wakabyの物見遊山

身近な観光、読書、進化学と硬軟とりまぜたブログ

円覚寺で参禅3回目

2013-12-23 09:15:09 | 瞑想・仏教
鎌倉・円覚寺の土曜坐禅会は今年最後となりました。私にとっては3回目の坐禅会への参加です(2013年12月21日)。

この日の円覚寺は、昨日の雨のためにしっとりとしたたたずまいで、オフシーズンで訪れる人もそう多くはなく、落ち着いたいい雰囲気でした。
早めに寺に着いたので、少し探索しました。境内は広いので見るところは尽きません。

行ってみたのは塔頭の一つ、帰源院。
夏目漱石が何週間か泊まりがけで坐禅した場所がここです。



帰源院の門。
夏目漱石はここでの参禅のことをその名も「門」に書きました。


鎌倉漱石の会という看板がかかっています。


中には入れません。
門からのぞき見るだけです。


これは妙香池。
先日行ってきた瑞泉寺庭園と同じ夢窓疎石の作と言われています。
やはり、地面の岩を削り出して作られています。


さて坐禅の時間が近づいてきました。居士林には人が並び始めています。
この日の参加者は約30名。

座禅堂の中は外から風が吹きこんでくるので寒かったはずですが、一生懸命坐禅を組んでいると寒いと感じません。
背中の筋肉を収縮させると熱が出るそうです。しっかり背筋を伸ばすとそれだけで体が温かくなるようです。
家でも坐禅をしていますが、寺での作法はまだわからないこともあり、見よう見まねでやっています。
お寺を散歩して坐禅をすると、気持ちが豊かになることは間違いありません。


大橋さんから頂いた船写真4

2013-12-22 09:21:00 | 客船関連情報
最近あまり客船の記事をアップできていませんでした。今日は久々に、他力本願ではありますが、クルーズ知合いの大橋さんからいただいた客船写真を紹介します。
11月にコスタフォーチュナでスペインやポルトガル方面のクルーズに行かれたそうです。
実際に船に乗って海外を周らないとなかなかいろんな客船には出会えませんので、こういう写真を送っていただけるのはとてもありがたいことです。


オリアナ(スペイン・マラガにて)
P&Oクルーズ所属、総トン数69,840t、全長260m。


セプンシーズ・マリナー(スペイン・マラガにて)
リージェント・セブン・シーズクルーズ所属、総トン数48,075t、全長216m。
ラグジュアリー船です。


クイーン・ヴィクトリア(スペイン・カディスにて)
キュナード・ライン所属、総トン数90,094t、全長294m。
姉妹船のクイーン・エリザベスが、来年3月に横浜港に来ます。
そういえば、2014年の横浜港客船入港予定が発表されました。そのうち紹介します。


マースダム(スペイン・カディスにて)
ホランド・アメリカ・ライン所属、総トン数55,575t、全長219m。


サガパールⅡ(ポルトガル・リスボンにて)
サガ・クルーズ所属、総トン数18,627t、全長164m。
横から見るとシュッとしていてなかなかカッコいいです。
イギリスの船会社。日本にはまず来ないでしょうねえ。


年に一度の円覚寺舎利殿特別公開

2013-12-14 19:51:00 | 遺跡・寺社
少し前になりますが、年に一度の円覚寺舎利殿特別公開に行ってきましたので(2013年11月3日)紹介します。
円覚寺の舎利殿は釈迦の骨(仏牙舎利)を保管しているという、唐様式の鎌倉時代の建造物です。神奈川県では唯一の国宝建築だそうです。これが寺の修行道場の奥にあるためふだんは入れませんが、11月に年に一度だけ公開されるというものです。このとき同時に、宝物風入といって、円覚寺のお宝も方丈で公開されていました。


これが修行道場の入口。
一般の人はふだんこの中に入れません。


入って右にあるのは正続院という、道場でしょうね。


さらにこのような門と塀で囲われているところに入ります。


これが舎利殿。
山に囲まれた中に静かに鎮座していました。
そんなに大きな建物ではありません。800年間大切に守られてきた感じがします。


舎利殿に向かって2歳の娘も拝んでいます。
べつに教えてはいないんですが、こういうところに来ると自分から合掌します。


方丈では、宝物風入で数々のお宝が公開されていました。
こちらに来たら娘はとたんにぐずり出したので、ゆっくり見れずに出ました。
なにか感じるものがあったんでしょうか。


鎌倉・瑞泉寺庭園

2013-12-08 09:58:00 | 遺跡・寺社
紅葉を見に鎌倉の瑞泉寺に行ってきました(2013年11月23日)。
瑞泉寺は夢窓疎石が開山、臨済宗円覚寺派です。国指定名勝である夢窓疎石作庭の庭園があります。夢窓疎石は鎌倉時代の禅僧で、鎌倉や京都の多くの庭園を作ったことで知られています。紅葉のついでに、夢窓疎石の庭園とはどんなものか見に行ってきました。


山門。


山門をくぐると右側に茶室風の建物があります。
山のふもとにあるので、樹木と一体になっている境内の雰囲気がいいです。


本堂。


紅葉はさほど派手ではありませんが、落ち着いた色合いはわるくありません。


これが瑞泉寺庭園。
山の岩を削って作られた池です。


橋がかけられていますが、剥き出しの自然な感じの池。草木の植え込みは一切ありません。
昭和45年に発掘・復元されたそうです。作庭当時の様子はわからないので、あえて草木を植えないんでしょうね。


天女堂と貯清池。
プリミティブな雰囲気です。


庭の上はそのまま山です。


緑の豊かな境内。花の季節にも見てみたいもんです。


錦屏晩鐘。


山門の外側にもきれいな庭園があります。