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僕の読書ノート「クロワッサン特別編集 終活読本」

2022-05-28 11:50:08 | 書評(その他)

両親や家族が亡くなったら何をすればいいのか、ふだんから何を準備しておけばいいのか、そして定年が近づいてきた自分の終活として何をやればいいのか、ざっと知識を得たかったので、書店でよさそうな本を探してみた。亡くなった後の手続き類が詳しく書かれた本や、記入式の終活ノートのような本は多く出ている。一方、本書は、終活について広く浅く、全体がつかめて、カジュアルな雰囲気でまとめられているので、こういったことを初めて知りたいという私のような読者に向いているよい本だと思った。両親にも見てもらいたいと思って、amazonで注文して贈った。まさに、両親とは終活の相談をしている最中なのだ。もちろん、お互いに安心して長生きしてもらうことが目的だ。

本書の全体監修をしているのは、終活カウンセラーの武藤頼胡(よりこ)さんである。構成は、1章:ものを残す・手放す、2章:財産の相続手続き、3章:葬儀・墓をどうする?、4章:心も整理する、の4つの章からなっている。どれも、着実に考えておかないといけないことばかりだ。

すぐにできそうなことを引用してみた。ものの整理として、「使う/使わない、好き/嫌いで置き場所を分ける。使っていないものは段ボールにまとめておいて、1年くらい経ったときに一度も使っていなければ捨てる。使っていないけれど好きなものは、目に留まるところに飾ってもよい

パソコンのファイルの整理として、「ダウンロードしてどこに保存したか忘れてしまったファイルは、ダウンロード・フォルダーに入っている可能性がある。ここを確認していらないファイルはゴミ箱に移す。ゴミ箱も空にする」

早めに知っておいたほうがいいことがある。認知症になってから書いた遺言書は無効になってしまう。そのため、両親のどちらかが認知症になったら、認知症でない親の遺言書を準備しておくことが大事である。



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