がじゅまるの樹の下で。

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スディバナビラ、野嵩石畳道

2019年06月06日 | ・琉球歴史/文化風景

 

宜野湾市野嵩にある、野嵩石畳道。

短いけれど、宜野湾市指定史跡でもある琉球古道。

中頭方東海道ともつながる道の一部。

 

詳しくはこちら↓

 

 

案内板には

護佐丸が阿麻和利に攻められ、
護佐丸の妻子がこの道を通って逃げる時に
追手の弓矢が女の着物の袖を引き裂いたことから
「スディバナビラ(袖離れ坂)」とも呼ばれる

とありますが。

 

妻子ではなく、遺児・盛親と乳母という話も、


鬼大城と百十踏揚が阿麻和利の追手から逃げる時に、
百十踏揚(or鬼大城?)の袖が弓矢で引き裂かれた…
という話もあります。

(ただ、百十踏揚の袖が切れたのは
この坂じゃなくて、すぐそばの普天間川での出来事とも。
この小川も袖切川と呼ばれているそう)

 

主人公を変えてあらすじは同じ話、
というようなものは良くありますね。

お茶二杯とかもそうだし。

 

坂や小川だけでなく、
このエリア一帯がスディバナ(袖離)と呼ばれていた、
という見方もあるみたいです。

 

参/『真説 阿麻和利考』『中城村史』



 

この石畳自体は
護佐丸や阿麻和利の時代のものではないようですが、
それでも歴史を感じる琉球古道です。


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