郡上八幡には町家風の建物の他にも、近代建築がたくさんありました。

先ずは、ツアーバスの到着場所になった「郡上八幡博覧館」。
大正時代の旧税務署の建物を改修して、郡上八幡の歴史、特産物の展示と郡上踊りの実演を行っています。入場料500円。
今回は時間がなくて郡上踊りは見ることができませんでした。

続いて、「郡上八幡旧庁舎記念館」。
昭和11年築で、国の登録文化財。
今は観光案内、特産品販売、無料休憩所になっていてます。

横から見たところ。

反対側の横から見たところ。

「郡上八幡楽藝館」。
元は明治時代の病院で、国の登録文化財になっています。

その裏側にもこんな素敵な建物がありました。

商店街にもこんなレトロなお店や、

塔のあるお店もありました。
郡上八幡、いつかもう一度訪ねて、踊りを見みたりゆっくり歩いてみたい町です。
根尾の薄墨桜を眺めた後、バスツアーの行き先は郡上八幡での食べ歩きでした。

再建された郡上八幡城の麓に広がる城下町です。
長良川の支流、吉田川とそれに繋がる川や用水が町の中を縦横に流れていてあちこちに湧水もあって、水の町というのにふさわしい町でした。

吉田川にかかる新橋。
子供達が肝試しに飛び込む所と聞いて、両岸の白くて円くなっている台の所からかと思いましたが、なんと、橋の上から飛び込むのだというので、びっくり。
かなりの高さがあります。

小駄良川と、

そのほとりにある宗祇水。
室町時代に宗祇が郡上八幡を治めていた東常縁を訪ねてやってきた飯尾宗祇が和歌の奥義、古今伝授を受けたという伝説の場所です。
しかし、水はこんこんとは湧き出ていなかったので、ちょっと残念でした。
郡上八幡の町並みはどこをとっても情緒たっぷりの味わいのある町でした。

何気ない普通の民家もうだつが上がっている趣きのある造りです。

このあたりは伝統的建造物ばかりです。

商店街は元気そうでした。
食べ歩きで、白玉ぜんざいと飛騨牛入りコロッケ、牛乳をいただきました。

そして、郡上八幡のもう一つの名物は食品サンプル。
全く本物そっくりにできていて、おいしそうです。

サンプルを作る体験もあります。

サンプル屋さんにあった土人形の段飾り。

4月10日、満開でした。
この桜はエドヒガンザクラの一種で、咲き始めはピンク、満開の時は白、やがて淡い墨色になるといいますが、この日は白い花でした。


樹齢1,500年、風雪に耐えて生き抜いてきた木の姿です。
国の天然記念物。
一時老化によって弱っていましたが、作家宇野千代さん達の訴えによって、根接ぎをするなどして再生されてきたそうです。

見物の人の数もすごかったです。
根の周りには人が入らないように囲われています。
バスツアーで訪れた岐阜県本巣市根尾谷の薄墨桜までは、朝7時半に出発して、順調に走った後、あと3キロのところから、桜を目指して並ぶ車の列の渋滞状態になり、そこから約2時間かかってしまいました。
でも、それだけかかって行っても、この桜を見た途端に疲れも不満も吹き飛ぶ、見事な花でした。

バス道と並行して走っていた樽見鉄道のかわいい電車。
お花見臨時列車かもしれませんが、車中はぎっしりの立ち客で満員状態のようでした。
薄墨桜は終点の樽見駅から徒歩15分のところにあります。