうきワインの玉手箱より)
シャトー・デステュー
Chateau Destieux
Saint Emilion Grand Cru Classe
AOC サン・テミリオン
畑 面 積 8.0ha
年間生産量 3万本
オーナー GFAデステュー、ドーリアック家 Dauriac
作付割合 メルロー66% カベフラ17% カベソー17%
平均樹齢 45年
植栽密度 5,000本/ha
収 量 33hl/ha
発酵・マセレーション 30℃~32℃、10日間のマセレーション、
8つの木製槽、ピジャージュは足。
新 樽 率 90%~100%、樽内マロラクティック醗酵。
樽 熟 成 18ケ月~20ケ月。
コラージュ しない。
濾 過 しない。
飲み頃が続く期間/ 収穫後5年~15年
評 価 ボルドー第4版より 重要なヴィンテージ
1996年 PP86
暗いルビー/紫色をした1996年は、甘いブラックベリーとチェリーの果実を見せる、ミディアムボディのワイン。タンニンは攻撃的で、食欲をそそる個性がある。10年強は持つ筈である。最終試飲2001年3月
予想される飲み頃 現在から2012年
1997年 PP86
土っぽい、筋肉質で、攻撃的なスタイルのサン・テミリオン。暗いルビー色をした1997年のデステューには、見事な深み、野暮ったいタンニン、たくましい個性がある。フィネスを上回る力強さを見せていて、多分5年から6年は美味しく飲めるだろう。最終試飲2002年1月
予想される飲み頃 2008年まで
1998年 PP87
濃いルビー/紫色をした、土っぽい、牛肉のような、甘草、ブラックベリー、プラム、微妙な森の下生えを思わせるアロマがある。力強く、ほどほどにタニックで、芳醇さと噛みごたえのある、たくましい、フルボディのワイン。セラーで寝かせる必要がある。最終試飲2002年3月
予想される飲み頃 現在から2015年
1999年 PP87
典型的にタニックで、濃厚な、噛みごたえがある。魅力はないが、果実味はたっぷりで、大きさとボディがあるワイン。この1999年は、2004年~2015年の間は最良の状態を楽しめるはずである。最終試飲2002年3月
予想される飲み頃 現在から2015年
2000年 PP89+
2000年は、2001年同様私が試飲した事のあるこのシャトーの作品の中で、最上のものの1つと言える。インクのような紫色をした2000年は、大量の森の下生え、トリュフ、ブラックベリー、カシスの特徴を誇っていて、タンニンは強いが、中間部は甘く、かつ、過去のヴィンテージよりも深みがある。このヴィンテージの掘り出し物だ。最終試飲2003年1月
予想される飲み頃 現在から2018年
2001年 PP90
当主クリスティアン・ドーリアックがこのシャトーで造った最上のワインの1つ(2003年は、より良好であるが)。デステューは通常、野暮ったい、エンジン全開の、筋肉質で、構造が感じられるワインだが、2001年は、力強さ、フィネス、そして魅力が一体となっている。素晴らしく甘い、純粋な果実味を感じさせ、酸、タンニン、樽香がよく融合している。その結果、傑出した作品となっており、濃い紫色で、溶けた甘草、ブラックカラント、ブルーベリー、お香、スパイシーな樽香を思わせる大柄な甘いノーズがある。濃厚で、ミディアムボディの、舌触りが層をなすこのワインは、たぶん向こう2年から3年は美味しい状態で飲めるだろう。さらに、あと10年から14年は、見事に熟成するはずだ。ブラヴー!
予想される飲み頃 現在から2019年
2002年 PP88~90
当主のクリスティアン・ドーリアックが生産した最上のワインの1つだ。縁いっぱいまで濃い紫色をしており、力強さや濃厚さはたっぷり。大柄でフルボディの、殆ど野暮ったいスタイルをしており、凝縮感のある、土っぽい性格には大量のカシスやブラックチェリーの果実味も感じられる。3年から4年はセラーで寝かせる必要がある筈だが、多分向こう10年は美味しく飲めるだろう。
予想される飲み頃 現在から2013年
2003年 PP90~92
2003年のデステューは、否定しようのないこのヴィンテージの掘り出し物。私は3度試飲したが、当主クリスティアン・ドーリアックがこれまでこのシャトーで造った中で、最上の作品だ。純粋な粘土と石灰岩の畑に植えられていて、暑い、雨の少ない夏からもそれほど影響を受けなかった部類に入る。2003年のデステューは、異例な、力強さと芳醇さを持っていて、タンニンは都会的。色は濃い紫色で、アロマは甘草が溶け込んだブラックベリーとカシスの果実味を感じさせる。偉大な純粋さと幅があり、力強く、中間部とフィニッシュに広がりがある。途方もなく強烈で、賞賛に値するバランスがあり、明確で45秒続くフィニッシュを伴う。酸は弱く、タンニンは熟しており、アルコールは通常よりも高い。この大柄な2003年には、率直な魅力がたっぷりある。
予想される飲み頃 現在から2016年
2004年 PP89、2005年 PP93
2006年 PP90 ワインアドヴォケイト♯181 Feb 2009
予想される飲み頃 現在から2026年
2007年 PP88~90、2008年 PP90
デステューは、サン・テイポリットの近郊の村にあって、粘土と石灰質の土壌の、サン・テミリオンでもとりわけ焼け付くような暑さの微気候にある。デステューで造られるワインは格別に魅力的で、プラムのようで、肉付きが良く、頑強な舌触りで、良好な凝縮感と、たっぷりとしたアルコールがある。
最近の一連の成功の陰には、所有者であるドーリアック氏と、彼の有能なコンサルタントであるエノロジストのミシェル・ロランの働きがある。デステューのワインは、このアペラシオンで最も色に深みがあり、最も力強く、濃厚なものの1つである。ワインの大きさと筋肉質であることが偉大な定義であれば、デステューはその最高位に近いワインである。
一般的な評価
デステューはがっしり、ずんぐりとした、野暮ったいサン・テミリオンだが、近年になってとてもよくなった。細心のヴィンテージでは厳格さやタニックさと言った特徴も軽減されている。最近のワインが以前よりリッチなのは間違いないのだが、タンニンが、前よりも融合してきたとはいえ、未だに不安要素として残る。事実、数少ない「よくなった」デステューの出来を見ると、その熟成能力を判断するのは難しいことが分かる。しかし、最近のものには充実感があり、力強く、タニックな、昔のサン・テミリオンのスタイルのワインを、ほど良い価格で手に入れたい人には、デステューが良いだろう。
1971年、現所有者クリスチャン・ドーリアックの母が取得したシャトーです。 サン・テミリオンのシャトー・モンリス~Chateau Montlisse(サン・テミリオン・グラン・クリュ)を1984年取得、ポムロールのシャトー・ラ・クレマンス~Chateau La Clemenceを1996年取得しています。
兄弟シャトー。
シャトー・ラ・クレマンス
シャトー・モンリス。
2006年格付け変更により昇格され、2010年に認められました。
(ろくでなしチャンのブログより)
うきうきワインの玉手箱より購入。4980円。
2012年8月4日抜栓。コルクにはChateau名、Vintageが刻印されています。液漏れなし。コルクに染みもありません。グラスはリーデルのボルドータイプを使用。色は、比較的濃い目のガーネット。さすが13年の年月を感じさせる色合いです。エッジはちょっとばかり薄い色合いでした。香りはプラム、黒インクの香り。バニラの香りもします。スワリングで土の香りが混ざってきます。パンの香り、やや温度が上がりココアの香り。なかなか複雑でいい香りです。娘さんは「ミモレットチーズの匂い」と言っていました。時間がたってからもう一回香りを見てもらったら「カレーの匂い」と言っています。ママちゃんは、確かにミモレットだ!と言っていました。なるほど~、そういう香り確かにありますわ。カレーは、グラスに注いでからしばらくした後のスモーキーというか、カラメルっぽくなった感じを表現しているんだと思います。口に含むと、おぉ、なかなかしっかりとしたタンニンが感じられますが、これがまた程良く溶け込んでいますね。酸味がちょっとしたアクセントになっています。熟した甘味が舌の上に感じられて、アフタにちょっとミネラルが表れてきます。これ、きっといま飲み頃。濃ゆい感じのワインですが、甘さ・酸味・タンニンのバランスが結構いいと思います。ちょっと雑然としたところも感じますが、メルローの甘さか、心地よい甘みがいいです。バターつけた焼きトーストとのマリアージュがとても良いワインです。
シャトー・デステュー・[1999]年・AOCサンテミリオン・グラン・クリュ・特級・(ドーリヤック家)(2006年 グラン・クリュ・クラッセに昇格(2009年5月認定))
Chateau Destieux [1999] AOC Saint Emilion Grand Cru (MM. Dauriac)
ボルドー サンテミリオン・グラン・クリュ特級 フルボディ辛口赤ワイン愛好家大注目!飲み頃!13年熟成バックヴィンテージ!ロバート・パーカー氏が4つ星生産者に挙げ「ワインの大きさと筋肉質であることが偉大の定義であれば、デステューはその最高位に近いワインである。」と大注目!フルボディコメントさせた、大人気辛口フルボディ赤ワイン!ル・クラスマン(現レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス)に「肉厚で包み込むような典型的な“丘ワイン”」と絶賛!この1999年に8/10の高評価!獲得!左岸ファンにも人気のサンテミリオン・特級!10年以上を経てようやく飲み頃!最高の状態のサンテミリオンの特級が限定少量入荷!
シャトー デステュー [1999]年 AOCサンテミリオン グラン・クリュ 特級 (ドーリヤック家)(2006年 グラン・クリュ・クラッセに昇格(2009年5月認定))
ロバート・パーカー氏が「力強く、芳醇さと噛み応えのあるたくましく、フルボディのワイン」と激賞!
厳しい評価のル・クラスマン誌も「典型的な丘ものワイン」と絶賛し、この1999年に8/10点の高評価!
シャトー・デステューの飲み頃13年熟成バックヴィンテージ!
▼ 厳しい評価で知られるル・クラスマンは
「シャトーデスティユーは、現在成長中のクリュでいずれ格付けに値するようになるはず。肉厚で包み込むような典型的な“丘もの”ワインで、純粋さと収穫期のブドウの長所がよく表されている。デスティユーは冬の料理である赤身の肉やジビエに合わせると本領を発揮」1つ星★
▼ 又、ロバート・パーカー氏はシャトー・デステューについて
「デステューでつくられるワインは、格別に魅力的でプラムのようで肉づきが良く、頑強な舌触りで良好な凝縮感とたっぷりとしたアルコールがある。
最近の一連の成功の陰には、所有者であるドーリアック氏と彼の有能なコンサルタントであるエノロジストのミシェル・ロランの働きがある。
デステューのワインは、このアペラシオンで最も色に深みがあり、最も力強く、濃厚なものの1つである。ワインの大きさと筋肉質であることが偉大の定義であれば、デステューはその最高位に近いワインである。」ロバート・パーカー氏(ボルドー第4版)
▼ ロバート・パーカー氏はこの1999年のデステューについて
「典型的にタニックで濃厚な、噛みごたえがある。果実味たっぷりで大きさとボディがある。この1999年は2004年~2015の間は最良の状態で楽しめるはずである。」と大注目!!
ボルドー サンテミリオン・グラン・クリュ特級 フルボディ辛口赤ワイン愛好家大注目!飲み頃!13年熟成バックヴィンテージ!ロバート・パーカー氏が4つ星生産者に挙げ「ワインの大きさと筋肉質であることが偉大の定義であれば、デステューはその最高位に近いワインである。」と大注目!フルボディコメントさせた、大人気辛口フルボディ赤ワイン!ル・クラスマン(現レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス)に「肉厚で包み込むような典型的な“丘ワイン”」と絶賛!この1999年に8/10の高評価!獲得!左岸ファンにも人気のサンテミリオン・特級!10年以上を経てようやく飲み頃!最高の状態のサンテミリオンの特級が限定少量入荷!
(うきうきワインの玉手箱より)
シャトー・デステュー
Chateau Destieux
Saint Emilion Grand Cru Classe
AOC サン・テミリオン
畑 面 積 8.0ha
年間生産量 3万本
オーナー GFAデステュー、ドーリアック家 Dauriac
作付割合 メルロー66% カベフラ17% カベソー17%
平均樹齢 45年
植栽密度 5,000本/ha
収 量 33hl/ha
発酵・マセレーション 30℃~32℃、10日間のマセレーション、
8つの木製槽、ピジャージュは足。
新 樽 率 90%~100%、樽内マロラクティック醗酵。
樽 熟 成 18ケ月~20ケ月。
コラージュ しない。
濾 過 しない。
飲み頃が続く期間/ 収穫後5年~15年
評 価 ボルドー第4版より 重要なヴィンテージ
1996年 PP86
暗いルビー/紫色をした1996年は、甘いブラックベリーとチェリーの果実を見せる、ミディアムボディのワイン。タンニンは攻撃的で、食欲をそそる個性がある。10年強は持つ筈である。最終試飲2001年3月
予想される飲み頃 現在から2012年
1997年 PP86
土っぽい、筋肉質で、攻撃的なスタイルのサン・テミリオン。暗いルビー色をした1997年のデステューには、見事な深み、野暮ったいタンニン、たくましい個性がある。フィネスを上回る力強さを見せていて、多分5年から6年は美味しく飲めるだろう。最終試飲2002年1月
予想される飲み頃 2008年まで
1998年 PP87
濃いルビー/紫色をした、土っぽい、牛肉のような、甘草、ブラックベリー、プラム、微妙な森の下生えを思わせるアロマがある。力強く、ほどほどにタニックで、芳醇さと噛みごたえのある、たくましい、フルボディのワイン。セラーで寝かせる必要がある。最終試飲2002年3月
予想される飲み頃 現在から2015年
1999年 PP87
典型的にタニックで、濃厚な、噛みごたえがある。魅力はないが、果実味はたっぷりで、大きさとボディがあるワイン。この1999年は、2004年~2015年の間は最良の状態を楽しめるはずである。最終試飲2002年3月
予想される飲み頃 現在から2015年
2000年 PP89+
2000年は、2001年同様私が試飲した事のあるこのシャトーの作品の中で、最上のものの1つと言える。インクのような紫色をした2000年は、大量の森の下生え、トリュフ、ブラックベリー、カシスの特徴を誇っていて、タンニンは強いが、中間部は甘く、かつ、過去のヴィンテージよりも深みがある。このヴィンテージの掘り出し物だ。最終試飲2003年1月
予想される飲み頃 現在から2018年
2001年 PP90
当主クリスティアン・ドーリアックがこのシャトーで造った最上のワインの1つ(2003年は、より良好であるが)。デステューは通常、野暮ったい、エンジン全開の、筋肉質で、構造が感じられるワインだが、2001年は、力強さ、フィネス、そして魅力が一体となっている。素晴らしく甘い、純粋な果実味を感じさせ、酸、タンニン、樽香がよく融合している。その結果、傑出した作品となっており、濃い紫色で、溶けた甘草、ブラックカラント、ブルーベリー、お香、スパイシーな樽香を思わせる大柄な甘いノーズがある。濃厚で、ミディアムボディの、舌触りが層をなすこのワインは、たぶん向こう2年から3年は美味しい状態で飲めるだろう。さらに、あと10年から14年は、見事に熟成するはずだ。ブラヴー!
予想される飲み頃 現在から2019年
2002年 PP88~90
当主のクリスティアン・ドーリアックが生産した最上のワインの1つだ。縁いっぱいまで濃い紫色をしており、力強さや濃厚さはたっぷり。大柄でフルボディの、殆ど野暮ったいスタイルをしており、凝縮感のある、土っぽい性格には大量のカシスやブラックチェリーの果実味も感じられる。3年から4年はセラーで寝かせる必要がある筈だが、多分向こう10年は美味しく飲めるだろう。
予想される飲み頃 現在から2013年
2003年 PP90~92
2003年のデステューは、否定しようのないこのヴィンテージの掘り出し物。私は3度試飲したが、当主クリスティアン・ドーリアックがこれまでこのシャトーで造った中で、最上の作品だ。純粋な粘土と石灰岩の畑に植えられていて、暑い、雨の少ない夏からもそれほど影響を受けなかった部類に入る。2003年のデステューは、異例な、力強さと芳醇さを持っていて、タンニンは都会的。色は濃い紫色で、アロマは甘草が溶け込んだブラックベリーとカシスの果実味を感じさせる。偉大な純粋さと幅があり、力強く、中間部とフィニッシュに広がりがある。途方もなく強烈で、賞賛に値するバランスがあり、明確で45秒続くフィニッシュを伴う。酸は弱く、タンニンは熟しており、アルコールは通常よりも高い。この大柄な2003年には、率直な魅力がたっぷりある。
予想される飲み頃 現在から2016年
2004年 PP89、2005年 PP93
2006年 PP90 ワインアドヴォケイト♯181 Feb 2009
予想される飲み頃 現在から2026年
2007年 PP88~90、2008年 PP90
デステューは、サン・テイポリットの近郊の村にあって、粘土と石灰質の土壌の、サン・テミリオンでもとりわけ焼け付くような暑さの微気候にある。デステューで造られるワインは格別に魅力的で、プラムのようで、肉付きが良く、頑強な舌触りで、良好な凝縮感と、たっぷりとしたアルコールがある。
最近の一連の成功の陰には、所有者であるドーリアック氏と、彼の有能なコンサルタントであるエノロジストのミシェル・ロランの働きがある。デステューのワインは、このアペラシオンで最も色に深みがあり、最も力強く、濃厚なものの1つである。ワインの大きさと筋肉質であることが偉大な定義であれば、デステューはその最高位に近いワインである。
一般的な評価
デステューはがっしり、ずんぐりとした、野暮ったいサン・テミリオンだが、近年になってとてもよくなった。細心のヴィンテージでは厳格さやタニックさと言った特徴も軽減されている。最近のワインが以前よりリッチなのは間違いないのだが、タンニンが、前よりも融合してきたとはいえ、未だに不安要素として残る。事実、数少ない「よくなった」デステューの出来を見ると、その熟成能力を判断するのは難しいことが分かる。しかし、最近のものには充実感があり、力強く、タニックな、昔のサン・テミリオンのスタイルのワインを、ほど良い価格で手に入れたい人には、デステューが良いだろう。
1971年、現所有者クリスチャン・ドーリアックの母が取得したシャトーです。 サン・テミリオンのシャトー・モンリス~Chateau Montlisse(サン・テミリオン・グラン・クリュ)を1984年取得、ポムロールのシャトー・ラ・クレマンス~Chateau La Clemenceを1996年取得しています。
兄弟シャトー。
シャトー・ラ・クレマンス
シャトー・モンリス。
2006年格付け変更により昇格され、2010年に認められました。
(ろくでなしチャンのブログより)
うきうきワインの玉手箱より購入。4980円。
2012年8月4日抜栓。コルクにはChateau名、Vintageが刻印されています。液漏れなし。コルクに染みもありません。グラスはリーデルのボルドータイプを使用。色は、比較的濃い目のガーネット。さすが13年の年月を感じさせる色合いです。エッジはちょっとばかり薄い色合いでした。香りはプラム、黒インクの香り。バニラの香りもします。スワリングで土の香りが混ざってきます。パンの香り、やや温度が上がりココアの香り。なかなか複雑でいい香りです。娘さんは「ミモレットチーズの匂い」と言っていました。時間がたってからもう一回香りを見てもらったら「カレーの匂い」と言っています。ママちゃんは、確かにミモレットだ!と言っていました。なるほど~、そういう香り確かにありますわ。カレーは、グラスに注いでからしばらくした後のスモーキーというか、カラメルっぽくなった感じを表現しているんだと思います。口に含むと、おぉ、なかなかしっかりとしたタンニンが感じられますが、これがまた程良く溶け込んでいますね。酸味がちょっとしたアクセントになっています。熟した甘味が舌の上に感じられて、アフタにちょっとミネラルが表れてきます。これ、きっといま飲み頃。濃ゆい感じのワインですが、甘さ・酸味・タンニンのバランスが結構いいと思います。ちょっと雑然としたところも感じますが、メルローの甘さか、心地よい甘みがいいです。バターつけた焼きトーストとのマリアージュがとても良いワインです。