がじゅまるの樹の下で。

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中国から見た古琉球の世界

2016年11月29日 | ・和心な本、琉球な本

 

『中国から見た古琉球の世界』
(孫薇 著/琉球新報社)

 

読了しました!

見方を変えると違った事実も見えてくる。
外国(中国)から琉球はどう映っていたんだろう?


琉球を語る上で中琉関係は避けて通れない事項なので
これまでもいろんな本で読んではきましたが、
実際の中国の人が書いた本、ということで興味がわき購入。

難しいかな…?と思いましたが、
思っていたよりも読みやすかったです。

 

個人的に興味深かったのは、
いろんな使者たちの固有名詞がたくさん出てくること。

名前があるだけで、その人個人の存在がよりリアルに感じられますよね。

 

それから三山時代の王たち。
汪応祖、察度、武寧、他魯毎、攀安知などなど、
朝貢という記録を通して、
この人たちの新たな一面を垣間見ることができました。

特に武寧は良かった。
今ならまた違った武寧が描けるかも。

それだけでもこの本を読んでよかったな、と。

 

もちろん、これも中国側から見た琉球の一面。

これが琉球の全てではありませんが、
新たな発見や新鮮さが味わえるかもしれません。

 

 

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