テンペスト行脚、いよいよ首里城編です。 首里城はメイン舞台なだけに場面も描写も多いので ただ、夕方~夜にかけての撮影なので、 では、再開ー ←トゥイ小(笑) ■歓会門■ 「寧温、これを着て行け」 と自宅まで押しかけてきたのは多嘉良だ。 役人の正装である黒朝衣は自分が着るために仕立てたものだった。 「おまえはわしらの希望だからな。歓会門まで送ってやるぞ」 「ここが歓会門……」 石造りの曲線に寧温の視線がカーブを描く。 重厚な歓会門は俗世と王宮を分ける堅牢な隔壁だった。 寧温が真鶴と名乗っていた頃、 「科試を受ける破天塾の孫寧温です。お通し願います」 「テンペスト(上)」より ■守礼の門■ ■歓会門■ ペリー提督はあくまでも公式な訪問を望んでいた。 私人として王宮に入ることなど意味はない。 予定通り王宮の外に立つ守礼門を通過する。 王府の案内人は久慶門のほうへ導こうとする。 「待て。清国の貴賓門のような門があそこにあるぞ」 東洋では身分によって潜る門が異なることをペリー提督は知っていた。 「あの門は修復中でございます」 「構わん。あの門を使え」 “Open the gate!” 「テンペスト(下)」より
いくつかのエリアに分けて御紹介します★
だいぶ写真の時間帯が前後してますが、御愛嬌でお願いします
一生この門を潜ることはないと諦めていた栄光の門が、今まさに開かれた。
これと同じことを江戸城でもするのだ。