今日の龍馬伝のコーナー。
一ツ橋慶喜、なぜ、眉なし?
結構、悪キャラ面ですね(笑)
もうちょい、理系のクールガイな印象もありますが。
(あ、でも、結構破天荒なんでしたっけ)
一ツ橋よりも三条実美に眉そってほしかった(笑)
公家だし。
でも、いい味だしてますなぁ。
写真は、長州の下関での海戦ツナガリで海の写真を。
(もちろん、沖縄の海ですが(笑))
物語はいよいよ号泣した14巻に近づいてきました。
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…大変っ!
先ほどの記事(テンペスト行脚~真玉橋~)で、
引用した場面は1836年の改修工事の場面だろう、
と書きましたが…。
なんと、時代考証してみるとズレがあることが判明
テンペストはお分かりの通り、史実を元にしたフィクションエンターテーメント小説。
だから、まぁ、目をつぶれと言われればそれまでですが。
テンペストには史実、
たとえば尚育王や尚泰王の死去や即位、
インディアン・オーク号事件やペリー来琉、
アヘン戦争や日米修好条約締結、牧志・恩河事件に琉球処分など
れっきとした史実も出てきます。
その年代と、主人公の成長、ストーリー展開を合わせると…
1836年に主人公・寧温君が評定所筆者としてこの改修工事に当たっていた
というのはありえない話となってしまいました…。
実は、テンペストを初めてよんだとき、
知らない間に主人公たちが年をとっていったので、
間を空けずに2度目に読んだとき、このような年代や年齢の記述のある部分を
チェックしながら読んだんです。
もちろん、曖昧なところもありましたが、
なんとな~く、こんな感じかな~?という年表ができあがり、
「ほほ~、この事件の時にはだいたい●才くらいなのか~」と満足しておりましたが…。
さーて、では「おかしい」の根拠。
1
主人公の時代の王、尚育王の即位は1835年、冊封が1838年。
(寧温君は尚育王に引き上げられて科試合格。評定所筆者主取に任命される)
2
イギリス船、インディアン・オーク号が琉球に座礁したのが1840年。
(寧温君はこの事件の責任者として当たり、イギリス女王からナイトの称号を得る)
3
インディアン・オーク号事件中、終了後も、「事業仕分け(笑)」で財政改革にあたる寧温君。
聞得大君御殿が怪しいとにらみ、出向く。
そこで、聞得大君に正体を怪しまれはじめる。
4
そして、前記事に引用した真玉橋竣工式典の場面
…となるのですが、真玉橋の修復工事は1836年。
調べてみたけど、戦前は1836年以降は特に行われていないようです。
・・・というわけで、ちょっと時代考証がおかしいです…。
(でも実はアヘン戦争や、ベッテルハイム滞在期ともちょっとずれがあるのよね…)
ワタシの年表では、1836年くらいは、破天塾で「科試」突破目指してがんばってる頃だわ(笑)
…あ、苦笑いしてますね?
以上、訂正の記事まで。
一度気になると結構調べるタイプのO型です。
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■真玉橋(まだんばし)■
今日、豊見城間切にかかる真玉橋の修復工事が終わった。
物流の要にあたる大橋の竣工式典に立ち会ったのは、
王府の三司官、表十五人衆、そして評定所筆者の高官である。
厳粛な儀式に相応な顔つきでいなければならないのを忘れて、
寧温は始終笑顔だ。
マングローブの森にかかるアーチ橋は弾むように陸地を結んでいる。
「これで那覇からの物資の輸送が効率的になりましたね」
「あれだけ予算をいじった寧温が決して譲らなかった公共工事だもんな」
「朝薫兄さん、その言い方は違います。
まるで私が公共事業潰しの鬼役人みたいではありませんか。
私はただ優先順位を決めただけです。
この橋は庶民たちにとっても必要な橋です」
「ぼくもそう思う。きっと百年後も役にたつ橋だ」
「テンペスト(上) 196-」より (池上永一著/角川書店)
はーい。真玉橋です。
真玉橋は1522年に築かれました。
その後、改修や修復工事などが行われ、
テンペストの↑の場面は、1836年の大規模な改修工事の場面かと。
沖縄独特の石造文化として誇る真玉橋でしたが、
やっぱり沖縄戦で破壊。
↑発掘作業の様子
その後の改修工事&発掘作業で、
当時の真玉橋の遺構が現在の真玉橋の両端に、
文化財として残されています。
現在の真玉橋です。
橋の向こう側は豊見城市。
こちら側が那覇市になります。
この日はお天気も悪く、どんよりとしていましたが、
お天気の日は、この白い橋が目にまぶしく写ります。
国場川。
真玉橋遺構と、現在の真玉橋。
こういった街中にある文化財もちょっと目にとめてみると
面白い発見があるかも★
↑ところで引用した部分の、寧温君と朝薫のやり取り。
まさに今でいう「事業仕分け」よね(笑)
「テンペスト」を読んだ方ならお分かりかと思いますが、
あまりのフィット感に笑えます。
(あ、ちなみにテンペストのほうが先です)
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