東京庭園巡りの最後は、
浜離宮恩賜庭園です。
江戸時代には江戸城の出城としての機能を果たしていた徳川将軍家の庭園。
明治以後は皇室の離宮となっていたのが、昭和20年11月に東京都に下賜されたので恩賜庭園と言われています。国の特別名勝及び特別史跡。

海水を引き入れた広い池に多くの海水魚や水鳥が生息しています。

広々としていていい気分。バックの高層建築も違和感がありながら、今では風景の一部になっている。

お伝い橋を渡って中島の御茶屋に行きます。

118mもある総檜造りの橋。

園内には二つの鴨場があり、将軍がよく鴨狩りを楽しんでいました。
鴨池から囮のアヒルと餌で鴨をこの狭い引き堀におびき寄せ、

こちら側の小窓から様子を伺っていて、機を見て土手の陰から網ですくいとったそうです。
この鴨場で皇室のさるお二人が交際を始めた頃にデートされたとか、きっと閉園の日に庭園を借り切って楽しんだのでしょうな。

池の突端にある水門。

その向こうは東京湾に続いています。

「将軍お上がり場」。将軍が舟でやってきて上陸する場所でした。

園内には水上バスの乗り場もあり、浅草、お台場海浜公園、豊洲、晴海、東京ビッグサイト、パレットタウン等への船が出ていますが、

時間もなかったので、日の出桟橋まで約5分間だけ船に乗り、夕陽のレインボーブリッジを見て東京庭園巡りの旅を終えました。