
2月23日-24日は第3弾の宇治群島釣行へ
渡船はいつものサザンクロス

年末に一泊二日の予定で行きましたが、あの時は途中回収となったので、今回が初の一泊二日釣行となりました。
で、天気なんですが・・・
もう書きたくもないんですが・・・
またまたシケです

でもだんだんと凪いでくる予報に加え、北西の風なんで出港

完全に悪いパターンにはまっています

最近、シケててもあまり焦らなくなりましたね

ベッドで寝てると落ちそうになるぐらい揺れてましたが、酔い止め飲んだので、いつの間にか寝ていました

今回はなぜか出撃のタイミングがよく合う宮崎のNさんも来られていましたが、揺れて寝られなかったみたいです

今回、敢えてどこに降ろしてくれるのか、船長に聞かずに楽しみにしていました。
で、最後の最後に名前呼ばれて、降ろされたのは・・・
サザンでは過去一度しか降りたことのない雀島
「最近、この辺りが熱いよ」とのこと

向かいの瀬にも3人組のお客さんを降ろしていました。
降ろしてもらった瀬は、もちろん一度も降りたことありません。

雀島の東側の島の南向き(赤丸で囲った瀬)
瀬の名前を後で聞きましたが、無名瀬みたい。
宇治にはたくさんの無名瀬がありますよねぇ。名前、付けてくれると、分かりやすいんだけど

で、この瀬、足場はなかなかGoodです

が、釣り座正面から風が・・・

おまけに左沖にあるかぶり瀬からと右手のワレからのサラシがキツイ

でも、仕方ないです

急いで夜釣りの準備にとりかかります

インターラインの竿にもラインを通して、仕掛けもセットして来ていたので、釣り始めまではあっという間

船長から、「船着き向きに釣ってみて」とのことだったので、言われるがままにやってみます。
当日は月夜でしたが、既に釣りを始めた4時半頃には月は沈んでいて真っ暗

尾長狙いは瀬際を攻めるのがセオリーですが、初めての場所なんで、瀬際がどんな風になってるのか?、水深はどれくらいあるのか?全く分かりません

ただ、瀬付けの時に船長が、やけに沈みがあるか気にしている様子だったので、もしかして浅いのかもと思い、とりあえず棚を3ヒロから始めることにしました。
いきなり根掛かり・・・はテンションがた落ちですからね

まずは竿2本ぐらい沖に放り込んでみると・・・
どうやら潮は手前に当てて来ているよう。
入れた位置によって、右側に流れる時と、左手に流れる時があるようです。
で、数投目・・・
浮子が左右どちらにも流れず、足下まで流れてきたところで・・・
浮子がジワッーと沈み始めました

やばい、やばい、根掛かりか?

やっぱり足下は張り根が出ていて、浅いんじゃ

と思って、すかさず仕掛けを回収しようよしたら・・・
ドン

おっつ、さかな


おー、なかなかのサイズ

良型口太か?と思っていたら・・・
いきなり沖に走りだしました

青物?
最近、小ぶりのヒラスが多いって言ってたからなぁ・・・。
まさか特大サバじゃないよな

とりあえず、4号竿のパワーで走りを止め、強引に寄せてみると・・・
ん?
クロ?
デカ


違う、尾長やん

無事、タモ入れしたのは・・・

56cmの尾長でした

今季初、まともな尾長です

こんなに早くに釣れるとは

今日はもしかして・・・爆釣

せっかくなんで、生かして持って帰ることに

生かしバッカンに海水くみ終わるのに手こずり、次に仕掛けを投入する頃には結構時間が経っていました

それでもまた当たりはあるだろう


尾長が釣れた時は当て潮でしたが、再開した時には沖に流れるか左に流れる潮になっていました


そのまま夜が明け・・・
海の中を見てみると・・・
魚が沖に走った理由がわかりました


写真、沖向きに海溝が走っています。
右手は底が見えるぐらい浅いです。
私はこの浅瀬の上を釣っていて、そこで喰った

初めての場所は、海の中がどんな風になっているか分からないので、難しいですね。
左手はこんな感じ

沖向きの沈みからサラシが・・・
さらに左手は

手前に沈みが入っていて、さらに浅い
日が昇ってからは、ますます風が強くなり、サラシもごらんの通り



あーあ

サラシの中を釣ると、イスズミだらけ

サラシの合間を縫うように攻めると、ボチボチ35~41cmまでのクロが釣れ続きました

が、こちら以上にお隣さん、爆釣中


私も夕まづめ近くになると、入れ食いモード突入


サラシの隙間を狙います。
油断してたら、尾長っぽい当たり


が、一度目はハリス2号を瞬殺

二度目は捕れる


へたくそ

それにしても風が強い

正面からなので、釣りにくいったらありゃしない

もうすぐ見回りが来る時間
風夜は瀬代わりしようと決めていました

16時すぎ、見回りがやってきました

船長がマイクで・・・
「これから凪ぐ一方やと思うけどねぇ」
そうなん


朝、釣れたことだし、ポイントも分かってるし、このままここで粘った方がいいかなと思い、瀬代わりしませんでした・・・。
爆釣したお隣さん達は、瀬代わりするみたい・・・。
が、これが間違い

ご飯を受け取り、早速夕食を食べます

暖かい白ご飯に、鯖の味噌煮缶詰、鶏唐、鍋焼きうどん、うーんマイウー

磯の上で食べるご飯は美味しいですね

いつか何人かで鍋とか焼き肉やりたいな

食べ終えて、夜の分の撒き餌を継ぎ足し、釣り再開

しかし、ますます風は強まるばかり・・・。
サラシきつすぎて、釣りにならんし・・・


もちろん、お魚、全然釣れません

心折れて・・・
21時前には釣りを止め、寝ることに・・・
でも、全然、寝られません

なんでかって?
めちゃめちゃ爆風で、ちょー寒いからです


岩の冷たさが身にしみます・・・
気温は多分5度はあると思うだけど、強風で体温がどんどん奪われるんで、我慢できないぐらい寒い

人生でこんな寒い思いしたの初めてと思うぐらい寒い

多分、凍死する時は、こんな風にして死ぬんでしょう

こういう時は暖かい物を食べるか、飲むかに限ります。
ここで活躍してくれたのが、「Jet boil

あっという間にお湯沸かしてくれます

ホントこいつ買っといてよかった

とりあえずカップ麺食べました。お茶も飲みました。
食べてしばらくは温もるのですが、爆風なんでまたすぐに冷えます・・・。
食べてばっかりというわけにはいかないし・・・。
そうだ



たった一個では体全体が暖まるわけもありませんが、とりあえず首筋にはって寒さを凌ぎます。
辛い時間はなかなか過ぎず、23時・・・1時・・・3時・・・
まだまだ夜は明けません。
長い、長い夜です

こんな時考えるのは・・・
「早く暖かい温泉入りたいな

「釣りに来ず、暖かい布団の中で寝てたら気持ちよかっただろうな

「帰りたい・・・。早く迎え来ないかな

と、思っても、携帯が使えない離島では、時間が経たないとサザンは来ないわけで・・・
じっとしていても寒いばかりなので、とりあえず釣りします

釣りをしていると、少し体を動かしているせいか寒さは和らぎます

が、すぐに爆風に心折れて、竿、置いて、じっとします。
何度、繰り返したことでしょう・・・。
5時頃
ようやくサザンが見回りに

が、瀬代わりする元気もなく・・・朝ごはんの弁当を受け取りました。
今度こそ夜が明けると凪いでくるとのことです

夕方、いなくなった隣の瀬には、どうやら二人組が降りるよう。
しばらくして、ようやく夜が明けました

今日もいい天気

日が昇ると暖かい


隣に乗った人、見覚えがあるような・・・
何やらこちらに向かって声掛けてきています

なんて言ってるかよく聞こえませんでしたが・・・
ん

Nさん、この前私がのった赤崎瀬に上がったはずですが、釣れなかったんだろうか?

青い防寒着のNさん


だいぶ風は凪いできましたが、うねりはまだまだ残っています。
なぜか昨日のようには口太は入れ食いとまではいきませんでしたが、当たると良型でした

風が弱くなってきたので、大遠投して沖の沈みまわりを狙うと連続ヒット

もう口太、いらんけど・・・

9時半に迎えに来るということなので、9時には片付け
サザンがくるのを待ちます。


まずはNさん達を回収
回収後

以前乗った赤崎瀬付近
空と海の青、宇治向島の木々の緑、岩の色、コントラストが見事です

島の造形美もすばらしいですね

釣果


写真に入りきってる分だけ・・・
配るの大変でした

10枚はキープして干物に

実家が送ってくれと催促してきているので

尾長は生かして持って帰って、糸車に持って行くつもりだったんですが、船の生け簀に入れていたら、弱ったらしく、船長が絞めてくれました。
今回はほんとタフな釣りでした

こんな時のために、登山で緊急時にビパークするためのツェルト、持ってた方がいいかもです。
ちょっと探すかな
