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Mazoyeres Chambertin Grand Cru Camus Peres Fils 1999

2009-11-12 06:40:02 | フランス・ブルゴーニュ
Mazoyeres Chambertin Grand Cru Camus Peres Fils 1999
Mazoyeres Chambertin Grand Cru Camus Peres Fils 1999

マゾワイエール・シャンベルタン・グラン・クリュ・特級・蔵出し・ドメーヌ・カミュ・ペール・エ・フィス元詰
Mazoyeres-Chambertin Grand Cru Domaine CAMUS Pere & Fils

ブルゴーニュ赤ワイン愛好家注目!ワイナート誌「シャンベルタン」特集でも注目!クラシック・ブルゴーニュの本流」!ドメーヌ・カミュの蔵出しバックヴィンテージ!!しかもバックヴィンテージ!シャルム・シャンベルタンの最大の所有者であり(パーカー氏の評価が低かったため一時期苦労された時もありましたが)、近年は評価も見直され、新世代の生産者を中心にユベール・カミュ爺のヴィニュロンとしての在り方とその素晴らしいワインについて深く尊敬され、再認識されています。翁が大切に貯蔵してきた蔵出しのバックヴィンテージがインポーターさんとの協賛!びっくりプライスで少量入荷!
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マゾワイエール シャンベルタン グラン クリュ 特級 蔵出し ドメーヌ カミュ ペール エ フィス元詰

ワイナート誌43号にも登場!
「クラシック・ブルゴーニュの本流」!
カミュの蔵出しバックヴィンテージが
インポーターさんとの協賛!
びっくりプライスで少量入荷!

生産量の70%をドメーヌ元詰し、残りはネゴシアンに販売。現在は娘のエディーとの二人三脚でドメーヌを運営している。 何といってもこのドメーヌの最大の魅力は自らのセラーに古酒を多く所有していることです。古典的ブルゴーニュのなめらかながら素朴な質感。健全な熟成によるピノ・ノワールの魅力を感じさせてくれる数少ない蔵ではないでしょうか?

ユベールのワイン造りは至ってシンプル。発酵時の温度調節機の導入はなされたが、基本的には約50年間なにも変わっていない。40年を越える葡萄樹から産まれる健全な葡萄は収穫後100%除梗され、1週間から10日の1次発酵に入る。ルモンタージュとピジャージュを1日1回行い、ユベールお気に入りの1920年製のプレス機でゆっくりプレスされたワインは15~18ヶ月、樽熟成。新樽の比率は平均で25%(グラン・クリュに関しては約50%)。できるかぎりシンプルに。人為的介入を最小限に抑え、1つ1つの作業を丁寧に行うことでブルゴーニュの、シャンベルタンの威厳が生まれると言う。ユベールにとっては何も特別なことはないが今のブルゴーニュにおいては稀有な存在かもしれない。

【歴史】
この一家はジュヴレ・シャンベルタン村に二世紀前から居を構え、この地方で採れる採種・油菜・胡桃などの製油工場を所有し、製油業を営んでいました。1850年ごろからぶどう栽培を始め成功したことで製油業からは撤退、今日では所有する畑は18ヘクタールまでになり、うち2/3はシャンベルタンなどのグラン・クリュを所有しています。当初、ワインは大量に樽で売買されていましたが、1920-1925頃には一部瓶詰めを開始、1960年には瓶詰めされて市場に売り出されるようになりました。造るワインはすべて赤ワインです。

このドメーヌ・カミュはとても小さな家族経営のドメーヌです。オーナー ユベール・カミュ氏によるワイン造りはとても伝統的な手法を用いて行われます。ぶどうは全て手摘み、房からぶどうの実を摘み、皮や種ごとキューヴ(発酵用桶)に入れられます。発酵は18日間、そして3週間のぶどうの皮に含まれるアロマとタンニンなどを引き出します。近代化の進む中、いまだにカミュ氏は木製のプレス機をつかって果汁を絞っています。オーク樽で14-18ヵ月熟成させ、その後分詰め。黒に金字の豪華なエチケットが特徴です。昔ながらのこだわりをもったワイン造りを行うジュヴレ・シャンベルタンではよく知られた生産者の一人です。

【醸造】
伝統的な手法に基づいたワイン造りを行っています。摘んだぶどうはわずかに軸を残して発酵槽に入れ、皮や種ごと8日間漬け込み。発酵後もそのまま1-2週間置いてからプレス。オーク樽で18~24ヵ月熟成され、瓶詰め。

▼ インポーターさんのコメント
「ワイナート」第43号のシャンベルタン特集で、カミュがあれほど大々的に取り上げられたことを喜ばれたプロの方は多いのではないでしょうか。
昔からこのドメーヌと親交のある私たちも、非常に嬉しく思いました。また、取引のあるブルゴーニュの新世代生産者達にこのことを話したら、みんなとても喜んでいました。
ユベール・カミュは、ヴィニュロンとしての在り方についても、その素晴らしいワインについても、多くの良心的な新世代達から深く尊敬されている「クラシック・ブルゴーニュの本流」であり、今回のことは大きな意味があると思いました。
それを記念して、ユベール・カミュが大切に貯蔵してきた蔵出しバックヴィンテージの大特集を組ませていただきました。

▼ マット クレイマー氏はマゾワイエール シャンベルタンについて
シャルム=シャンベルタンとマゾワイエール=シャンベルタンをいっしょに紹介するのは、ともにぶどう畑を同じくする同じワインだからだ。ただ、地図のうえではいつも両者は区別がつく。マゾワイエールはシャルムの下にあって、モレ=サン・ドニに接する。シャルムはシャンベルタンの真下にあるが法ではどちらもシャルム=シャンベルタンとして売ってもかまわない。
じかにシャンベルタンに接しているぶん、シャルムのほうがすぐれているだろうと考えたくなるけれど、だれもそうは思わないらしい。土地の傾きぐあいをみると、たしかに理由の一端をうかがえる。シャンベルタンとシャルムとを隔てる道をわたると、地面はがくんと落ち込んで、低くなったぶどう畑がはじまる。実際、道路を仰ぐシャルムの畑にはいくつも亀裂が走っていて、切り立った段差からは、両方の畑の大きなちがいを見てとることができる。
細かい話だがぶどう畑をマゾワイエールのほうにだけもっている生産者は知名度の高いシャルムでなしに、マゾワイエールの名を選ぶことができる。わたしの知るなかで、そうするのを常としているのはドメーヌ・カミュだけである。
よくえらばれるのはシャルムの名のほうだ。そしてジュヴレの特級畑すべてのなかで、シャルムがいちばんわかりやすい。熟成はどれよりもはやく、やわらかいうえ、果実味がきわだっている。思うにシャルムはきびしいという表現は似つかわしくないが、だからといってワイン作りが手ぬるいということはまったくない。
正直にいえば、特級のなかでもっとも地味な存在だが、それでも愉しみあふれるワインであることにかわりはない。

ブルゴーニュ赤ワイン愛好家注目!ワイナート誌「シャンベルタン」特集でも注目!クラシック・ブルゴーニュの本流」!ドメーヌ・カミュ!シャルム・シャンベルタンの最大の所有者であり(パーカー氏の評価が低かったため一時期苦労された時もありましたが)、近年は評価も見直され、新世代の生産者を中心にユベール・カミュ爺のヴィニュロンとしての在り方とその素晴らしいワインについて深く尊敬され、再認識されています。翁が大切に貯蔵してきた蔵出しのバックヴィンテージがインポーターさんとの協賛!
うきうきワインの玉手箱より)



葡萄酒蔵ゆはらさんより購入。6300円。
2010年5月22日抜栓。娘さんの発表会があり、家に帰ってきて、娘さんから「お祝いだー、良いワイン開けていいよ」と言われたため抜栓しました。コルクは通常のコルクで液漏れの様子などはありません。そんなに長くないコルクです。グラスはリーデルのブルゴーニュタイプを使用。アルコール度数13度。グラスに注ぐと、ベリー系の香りがすでに溢れでてきます。色はルビー色。比較的薄い色でした。しかし、とても上品な色です。また、結構澱がおおく、この澱がまた細かい澱です。最初グラスに3杯つぎましたが、その後グラスを立てると、それまで寝かせてあったボトルの下底に溜まっていた澱が混ざってしまいました。グラスを斜めにしてエッジを確認すると非常に薄くなっているのがわかりました。脚は結構しっかりした長い脚です。そのままボトルを立てておきました。最初の香りは、杏、ラズベリーの香り。その後なめし皮、腐葉土の香りが出てきました。まだまだ青野菜の香りもほのかに残っています。スワリングにより適度な酸味の香りと、杏、ラズベリーの香りが前面にでてきます。口に含むとそれらのニュアンスの味が口の中に広がります。また適度な酸味がまだまだしっかりと残っています。とても心地よい酸味です。タンニンはもうほとんどなじんでしまっていますが、タンニンそのものはしっかりと根をはってワインの中に存在している、そんなニュアンスでした。なかなかパワフルなワインだと思いました。10年熟成ですが、味わいはとってもしっかりとしていて、ラベルのVintageに偽りなしいったところでしょうか。さすがにチカラ強すぎて、ってニュアンスはありませんが、「おぉ、これ、きっと若いときにはガッシリとしたワインだったんだろうな。」と思わせるものでした。2杯目をグラスに注ぐと流石に澱が混ざりグラスが濁ってしまいましたが、それでもさほど舌触りも変わらず美味しくいただけましたよ。あぁ~、デカンタしておけばよかったな~。