がじゅまるの樹の下で。

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糠中城の民話

2016年10月06日 | ・琉球史散策/第二尚氏

 以前、キラキラ化シリーズで
奄美の糠中城を描きました。

チビキャラバージョン。

 

 

 

彼に関する民話があるのでひとつ。

 

 

与湾大親と息子の糠中城。

人望厚き彼らを邪魔に思っていたのが
我利爺。

 

我利爺はまず、 
怪力の糠中城を取り除こうとし
弓の腕比べ大会を開催する。
勝ったものには娘(美女)を嫁にやる、と。

糠中城をおびき寄せ、
罠を仕掛けて討つつもりだったのでしょう。

しかし、糠中城を見た娘は
一目で恋に落ちてしまいます。

糠中城を討つという
父の企みを知った娘は
糠中城が定めた最後の的に

自ら飛び込み自害する。

死をもって父に
「争いはやめてください」
と訴えたのだった。

そして死ぬならせめて
愛した人の矢にかかって
死にたい、と。


企みがバレた我利爺は
すぐさま糠中城を討とうとするが
敵わず降参した。

 

参/「琉球王国秘話」(長田昌明著)

 

という話。

 

 


…死ぬことないじゃん?

と思うのですが…。

 

最後の的に的中させたら
仕掛けられた時限爆弾が作動する
というものなら
娘が身を挺して糠中城を守った
と分かりますが

我利爺が弓大会で
どんな罠を仕掛けるつもりだったのか、
娘が死ぬことの意味が
イマイチ腑に落ちない民話です…。

(もっと調べたらそこんところ詳しくわかるかなぁ?)

 

ちなみに、

いったんは降伏した我利爺ですが
やっぱり根に持っていて
その後、王府に讒言をする…

という流れになるようです。

 

 


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