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ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

新緑の貴船神社

2006-06-24 05:14:34 | ぶらり都めぐり
やっとのことで、鞍馬山を越えて貴船神社に降りてきました。














境内に重森三玲氏作庭の石庭があります。全体が船の形をしていて、すべて貴船石でできています。貴船石は鞍馬石と違って水成岩ですが、これも庭石、盆石として珍重されています。
玉依姫が浪速の津から水源の地を求めて黄色の船に乗ってこの地に来られたという伝承にちなんでいます。




貴船川には有名な川床料理屋さんがずらりと並んで営業していますが、ここも敷居が高いです。




川の流れが涼しくて、清らかです。貴船はどこにいても川のせせらぎが聞こえ、あたり一面霧で覆われているようにしっとりひんやりしています。

いつも鞍馬から来るともうこれ以上歩きたくない気分で、貴船神社の奥まで見てまわれません。
詳しいことは、貴船案内のページに丸投げです。7月7日は水まつり、7月いっぱいは夜間ライトアップされるそうです。

縁結びのご利益には見向きもせず、ご神水をいただいて帰りました。

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鞍馬山の自然

2006-06-24 04:40:18 | ぶらり都めぐり
鞍馬寺霊宝殿(鞍馬山博物館)から奥の院を抜けて貴船に向かう道は昼なお暗い山道です。


「木の根道」は下の岩盤が固いため、木の根が地下に張ることができず、表面にくねくねと這っているものです。
この辺りは植物生態の「極相林」、大昔からの自然のままの原生林が人の手を加えず最も安定した姿を残しています。
山の大部分の岩石は石灰岩など約2億数千万年も昔のもので、赤道近くからプレートに乗ってやって来た珊瑚礁が元になっています。そこに海底火山のマグマが噴出して庭石として重宝される鞍馬石などの火成岩が混ざっていて、海の生物の化石がこの山の中に残っているそうです。悠久の地球の歴史を感じられるところです。

そして、鬱蒼とした山道には、

義経の背比べ石(奥州に旅立つ前に背丈を比べたという、にしてはやや低すぎ?)や、




不動堂、




義経堂があって、この辺りは僧正ヶ谷、鞍馬天狗の伝説の場所です。
この辺の草叢を滝沢君が駆け回っていたのかなーと低次元の空想をしてしまいました。




生物学に造詣の深い方とご一緒だったので、植物の名前もいろいろ教えてもらいました。これはコアジサイ、小さな花の山紫陽花の仲間でいい香りがします。

鞍馬山はわずか標高570メートルですが、冬は雪深く夏は涼しく、暖帯性と温帯性の生物が入り混じって種類の多いのが特徴です。多くの生き物の住む山の姿と向き合って、自分も自然の中の一員で様々な生命と支えあって生きているのだということを感じ、深呼吸をして帰ってくださいと言われました。
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鞍馬寺で世界平和を願う

2006-06-24 03:42:37 | ぶらり都めぐり
鞍馬寺に行ったのは、「憲法九条・松ヶ崎の会」と「下鴨九条の会」の合同で鞍馬寺貫主信楽香仁さんのお話を聞きに行ったのでした。

鞍馬寺の掲示板には戦争に反対する言葉が書かれていました。



他にも、
「はるか昔お釈迦さまは
お説きになりました
憎しみと怒りと貪りの心を
捨てたときに平和が訪れると

今、私たち達は持っています
戦わないという勇気ある選択をした
人類の至宝「日本国憲法」を

戦争で悲しまないために
戦争で悲しませないために
お釈迦さまのみ教えと
平和憲法を両輪として
平和への道を進みましょう」

「その昔
一の谷 屋島 壇ノ浦
戦って 戦って 戦った義経は
戦いのむごさ むなしさに気づき
平泉では戦いませんでした

すこし前
真珠湾 硫黄島 沖縄
戦って 戦って 敗れたわが国は
戦争の悲惨さ 理不尽さを知り
永久に戦わないと誓いました

戦争で悲しまないために
戦争で悲しませないために
平和の道を目指したのです
「日本国憲法」は平和の基盤
日本が世界に誇れる宝です」

とありました。

貫主さまのお話も、「この大自然の中で草も鳥も人間も命を与えられ生かされているのに、人間どうしが争うことの無意味さを説かれ、戦争は人間だけでなく、すべての生き物、地球までも破壊してしまうものである、人間として生まれてきたのに殺し合い憎みあい畜生道に落ちることなく、他の人・生命への思いやりを持つ菩薩の心を持てるように目指しましょう」というお話でした。

本当にその通りだと思いました。現代の殺伐とした世の中で、他への思いやりの心、戦いをやめる心を一人ひとりが持ち続けて行かないといけないのだと思いました。

憲法9条は何としても変えないでほしいです。
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