がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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どっぷりハマッた小説『テンペスト』

2008年10月20日 | ・『テンペスト』徒然
社会人になってからは初めて、とも言うくらい
今年は「芸術の秋」を満喫しています。

ここのところ毎週末舞台やコンサートや美術館に足を運んでいます。

日程的に泣く泣く行けなかった舞台もあったり。

おとといの週末は、肝高の阿麻和利の演出家でもある平田大一さんの別舞台を観劇。
初めて声をおかけしてしゃべることも出来ました(感激っ☆)


で、今回は舞台の話じゃなくて小説のオハナシ。

全国の書店の売り上げランキングにはいってたりもしているので
目にしたかたも多いかと思います。

池上永一さんの『テンペスト』(角川書店)です!






舞台は幕末時代の琉球王朝。

500年に一人というほどの並外れた美と知能を生まれ持った少女・真鶴(まづる)が、
性を捨て、寧温(ねいおん)という男として生きていく。
寧温は13歳で琉球王府の超難関エリート役人試験に合格し、
首里城の中で役人として働くことになる。
そんな寧温に次々と起こる事件、陰謀、光と影、そして友情と恋心。
琉球に迫り来る黒船と日本の明治維新、琉球王朝崩壊の危機。

そんな超大河ドラマ小説です。



私はそんなに本を読むほうではないのです。
最初広告を見たときは首里城が舞台ということでちょっと興味はあったのですが、
でもな~、文字多いしな~、読めるかな~と
その文章量に怖気づいていたのです。
でも、読めなかったらいいや~、とダメ元で買ってぱらぱら読んでみたら…

一気にどっぷりハマってしまいました。

アリエナイ!!くらいに夢中になりました。

読み始めたら次へと次が気になって寝不足。

まさにジェットコースターなみのストーリー展開。
はらはらどきどき、手に汗握る展開の連続です。
(ドキドキが止まらない~~~って感じ。
ジェットコースターっていう書評がまさにピッタリ)

こんなに夢中になった小説って…あまりない。

少なくとも、私のこれまでの人生の中でのベストブックの1・2を争う小説です。

「面白い」の一言では片付けられません。
「泣ける」とか「感動する」とかでも語りきれないほどです。

武力を持たない琉球王朝の、美と教養という武器。

読み終わった後は、沖縄人(琉球人)としての誇りを与えてくれるような余韻が残りました。


気軽に読める文章量ではありませんが、
ひとつの章だけでも十分に面白い展開が盛り込まれています。

HPではあらすじや人物紹介もあってわかりやすいので是非除いてみてください☆


以上、オススメ本の紹介でした!

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出来ました★初紅型作品★

2008年10月20日 | ・染め・デザイン制作
こんにちは!
御無沙汰御無沙汰のwa_gocoroです(^-^;)

何かとイベントイベントですっかり間が空いてしまいました。

さて、↑はこれまでちょこちょこレポートしてきた
肝高の阿麻和利の紅型作品です~★
大きさはB2。
道具・手順などホンモノで行った、初のマイ紅型作品です。

でも、初めてだったので色差し前の「豆引き」がうまくいっていなかったのか
染料がにじんだりむらになってたりして大変しています。

染料がたれちゃって隈でごまかしてるところもあるしね…。

配色もやりながら迷い迷いだったので100%満足のいく出来ではありません。


糊置きしたときに2枚まとめてやっておいたので、
あと1枚手元に残ってる。

↑の反省点を生かして2枚目もガンバリマス。

でも来月から仕事量が倍増するからこれまでのようには行かないかも~(^-^;)


写真…一応アイロンかけてトリミングもしてあるけど布のしわ・よれがバレル~。
目ぇつぶってて下さい。




※画像の無断転載厳禁※ 
著作権、ありますよ~。
コメント (3)
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