がじゅまるの樹の下で。

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久米島の天后宮

2013年10月20日 | ・琉球史散策/第二尚氏

久米島にある天后宮(てんこうぐう)。

航海の神様、媽祖(まそ)を祀ったお宮。

那覇の久米にある上天妃宮(跡)と同じ種類です。

那覇のは天妃、久米島のが天后と呼び方が変わっているのは、
媽祖さんに与えられた称号が時代によって変化したため。

天妃は元代、天后は清代に皇帝から与えられた称号だとか。

確か位が違って、天妃<天后じゃなかったかな?
(記憶違いだったらゴメンナサイ;)

 天后宮の瓦葺屋根。

ぴったり重ねた二重屋根とは珍しい。

菩薩堂(ブサードー)とも呼ばれています。

県指定の有形文化財建造物になっています。

一歩中に入ると供えられた泡盛の香りが。

中には媽祖像。
左右には千里眼、順風耳の二神もあったそうなのですが
どちらも戦後損壊し、なくなっています。

 さて、なぜこの久米島に天后宮があるのか。

1756年、尚穆(しょうぼく)王の冊封のためにやってきた
冊封使一行が台風で座礁。

島の住民らによって全員が無事に助けられ
冊封も無事に行うことができた

という出来事に由来するそうです。

詳しくはこちらをどんぞ↓


クリックすると拡大します。 


広場には円形場。

側にある石碑は
「琉球国新建姑米山天后宮碑記」

風化してて文字はなかなか読みとれませんでした

 

 

媽祖さん。


媽祖。。。

 

リンちゃん。。。

完全ほっからかし。。。;;


 


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