沖縄の代表的な初詣スポットのひとつ、
宜野湾市普天間にある、普天満宮(ふてんまぐう)。
琉球八社の一つでもあります。
ちなみに、
よく「ふてんまじんぐう」と
言われたり聞かれたりしていますが
普天満宮が正しいです。
拝殿。
今は色々とお正月仕様になっていると思いますが。
写真は一昨年の夏に撮ったもの。
拝殿の奥にある本殿。
さて、金武宮もそうでしたが、
琉球の神社には洞窟がついていることが多いです。
もともとこの洞窟が
聖地として存在しており、
15世紀半ばころになって熊野権現を合祀した
…という流れがあるようです。
その原点とも言える洞窟は
今でも中に入ることができます。
(※要受付)
中に入ると、
ぽっかりと広い空間が広がっています。
浮世離れした非現実的な世界…。
昔の人がここに神秘を感じたのも十分うなずけます。
鍾乳石の造形がすごい…。
奥宮。
ふう~~。
洞窟から出ると
現世に戻った感を感じます。
+ + +
ところで、
こちらは普天満宮のすぐ隣にある普天満山神宮寺。
よく言われている「ふてんまじんぐう」っていうのは
もしかしたら、この神宮寺も合わせた俗称なのかもしれないですね。
琉球八社は、神社とお寺がセットで在ります。
例
金武宮と金武観音寺(※金武宮は社殿を持たない特異な例)
波上宮と護国寺
末吉宮と遍照寺(※遍照寺は現在は移転)
かつて、お寺と神社が二つでひとつだった神仏習合の信仰の形が、
明治期の神仏分離を経た現在でも垣間見れますね。