がじゅまるの樹の下で。

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さとうきび畑の歌碑

2017年07月30日 | ・琉球歴史/文化風景

 

ざわわ

ざわわ

さとうきび畑。

 

 

読谷村にある
「さとうきび畑」の歌碑
に寄ってきました。

2012年建立。

 

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碑の背景にはさとうきび畑が広がっていて

その背後には海も見えます。

碑にはさとうきび畑の歌詞と楽譜。
(間近までいかないと全然見えませんが…)

曲が一部流れる仕様になっていたようですが
「故障中」になっていました

 

 

 

碑の下部分にあるさとうきびを模した棒は66本あって
歌詞に66回出てくる

ざわわ

を表しているのだそう。

 

空いているさ空間には
"風が通りすぎる"ように。

 

 

ところで

作詞作曲をてがけた寺島さんが
読谷村の出身とか
読谷村で暮らしたというわけでもないし
読谷でこの曲が生まれたとか
インスピレーションをうけたとかではないのに
なぜ読谷村に建てられたんだろう?

(米軍上陸の地だというのはもちろん知ってますが)

さとうきび畑が広がる風景は
南部や他の土地にもあるけど、

もしかしたら
このさとうきび畑の風景を守るための
土地の在り方とか行政との兼ね合いとか
そういうのが関係しているのかな…?

ざわわ憲章の5つ目を見てそう思いました。

 

+

 

さとうきび畑といえば、
この歌をモチーフにした特別ドラマ
「さとうきび畑の唄」が印象深いです。

10年以上前のドラマだけど
明石家さんまさんが主演で。
(坂口憲二、上戸彩、仲間由紀恵など他キャストも豪華)

沖縄戦の描写としてはてんで甘いんだけど、
でも最後の落としどころに涙腺崩壊。

明石家さんまさんの印象が
このドラマで180度変わりました。

DVDもありますので良かったら是非。