(前回の続き)三郷市で露天岩風呂を堪能した後は利根川に沿って東進し銚子市へ移動。車中で仮眠を取り犬吠埼にて朝日を迎えます。
水平線の際には黒く重い雲がでんと腰を下ろしており海岸線から上る半熟黄身色の太陽を見る事は出来ませんでしたが、すすきの穂を照らす陽光に少し季節の移ろいを感じる事が出来ました。
強風の中すっくと立つ白灯台は非常に美しく、1874年完成の日から一世紀以上もの期間風雪に耐えてきたこの建物が煉瓦造りだという事にも驚かされます。
灯台資料展示館を見学。日本でも最大クラスの回転式灯台用レンズが展示されてましたがまるで扇風機のようです。レンズと言っても一枚のガラスでは無く複数のパーツから構成されているんですね。他の灯台と混同しないよう光り方にも個性を持たせているとの事。
ちなみに敷地内はペットもペットボトルも禁止。両方のペットって上手い。愛犬連れてきて吠えさせようとしてはいけません(?)
その後は国道124号&51号線を北上し「ひたちなか市」で人気のパン屋さんを回って「メロンパン対決」を開催します(勝手に)
まずは「パン工房ぐるぐる」の人気メニュー「究極のメロンパン」
究極のメロンパン|パン工房ぐるぐる | 茨城県ひたちなか市・那珂市のパン工房ぐるぐる。
サクサククッキー生地が大きめに奢られはみ出して餃子の羽のようになってます。外はカリッとザラメが塗されて甘め。中に塩バタークリームが少量封入されて甘さと塩気のバランスが最高ですね。ぐるぐるシナモンも美味しい。
㈱大倉商事直売所 ‘メロンパン店’|「ひたちなかの店」e情報サイト
食品加工販売工場の直売所になっており作りたての菓子パン類が手ごろな値段で販売されてます。メロンパンの種類が多くて色々買って食べ比べて見るのも楽しい。外はカリッと中はフワッとのセオリーが忠実に守られており焼き立ての香りが良いですね。
どっちのメロンパンも美味しいので勝負はドローで(日和見主義)
昼食を確保したら「国営ひたち海浜公園」に移動してコキアの紅葉を眺めながらメロンパンをパクつきます。
約3.5haもの広大な“みはらしの丘”一面に、赤いモフモフとしたコキアが紅葉している光景はまるで絵葉書のようです。コスモスを挟んで植生されてるので赤とピンクと緑と彩りが良くていつまで眺めてても飽きません。
売店に「コキアジェラード」ってのが有ったので食べてみましたがコキアは入っておらず。てっきり”とんぶり”が入ってるのかと…まぁそれだとこの値段では出せないか。味もあれか。
さてラーメンの話に
茨城に来たからには「ひたちなか市」を中心に展開するソウルフード「スタミナラーメン」を食べておかなくては!ですね。という事で今回は日立市にあります「麺屋めん吉」で夕飯を頂きます。
普通のスタミナラーメンの他に冷たい?スタミナラーメンを見つけたのでこちらを注文です。
「冷スタミナ」700円
醤油ラーメンに餡掛け野菜が乗るのかと思ってましたらそうではなくスープ全体が餡掛けスープになってます。
てっきり冷製メニューだと思ってたら丼が熱々です(?) 聞いてみたら”冷”というのは麺を一回冷水でしめて固くして出すという意味だとの事。
餡掛けはかなり甘めで様々な風味の野菜類を懐深くまとめます。カボチャが甘~い!
他店では豚レバーが入るらしいですが「麺屋めん吉」では豚バラ肉が入ります。肉量はあんまり多くないかな。
餡かけの味付けは仙台で言うと究極ラーメンの中華系にかかってる餡掛けに似てますね。甘辛と聞いてましたがこちらの餡は辛さは控えめですが、温かいスタミナラーメンの方だとまた違うのかも。
食べごたえ有りますしクセになる味わいでこれは良いですね。外さない美味しさが有りますしそりゃあソウルフードになる訳です。 この餡かけならばクセの強い「豚レバー肉」が入っててもぺろりと頂けそう。今度また茨城に来た時はレバー肉の入るバージョンのスタミナラーメンも食べてみたい。