がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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神秘的な普天満宮

2018年01月13日 | ・琉球歴史/文化風景

沖縄の代表的な初詣スポットのひとつ、
宜野湾市普天間にある、普天満宮(ふてんまぐう)。

琉球八社の一つでもあります。

ちなみに、
よく「ふてんまじんぐう」と
言われたり聞かれたりしていますが
普天満宮が正しいです。

 

 

拝殿。

今は色々とお正月仕様になっていると思いますが。

写真は一昨年の夏に撮ったもの。

 

 

拝殿の奥にある本殿。

 

さて、金武宮もそうでしたが、
琉球の神社には洞窟がついていることが多いです。

もともとこの洞窟が
聖地として存在しており、
15世紀半ばころになって熊野権現を合祀した
…という流れがあるようです。

 

その原点とも言える洞窟は
今でも中に入ることができます。
(※要受付)

 

 

中に入ると、
ぽっかりと広い空間が広がっています。

 

 

浮世離れした非現実的な世界…。

昔の人がここに神秘を感じたのも十分うなずけます。

 

 

鍾乳石の造形がすごい…。

 

 

 

奥宮。

 

 

 

ふう~~。

洞窟から出ると
現世に戻った感を感じます。 

 

 

+ + +

 

 ところで、

 

 

こちらは普天満宮のすぐ隣にある普天満山神宮寺。

よく言われている「ふてんまじんぐう」っていうのは
もしかしたら、この神宮寺も合わせた俗称なのかもしれないですね。

 

琉球八社は、神社とお寺がセットで在ります。


金武宮と金武観音寺(※金武宮は社殿を持たない特異な例)
波上宮と護国寺
末吉宮遍照寺(※遍照寺は現在は移転)


かつて、お寺と神社が二つでひとつだった神仏習合の信仰の形が、
明治期の神仏分離を経た現在でも垣間見れますね。


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