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DELLes Forts De Latour 1975

2007-11-23 14:36:04 | フランス・ボルドー

Les Forts De Latour 1975



Chateau LatourのSecond Wineです。


ワインはラトゥールと全く同じ製法で造られますが、プティ・バタイエ、コンテス・ドゥ・ラランド、そしてレ・フォール・ド・ラトゥールの畑のブドウが使われています。これにラトゥール用の畑から獲れたブドウのうちグラン・ヴァンに適さないとみなされたもの(大抵は若い木のブドウ)がブレンドされています。
性格は、ラトゥールそのものと驚くほど似ていて、少し軽めで、早く飲み頃になっている点が違うだけ。ボルドーの有名シャトーで生産されるセカンド・ラベルの中では特に品質が高く、第4級の品質に匹敵するといわれています。?
[ブレンド比率: カベルネ・ソーヴィニヨン70% メルロ30%]?

Special Wine Shop CAVESより)

 ラトゥールのスタッフは常々ラトゥールの「セカンド」ワインなのだから品質的には1855年の格付けニ級と同等であると主張してきた。事実、彼らは、ラトゥールではレ・フォール・ド・ラトゥールのブラインド・テイスティングの際に比較対象として二級シャトーのワインが出されていると主張する。もし、レ・フォール・ド・ラトゥールがとてもよいものにならない場合は、ポイヤック(サード・ワイン)に格下げするかどうかの決断がなされているという。私も、例えば2000年、1996年、1982年のような特定のヴィンテージでは彼らの査定に同意したいのだが、より客観的に見ると、レ・フォール・ド・ラトゥールは四級相当の品質である。もっとも、それでもボルドーで最上の「セカンド・ワイン」であることに変わりないのだが。
 醸造法はラトゥールとまったく同じだが、ブドウはプティ・バタイエ、コンテス・ド・ラランド、そしてレ・フォール・ド・ラトゥールの3ヵ所の畑のものが使われる。また、上記に加えて、ラトゥールのロットでもあまり「グラン・ヴァン」とは言えないとみなされたもの(若木のものが多い)もブレンドされる。レ・フォール・ド・ラトゥールの特徴は、ラトゥールそのものとびっくりするほど似ている。ラトゥールよりは軽く、早く飲み頃になるだけである。ボルドーの有名シャトーで生産される最上のセカンド・ラベル(あるいはマルキ)であることに間違いはない。

? ※注記:シャトーを取り囲む47haの区画は「ランクロ」と呼ばれる。古いブドウの木が植わっていて、必要なときしか植え替えられない。この一画こそ、グラン・ヴァンの最も重要な部分だ。収穫は2つに分けられる。最初の「若い木からの収穫」では、若い木からブドウが摘まれ、通常レ・フォール・ドゥ・ラトゥールか、一般的な「ポイヤック」になる。そして液果が完全に熟すとグラン・ヴァン用に摘まれ、収穫の完了となるのだ。
?レ・フォール・ドゥ・ラトゥールは、次の3つから作られる。
?ランクロの若いブドウの木から
?ランクロのキュヴェの中で、味わってみてグラン・ヴァンに適さないとされたブドウから
?ランクロ外の土地、「コンテス・ドゥ・ラランド」とか「プティ・バタイエ」、「サン=タンヌ」というような、1世紀以上ここに属していた畑から。
 普通レ・フォール・ドゥ・ラトゥールは70%のカベルネ・ソーヴィニョンと30%のメルローで構成され、そのうち3分の1は若い木から、3分の2がランクロの外の木から採れたものだ。これらのブドウの木は1964年に植えられた。だからこれを若い木だけから採ったセカンド・ワインだと考えるのは間違っている。ランクロの外のブドウの木が樹齢を重ねるに従って、レ・フォール・ドゥ・ラトゥールの品質は着実に向上しているのである。
(ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より)


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