がじゅまるの樹の下で。

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尚巴志も飲んだ、チチンガー

2012年05月17日 | ・琉球史散策/グスク時代

島添大里グスクのすぐ隣にあった、
チチンガーという泉。

水元までは地上から8メートル下にあるため、
上には拝所が。

小さくもアーチ形に組まれた石が、
なんか威厳がある感じ。

8メートル下を見下ろす。

周りを石垣で囲まれて、
中城グスクの北の郭にある大井戸にも似た雰囲気です。

でもだいぶ古いようで、
崩落防止のネットがかけてありました。

地震とか来たら、ヤバイかも…。

水元。

ガマの中は水でたっぷり浸っていました。

ざぶーんって奥まで入っていけそう…。

ちょっと神秘的…

グスクの城壁外にあると水が湧き出し、
城壁でグスク内に取り込むと水が枯れたとの伝承があるそうです。

琉球王国ぶらぶらぁ散歩(おおきゆうこう・田名真之著)によると、
ゆえに「チチマランカー(包まないカー(井泉))」ということで、
いつの間にか「チチンガー」となったのだとか。

ちなみに島添大里グスクは尚巴志も居城とした場所なので
このチチンガーの水を飲んでいる可能性は大ですね。

そう考えると、
「ただの史跡風景」ではなく、ちょっと浪漫でしょ?(笑)

 


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