下手の横好き日記

色々な趣味や興味に関する雑記を書いていきます。
ミステリ・競馬・ピアノ・スポーツなどがメイン記事です。

吉村達也『六麓荘の殺人』

2008-09-23 17:16:33 | 
サイコ・セラピスト、氷室想介シリーズの第4弾です。


成美流通グループ総帥である美宗門康則が所有する二つの私邸。
一つは東京の田園調布にある「東のお屋敷」。
もう一つは兵庫県芦屋市の六麓荘町にある「西のお屋敷」。
「東のお屋敷」では康則の双子の娘の姉・美和の絞殺体が発見される。
遺体からは何故か、頭髪がすべて剃り落とされて無くなっていた。
「西のお屋敷」では妹・美果の部屋で致死量の血液と頭髪のみが発見される。
DNA鑑定などの調査の結果、二つの現場に残されていたのは、
確かに美和の遺体と、美果の頭髪・血液だと判明する。
また、この二つの事件は、ほぼ同時刻に起こっていることも明らかになり・・・
氷室想介が、東西の高級住宅地を舞台に推理を巡らせる!!


同時刻に別の場所で関連ある事件が起こったという謎ですね。
こういう場合、容疑者が東西両方にいたりすると興ざめですけど、
今回は怪しい人物が全員「西のお屋敷」に集まっていたという条件付き。
もちろんWHOだけでなくHOW、WHYも楽しめます。

ただ、最初のページから気合いを入れて読んでいた私は、
WHOとHOWは分かってしまいました~☆
WHYの動機がね、ちょっと弱い気がしたのですが。
でもまあ、伏線的に何回も説明されてたからアリかも。

そして、今作で氷室先生は大幅なイメージチェンジを行っています。
そうですね・・・50パーセントは別人でしょう(笑)
氷室自身の「弱点」を克服するべく、アシスタントの川井舞が改造してしまった・・・
ということになっていますが、吉村氏が書いてて堅苦しかったからかも。
ニュー氷室は、かなりカワイイキャラになっています(笑)

また、このシリーズは読んでいきたいです。


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あかねさんへ (viviandpiano)
2008-09-26 00:51:59
>屋敷・館・高笑いする謎の美少女
>覆面のキャラクタ

それって、綾辻先生じゃないですか(笑)
でも、そういう設定だけで、燃えますよね!
私も同類です(^^;

氷室先生、非常に人間っぽくなってます。
まず、白衣じゃなくなった!(笑)
それから、ちょっと照れたり、焦ったり、
その辺がおかしいのですよ(^^)

どうやら氷室先生、「完璧」を目指すあまり、
自分でも意固地になってる部分があるという、
弱点があったらしいのでした。
返信する
屋敷… (あかね)
2008-09-25 13:32:36
ミステリと言えば
屋敷・館・高笑いする謎の美少女とか
覆面のキャラクタ…(笑)
そんな怪しい要素があると、燃える私ですが…
(ちょっと話…ズレてますが。笑)
氷室シリーズ!楽しそう~

しかしキャラが変わってるって?
どんなんだー!?(笑)

しかもviviさん…どんどん名探偵になってません?
私もこの氷室シリーズは絶対読みたいな~
返信する
はまかぜさんへ (viviandpiano)
2008-09-24 23:05:26
やっぱり、お屋敷ってミステリの香りですよね。
コナンとかに出てくるお屋敷も、本当に広いですよね!
そんな広い場所だからこそ犯罪もありうるわけで、
一般のおうちでは無理ですよね(^^;

今回は、事件の状況を読んで犯人が当たったわけではなく、
実は「登場人物」欄を読んでいたので分かったのですよ。
ちょっと邪道です(笑)
返信する
viviandpianoさんへ (はまかぜ)
2008-09-23 22:23:11
東のお屋敷と、西のお屋敷ですか。
こういう資産家一家を舞台にしたミステリーって、子供の頃「名探偵コナン」で見たりしてけっこう好きです☆
それにしてもviviandpianoさん、犯人がわかるなんてすごいですね!
数々のミステリーを読んで、viviandpianoさんの推理力も上がってそうですね^^
返信する

コメントを投稿