がじゅまるの樹の下で。

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【続】右か左か!?三つ巴の謎

2014年04月27日 | ・琉球歴史/文化風景

前々記事で尚家家紋の三つ巴のことを書きました

その際に触れた過去記事、
右か左か!?三つ巴の謎」を久しぶりに読んで、
もっと単純に説明できるなーと思ったので
今日はそれをご紹介。

 

右三つ巴と左三つ巴。

とっても似ている家紋ですが、
右なのか、左なのか、その見分け方は
「巴」の頭ではなく、しっぽの流れている方向にある。

それは絵師が実際に三つ巴を描く時に
筆ではらうことに由来するのではないか
というのが過去記事の概要。
(※諸説あります)

 

それを踏まえた上で、
もっと単純な見分け方があります。

三つ巴、つまり巴を三つ並べなくても、
巴単体でもすでに右か左か決まっているのです。

 

これが右巴で、

 

 

これが左巴。 

 

 

気付いた?

まー単純!!

つまり、
頭の右側にしっぽが出てるか、
左側に出ているかの違いなんですね。

 

また、描くとき、つまりしっぽを筆ではらうときも
普通は上から下へのはらいになります。

普通はこう↑(下から上へのはらい)は
アリエナイ(とする)。

 

なので右か左か判断する巴の向きは
あくまで、

 

こう。

 

それを三つ並べると、それぞれ

 

  

 

というわけです。

 

右三つ巴と左三つ巴の見分け方、
もう分かったかな!?

 


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今日のウチナー紀聞、
赤瓦ちょーびんさんがでるよー。


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