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Bourgogne Domaine Tollot Beaut 2004

2009-11-03 15:11:32 | フランス・ブルゴーニュ
Bourgogne Domaine Tollot Beaut 2004
Bourgogne Domaine Tollot Beaut 2004
「コルトンの丘」の周辺のぶどうで造られるトロ・ボーの赤ワイン


白ワインの銘醸地、南側のコート・ド・ボーヌ地区において唯一赤の特級ワインを生み出すのがアロース・コルトン村。村の山側に気高くそびえる丘が「コルトンの丘」と呼ばれ、ブルゴーニュを訪れる世界中のワインファンを魅了します。

この丘で赤ワインを造れば赤の特級コルトンになり、白ワインが特級コルトン・シャルルマーニュになります。どちらもミネラルをたっぷりと含んで長期熟成の代表のようなワインに仕上がりますが、やはりシャルルマーニュ大帝の名を持つ白の方が有名。シャルルマーニュ大帝が愛飲したのは白ワインでしたが、大帝にヒゲがなければこの赤ワインも喜んで飲んだに違いありませんね。

コルトンらしさを手頃な価格で味わえるということで高い人気を集めるのがトロ・ボー。コルトン・シャルルマーニュの銘手としても有名な造り手ですね。

トロ・ボーはコルトンの丘周辺のぶどうを主体にブルゴーニュ・ルージュを仕上げますから、キリッと引き締まったミネラルが心地よい、透明感のあるピノ・ノワールをご堪能いただけますよ。
(ワインショップ イーエックスより)



トロ・ボー 
TOLLOT-BEAUT

レベルの高いワインを送り出し続けている偉大な生産者で、ショレ・レ・ボーヌの傑出した造り手です。
ショレの村を中心におよそ20ヘクタールの畑を所有しています。ブルゴーニュに於ける家族経営のドメーヌとしては規模の大きい方といえます。また現在でもショレやサヴィニー、アロース等に区画を購入しています。
名のあるドメーヌのワインでも特級、1級クラスには感銘できるが、下のクラスはもうひとつ、といったことがよくありますが、このトロ=ボーに限ってはそんな心配は全く無用です。華やかな香りとしっかりした味わいが手頃に楽しめるカリテ・プリなドメーヌです。

トロ・ボー
ブルゴーニュ・ルージュ [2004]
産 地 ブルゴーニュ
品 種 ピノ・ノワール
容 量 750ml
タイプ 赤
柔らかなヴァニラ香が伴う黒スグリ、ほのかなブラックラズベリーの香りが感じられます。口に含むと、果実味と酸味が融合し、ボディに膨らみが現れ、甘酸っぱい野生プラムとブラックラズベリーの味わいが感じられます。
ヒラオカより)


トロ・ボー


1世紀近くにわたってレベルの高いワインを送り出し続けている偉大な生産者
ショレの村を中心におよそ20ヘクタールの畑を所有しているが、ブルゴーニュに於ける家族経営のドメーヌとしては規模の大きい方といえ、また現在でもショレやサヴィニー、アロース等に区画を購入している。特級はシャルルマーニュを含むコルトンに1.5ヘクタール、1級は7ヘクタール弱で後は村名とACブルゴーニュクラスの畑なのだが、いいかえるとトロ=ボーの名声はこのクラスで培っているともいえる。ショレ、サヴィニーの区画――最近植え替えた2、3区画を除いて――は’50年代、’60年代の植え付けがほとんどで、樹齢は安定している。収量は低く抑え、つくりは伝統的で、赤は開放の発酵槽を使用している。新樽に関しては慎重で、赤の特級、1級で3分の1、シャルルマーニュに4分の1、その他の白にはほんの少々といった具合。
名のあるドメーヌのワインでも特級、1級クラスには感銘できるが、下のクラスはもうひとつ、といったことがよくあるが、このトロ=ボーに限ってはそんな心配は全く無用。
華やかな香りとしっかりした味わいが手頃に楽しめるカリテ・プリなドメーヌである。
ウメムラより)


 ショレィ・レ・ボーヌに多くの畑を持つトロ・ボー は、このショレィ村の名でトップ3に入るほど偉大で、19世紀から続く伝統的で由緒正しい家族経営のドメーヌです。また、日本はトロ・ボーの輸出国の第4位。日本にも広く紹介されているドメーヌなのです。

ドメーヌのオーナーは、ナタリー・トロ女史。男性のワインメーカーが多い中で紅一点の注目株です。とても明るく気さくな人柄ですが、ワインの話をするときは真剣。女性ならではの感性で、よりトロ・ボーをブラッシュアップしていくことでしょう。今もこのドメーヌの動向に注目ですね。

トロ・ボーのボトルは一度見たら忘れられないくい特徴的な、ぽってりと重量感のあるシルエットが強いインパクトを与えます。このボトルはラベルを貼りやすくするための工夫として胴が太めになっており、また、コルクとの密着性を高めるために逆に首部分はきゅっと細くなっています。これは熟成させることを前提としてワイン造りを行っているトロ・ボーならではの工夫です。

ワインは最近では従来からの持ち味であるナチュラル感やエレガンスに加え、かなりの凝縮感とパワーを併せ持つようになり、俄然注目を集めています。実際に年々ワインの骨格がしっかりとしてきていて、ワインの方向性が変わってきていることをしっかりと確認することができます。

ドメーヌが所有する畑からではなく、買い付けた葡萄からA.C.(格付けなし)ワインを生産するドメーヌもあるなか、トロ・ボーではドメーヌ所有の畑の葡萄を用い、手を掛けてブルゴーニュ・ルージュを生産しています。しかもこのブルゴーニュ・ルージュ、A.C.(格付けなし)ブルゴーニュに良い意味でそぐわない、風格のある出来栄え。骨太なタンニンによるしっかりとしたストラクチャーを持ち、強めの酸味が肉付きの良い全体を引き締めています。

ショレィのワインはフルーティーな風味を損なわないよう、早いうちに飲むものが多いのですが、トロ・ボーはこのブルゴーニュルージュにもなんと7年間の熟成期間を要求しています。このことからもクラスを超えたクオリティの高さが伺え、通にうけるお買い得ワインとして人気があるのも納得できます。エレガンスとパワー、さらに熟成のポテンシャルを備えたハイパフォーマンスなA.C.ブルゴーニュを堪能してください。
エノテカオンラインより)



ワインショップ ヒラオカさんよりオークションで落札。2480円。
2009年12月23日抜栓。コルクにはTollot Beautと2004年、Bourgogneの刻印がありました。コルク長は50mm。抜栓直後はさほど香りを感じませんでした。リーデルのブルゴーニュタイプのグラスに注ぎました。色はルビーですが、決して薄すぎることはなく、非常に上品な色でした。すごく透明。脚もしっかりと認められました。最初の香りは、アプリコット。その後、ラズベリー、チョコレート、ストロベリー、すみれの香りがしてきます。徐々にスモークの香りも感じました。スワリングによってフレッシュな香りが立ち込めてきます。一口目は、ややスモーキーな感じもしますが、最初のインプレッションは本当にチョコのような甘さ。その後、フランボワーズ、ラズベリー、ストロベリーの味がします。最後に苦味を感じますが、その後ののどごしは非常に爽やかで飲みやすい。適度な酸味も感じます。タンニンはそんなに強くはありませんが、アクセントとしての渋みはとても心地よく感じます。この苦味が雑味、ACブルなんでしょうね。ブルゴーニュとして非常に飲みやすいが、それなりに個性も感じます。とっても勉強になります。だんだん時間が立ってくるとグラスからしっかりと果実香が漂ってきます。気持ちが非常に和みます。ビエダングロアともとっても良く合いました。アルコール感はさほど強くないのでスイスイいけちゃいますが、しっかりとブルゴーニュを感じることができます。