wakabyの物見遊山

身近な観光、読書、進化学と硬軟とりまぜたブログ

クイーン・メリー2(横浜港大黒ふ頭)

2010-07-25 15:51:51 | キュナード,プリンセス,ホランドアメリカ
前回、クイーン・メリー2のポスターの紹介をしたので、その流れでクイーン・メリー2の秘蔵写真を出しちゃいます。
クイーン・メリー2は総トン数15.1万トン、全長345m、初就航2004年、キュナード・ライン所有の豪華客船中の豪華客船と言っていいと思います。建造当時は世界最大を誇りましたが、22万トンの客船が現れた現在では大きさでは他船に超えられてしまいました。しかし、格のうえでは、世界一の客船と考えている人は多いと思います。

横浜港は、キュナード・ラインの先代の、これも有名な豪華客船クイーン・エリザベス2とゆかりが深く、クイーン・メリー2も2009年、2010年と、横浜港に寄港してくれました。しかし、海面からの高さが62mあって56mのベイ・ブリッジをくぐることが出来ないため、大さん橋ではなく便利の悪い貨物専用の大黒ふ頭にやむなく停泊したこと、2010年寄港時は大黒ふ頭への一般見物客の入場が危険だとして締め出されたこと、2011年の寄港予定についてはキュナードの要望に横浜市が応えられず交渉が決裂して、寄港地が横浜から大阪に変わってしまったことなどがあり、豪華客船ファンを失望させる出来事が続きました。わざわざベイ・ブリッジを作り直さなくても、いろいろやり方はあると思うんだけど、客船の大型化を見据えた観光政策を横浜市はやる気がないようですね。

さて、2009年3月6日横浜港大黒ふ頭で撮影したクイーン・メリー2の写真を紹介します。冷たい雨が降るなか、体を濡らしての過酷な撮影(とくに大黒海づり公園での出港の見物では)でしたが、これが横浜港での見納めになるかもしれません。



おそろしくスマートな船体でした、戦艦のような。


ブリッジ付近。


オプショナル・ツアーから戻った乗客たちの乗船。




1フレームに収まらない大きさなので、前・中・後と分けて撮った写真。


大黒海づり公園から見た出港風景。個人的にはとても気に入ってる写真です


クイーン・メリー2のオフィシャル・ポスターを入手

2010-07-19 20:29:02 | キュナード,プリンセス,ホランドアメリカ
昨日(2010年7月18日)、以前から気になっていた横須賀のお店に行ってきました。インターネットで客船関連グッズを検索していて見つけたお店でオーシャンノートさんです。こちらではウェブと店頭での販売をされていますが、一度実際に店頭で見てから購入したいと思い、伺いました。



オーシャンノート(Ocean-Note)のお店。海関連のポスターやアートを中心に様々なグッズを扱っています。8月中旬に、移転して事務所(商品見学可)の営業形態に変わるそうです。

私は、部屋に飾るための客船のポスターが目当てでした。お店の商品を拝見していると、奥の方に飾ってあったクイーン・メリー2のポスターがとてもスタイリッシュでカッコよくて気になりました。店長の小野寺さんは詳しく説明してくれて、とても納得したので買うことに決めました。


これが購入したポスター。クイーン・メリー2が初大西洋横断した時のオフィシャル・ポスターで、キュナード・ライン限定3000部発行のうちの1枚です。とても品のいい額縁付きでかなり値ごろ感があると思いました。(写真はホームページからお借りしました)


そして、オーシャンノートのホームページ・トップページ上に、このブログをリンクして頂きました。ありがとうございます、小野寺さん。また、お世話になります。


コスタ・パシフィカ(西地中海クルーズ9‐チビタベッキア下船&ローマ観光編)

2010-07-11 17:50:20 | コスタ・パシフィカ(西地中海クルーズ)
2010年5月9日、とうとうチビタベッキアでの下船の日となりました。この日は、朝9時ごろ下船し、バスでローマに移動、夕方までローマを観光し、20:45発の飛行機でローマを発つというスケジュールでした。


朝、チビタベッキア港に入港します。


コスタ・パシフィカとはこれでお別れです。また会えるかどうか分かりません。


バスで港を離れます。コスタ・パシフィカの見納めです。


ローマの街に入りました。これはコロッセオ。


テルミニ駅近くのホテル、メディテラネオの前をバスが通過します。実は7年前、イタリアに出張した時このホテルに一泊したことがあります。トレビの泉にコインを入れてなくても、またローマに呼ばれてしまいました。


共和国広場。ここでバスを降り、夕方までローマを観光できます。私たちは徒歩でローマの街を散策することにしました。


バルベリーニ広場。


トレヴィの泉。お約束で、後ろ向きにコインを泉に投げ入れました。


スペイン広場のスペイン階段。後ろはトリニタ・デイ・モンティ教会。


スペイン広場にあるバルカッチャの噴水。


スペイン広場からコンドッティ通りが見えます。ここはブランドショップ街です。


ピンチョの丘に上がると、遠方にサン・ピエトロ寺院のドームが見えました。


ポポロ広場。この後、共和国広場に戻る途中で道に迷い冷や汗をかきました。バスの集合時間までになんとか戻れたのは、イタリアのガイドブックを持参していたおかげです。
バスでファウミチーノ空港に移動、JALの直行便に乗って、翌日成田に到着しました。


これで、コスタ・パシフィカ(西地中海クルーズ)の紹介はいったん幕を閉じます。
いい旅でした。添乗員の船〇さんによるサポートや、部屋もディナー席も隣だった富〇さん夫妻、ブログにもたくさんコメント頂いた大橋さん夫妻をはじめツアーに参加した20名のみなさんとの交流もあったからと思います。クルーズという旅-ゴージャスで合理的な-を初めて経験しました。これを新婚旅行にできてよかったと思います。次はどんな船でどこに行こうかと考えています。つまり、クルーズは一度経験すると、必ず癖になります。
ちなみに今回のクルーズの乗客数は計3342名。国別乗客数ランキングは、イタリア客船なのでやはりイタリア人がダントツの1777名、その次にフランス、スペイン、ドイツ、ロシア、米国、スイスときて、日本は8位の63名でした。バケイションが短い日本にしては意外に健闘していると思いました。
クルーズを経験していろいろ考えました。なんで日本はこういう大型客船を造れないのか、持てないのか?日本は海運王国ではなかったのか?日本の客船の料金はなんで高いのか?たとえばスタンダード・クラスであるコスタの船は食事代込みで一泊1万円から乗れます。2万円払えば海側バルコニー付の部屋に泊まれます。4万円でスイートに泊まれます。実際には、フライ&クルーズで現地に行くための飛行機代もかかりますが。日本の客船は一泊4万円も払って狭い内側船室です。これでは日本のクルーズ人口のすそ野は広がらないでしょう。実際、アジアでは中国や東南アジアの方がクルーズが盛んです。このような状況の中では、せめて海外の客船に日本で乗下船できる手軽なクルーズをもっと増やしてほしいものです。ゴールデンウィーク、お盆、年末年始なら日本人も休みが取れますから。

次回からは、この西地中海クルーズで出会った、ネコたち、車たち、そして豪華客船たちを紹介していきます。


コスタ・パシフィカ(西地中海クルーズ8‐カターニア編)

2010-07-03 14:22:21 | コスタ・パシフィカ(西地中海クルーズ)
2010年5月8日の寄港地はカターニア(シチリア島、イタリア)です。この日は高級リゾート地・タオルミーナの観光ツアーに参加しました。


朝7時くらい、カターニア港に入港します。手前がカターニアの街、奥がエトナ山。エトナ山は活火山です。


ツアー・バスでタオルミーナに到着しました。タオルミーナは海抜250mの高さにあり、タオルミーナ湾が下に望めます。




タオルミーナの街の様子。


ギリシア劇場。紀元前3世紀の建造。


ギリシア劇場からの眺め。左がタオルミーナ湾、中がエトナ山、右がタオルミーナの街。


自生しているのだと思いますが、近くには様々な色の花が咲き乱れていて、綺麗なので思わず撮影しました。


街に戻ってお土産を物色します。きれいな陶磁器のフィギュアが並んでる店があり、妻がいたく気に入ってましたが、値段を聞いたら1つ500ユーロするということで、買うのをあきらめました。


別の陶磁器の店。ここもいい物が沢山ありました。


シチリア島で必ず買いたいと思っていたのが、お菓子カンノーリ。映画「ゴッド・ファーザー」でボスの毒殺にも使われた、シチリア人が大好きなお菓子。タオルミーナの菓子屋に入って探しましたがそれらしい物が見つかりません。つづりも憶えてなかったので、とりあえずそれっぽい名前のcand'oriというお菓子を買いました。しかし帰ってから調べたらこれは別のお菓子でした。


こちらが本物のカンノーリcannoli。鎌倉にあるイタリア菓子店で買えました。もちろんおいしかったです。日本のほうがなんでも手に入るといういい例です。


カターニアの街に戻ってきました。


乗船します。


この日はデッキ0から乗下船しました。


カターニア港を離れます。


船はシチリア島とイタリア本土の間を進みます。写真はイタリア本土側の海岸線。


海を進むと突如、不思議な島のようなものが見えてきました。



これはストロンボリ島。海底から突き出た活火山で、海面下からは2000m、海抜926mあるそうです。


こんな島に人が住んでいて、観光地になっているそうです。驚きです。左のほうに、島の頂上から海面まで地滑りが起きているのがわかります。その右には白く点々と集落が見えます。信じられません。