12月21日(火)19時~
日本武道館に初めて行きました。
ベートーヴェンの交響曲第九番。
指揮:西本智実、演奏:東京交響楽団、
合唱は、舞台上だけでなく、階上階をぐるりと取り巻く5000人によるもので、武道館全体が大合唱で一つに盛り上がって、ぴしーっと決まって大感動のコンサートでした。
演奏前。
演奏後。中央は進行役のFM東京のアナウンサーさん。
今回の演奏会では3つの驚きがありました。
一つは5000人の合唱。プロの合唱団もいましたが、ほとんどの人は個人参加で、数回のレッスンを受けたり、リハーサルを受けた人もいましたが、FM東京で毎月話された西本さんの合唱指導を聞いただけで、個人で練習してきて、ぶっつけ本番という人達もいたそうなので、こんなにぴったり息があった演奏ができたのは、奇跡的みたいなものだそうです。いかに全員が指揮者に集中したかが伺えます。
二つ目は、第4楽章に入って合唱団が一斉に立ち上がる時、それまで真っ暗だった場内に煌々と明りがついてぱっと明るくなったこと。場内に驚きのざわめきが起こりました。
さらに三つ目は、演奏の最後、指揮者の棒が振り終わった途端に、パパーーンと大音響がして、キラキラ輝くテープが舞台から会場に向けて(まるで紅白歌合戦の最後のように)発射されたので、会場内みんな大びっくり!腰を抜かすような驚きでした。
しかも、この発射のタイミングが実によくって、実にうまい!と感心されました。
今回の「第九」はこういう演出もあって、少し通常のコンサートとは違っていたけれど、こういう試みもまた楽しいと思い、まだまだ興奮が消えやらず、思い出す度にドキドキしています。