vitisktの日記

釣りと魚と植物と・・

イサキ五目(8/26)

2012-08-31 14:48:04 | インポート
先週の日曜日は、約一ヶ月ぶりのイサキ釣り

私が与論に行っていて、釣行できなかった前の潮周りでも相変わらずの爆釣ぶり


イサキももちろんいいけど、ターゲットはデカマダイです




それから第二ターゲットはクロ

クロは磯から狙った方が全然面白いのは言うまでもないですが、通詞島沖で釣れるクロにちょっと気になる点が・・・。

それはここのクロ、天草や甑島なんかで釣れるクロとちょっと形態が違うんです

どう違うかというと、簡単にいえば、「ぶさいく」

体型はずんぐりしていて、夏なのにまるで寒グロ

口の上が少し盛り上がっていて、ブラシ状の1つ1つの歯が長くて、それが数列に並んではえています。

Img_9500
手持ちで撮ったので、ピンぼけしてますが

もしかして、こいつは「オキナメジナ」じゃないかと

オキナメジナは、メジナ(クロ)、クロメジナ(尾長)ともに日本近海に生息するメジナ属の一種ですが、最も南方系で、黒潮が流れるエリアやトカラ列島、沖縄辺りが生息域だそうです。

で、こいつが天草で釣れたなんて、聞いたことありません。

もしこいつが通詞島沖で集団を作っていたら発見です

でも、他のメジナ属の中では個体数は少ないものの、絶滅危惧種とかに指定されているわけではないので、保護対象になることはないと思いますが

船長は季節や生息環境による変異ではないかと推測しています。

オキナメジナは小さいうちは、体側に黄色のラインが縦に入っているので、一目で分かるようですが、大きくなると消えるので分かりません。

専門家は歯を見て、種を特定するそうです。

見分け方はここここにざっと書いてあります。

で、私は何故かほとんどここでクロを釣ったことないので、今一度釣って、ちゃんと調べてみようと思っています。

ついでに、今の仕事を生かして、DNA鑑定も行ってみようと思います。

種の識別には、DNAのどこが違うかが分かっていないと調べられないのですが、日本大学の研究者がその領域を過去に調べていて、論文になっていました

なので、解析すれば1日で、結果がでます

その前に、サンプルをゲットしないとということで、今回の釣行の第二ターゲットというわけです。



話しが長くなってしまいましたが・・・

当日は台風15号が近づいていて、出船が危ぶまれましたが、なんとか出撃できました

道中の有明海はベタ凪

Img_0467

ポイント付近は東風で、台風のうねりが西から入っているかと思いきや、全然大丈夫そう
Img_0469
よかった

今日は、珍しく2番クジをひいて、右舷の前から2番目の釣り座です

お隣の右舷のみよしはベテランのKさん

いつものように釣り始めますが、潮の流れが速いのか、全く当たりナッシング

でも、右舷のトモから2番目の方と、左舷のミヨシの方はコンスタントにヒットというか爆釣

なんで???

私とKさん、全然当たらず・・・。

そのうちにKさんにも釣れ始め、私は8時ごろまで当たり皆無

「もう今日はダメかな

「次回からは大きなクーラー持ってくるのよそう。恥ずかしいから」

なんて、思っていたら、ようやく1匹目ヒット

その後はボチボチ釣れ続きました。

でもいつもに比べると、型も小さいし、数もでない・・・。

明日は卒業生たちが集まるので、なんとしても釣らないと・・・と、プレッシャー

できればキロくらすの旨そうなマダイかクロを

今回は枝針の長さを長めにした仕掛けを作ってみたので、それがいけないのかなぁと思い、以前作った仕掛けでやってみるも、あんまり変化なし・・・。

また撒き餌カゴも3種類変えてみましたが、劇的な違いはなし。

前回の時、船長からあんまり撒き餌振らない方がいいかもとアドバイス貰っていたので、今回はほとんど振ってなかったのですが、撒き餌も時々振ってみたり、潮の速さで、カゴの穴の大きさを調整してみたり・・・と、いろいろやっては見たのですが、どれもいまいち・・・。

んー、焦らずにやるか



そのうち左舷のトモの方が、3キロぐらいのマダイ、ゲットしたとの船長の話

ん!これはチャンスかも

と思いつつ、血抜きしたイサキが痛まないように、クーラーに入れる前に神経締めしようとしていると

何気に竿を見ると、一気に海面に突っ込みました

慌てて、竿を起こすと、一気にラインが持って行かれ、すぐに生体反応が消えました

し、しまった

仕掛けを回収すると、なんと下から2番目の針が延びていて、さらに先端の針はハリス切れ

もしかして、デカマダイ2匹同時にかかってたのか

釣れない時って、いつもこうだよなぁ・・・。

磯でも気を抜いてるときに限って、デカイのあたってくるし

はぁ



マダイ、釣れる時は何匹か同時に釣れるらしいので、集中して釣ります

ドラグも結構緩めていたのですが、さらにゆるゆる設定に変更です。

しばらくして・・・

また、また竿先が一気に海中に突っ込みました

今度は絶対逃さない。

22m付近で当たって、リールのカウンター見たら、32mぐらいまで走られましたが、慌てない、慌てない

マダイはゆっくりやれば上がるはずと、こころに言い聞かせ、のんびりやります。

が、ドラグゆるゆるのせいか全然上がってこないので、恐る恐るドラグを締め、浮かせます。
120826e2
秀月丸のHPから拝借

明らかに3kgはありそう

7月に釣った74cmのやつよりもデカイかも

ようやく上がってきたのは、頭の大きなデカマダイ

よかったぁ。これで夜の宴の魚はゲットです

でも、5人で食べるにはちょっと大きすぎるかも

サイズは、78cm、5.5kgでした
Img_0474

その後も、同じような当たりで上がってきたのは、2kg弱の旨そうなマダイ

宴の魚はこいつで決まりです

イサキは800gぐらいの良型が4匹釣れたので、こいつは生かして持ち帰り

マダイは水温高くて、死んでしまうそうなので、釣って即締めました。



こんな感じで終わってみれば、イサキも20匹釣れていて満足

そういえば、うまうまガザミも掬いました

合格祝いのマダイもゲットできて良かったです

が、一つ足りない物が・・・

最初に書いたクロ・・・、私、一匹も釣ってません。

トモの人は結構、釣ってたらしいですが

今回は残念ながらサンプルを手に入れることができなかったので、DNA解析はまた次回に持ち越しです

まぁDNA抽出するには、一匹まるまる必要な訳ではなく、組織が100mgもあれば十分なんですが。もっというと、筋肉じゃなくても、内臓からでも、血液からでも抽出できるので、釣ったお客さんから少し分けて貰っても良かったけど



ちなみに、デカマダイは宴では食べませんでしたが、捌いて2人の卒業生に持って帰ってもらいました。

天ぷら、うまうまだったそうですよ

イサキも一時期脂が落ちていましたが、久しぶりに食べると美味

やっぱイサキの刺身は締めた直後が旨いと思います。

翌日の研究室旅行にも持って行って、ムニエルにしてみんなで食べました

時間が・・・

2012-08-30 17:38:09 | インポート

時間がなく、最近なかなか更新できません


書くべきことは、たくさんあるのに・・・。

与論の報告

今週、日曜日は秀月丸でイサキ釣り

その晩は卒業生が集まって、糸車で食事会

月曜日・火曜日は、台風の最中、まさかの天草へ研究室旅行

昨日と今晩は、基礎生物学研究所から来られた村田先生の歓迎会

で、明日、金曜日は研究室の学生さんが化血研に就職が決まったので、うちの大学の理学部生物出身者が集まる会に、私も呼ばれて飲み会

私のγ-GTP値、またまた上昇してしまいそうです


で、今度の日月は、以前から楽しみにしていた赤イカ釣り

天気、大丈夫だろうか?


更新、しばらくお待ち下さい m(_ _)m





エビヒラメ

2012-08-21 20:38:27 | インポート
与論からの帰りの船は、17日の朝8時半には着いていたんですが、知覧にある特攻平和会館なんかに寄ったりして、なぜか帰宅は22時(爆)

高速使えば、2時間ちょいで帰ってこられるものを、なんとなく一般道で帰ってきてしまいました

帰ってきてからは、荷ほどきと翌日のヒラメ釣りの準備

寝たのは0時前

船は5時出船なので、3時半には起床

ネムネム、ダルダルです(汗)



当日のお客さんは7人

私はエビヒラメ、かなり久しぶり

確認したら、なんと4月23日以来

今年はエビヒラメ、近年まれに見る不調でしたからね

例年、お盆前ぐらいからデカバンラッシュとなり、それ以降はあまり上がらなくるので、最後のチャンスだと思い、出撃

でも今年は様子がおかしいから、もしかしたらこれからもデカバン、上がるのかもしれませんが・・・



最近、秀月丸といえば、天草遠征ばかりだったので、30分弱でポイントに着いてしまうのが、不思議と新鮮

早朝、薄曇りでまだまだ快適




今回の餌は・・・

オオダエビでなく、小型のクルマエビ

真夏はオオダエビが捕れないから、この餌を仕入れて来るそうです。

このエビ、オオダエビより弱りにくくて好きなんですけど、後で船長に聞いたら、なんとキロ6000円

25匹は使ったかな

1匹当たり重さ、どれくらいだろうか・・・。

うーん、いい餌だけど、餌の交換のタイミングが悩ましい

ヒラメ、ピョンピョン跳ねる活きがいいやつほど食い付きがいい気もするし・・・。

いつもは水面で泳がせてみて、泳がなくなり横を向いたら、交換するようにしてますが、今回は餌取りに盗られたり、底にひっかかって、外れることの方が多かったかも(汗)

もちろん弱って死んだやつはキープしたので、魚と一緒に煮付けて食べました



ヒラメ、ルアーで釣れると餌のこと気にせずに済むから最高なんだけど・・・。

あっ、そうそう

与論の報告をするときに書くつもりですが、マルキューのエコギアアクア、初めて使ってみましたが、ビックリです

生分解性のソフトルアーですが、味付きのせいか、魚の食い付きがルアーとは思えない

泳ぎながら、熱帯魚、ブダイの仲間(餌取り)にあげてみると、突きまくりです。

サンゴの影に隠れているカンモンハタも飛び出してきて、ガブリ

よく考えたら、集魚剤固めたようなやつですもんね。

ヒラメポイントのチヌ、キビレなんか、多分、イチコロだと思うなぁ

でもヒラメは・・・。

こいつらはやっぱ味より、ベイトの動きに反応するんでしょうねぇ

こんなの方が面白いかも

でもロストしたら、クルマエビより高くつくけど・・・




で、肝心の釣果ですが・・・。

まずは言い訳から(爆)

早朝は日陰ポジションだったんですが、途中から船の向きが変わり、私の釣り座は日なた・・・

あつぃーーーー、暑すぎる

集中力がぁ

この釣り、じっと当たりを待つ「静」の釣りなんで、暑さが余計に堪えます

少しは風があるといいんだけど無風なんです

海上なんで、気温は35℃とかはないですが、日射しがヤバイ

日焼け止め塗ってたら、船長から「もう手遅れでしょ」って

たしかにそうなんですが、塗っとかないと、顔、首筋や耳の裏なんか日焼けで痛くなるし、それにますます黒くなって、周りの人達に釣り行きまくっているのがバレバレになってしまうし・・・(爆)

横で釣られていた常連のTさんは、「長袖着とかないとシミになるよ」って

日焼けは、昔は健康にいいとも言われていましたが、今では「百害あって一利なし」と考えられてますからね。

話しはそれますが、植物も実は太陽の光、苦手なんですよ

植物は、ご存じのように光のエネルギーを集めて、二酸化炭素から有機物を作り出していて(光合成)、その有機物ほぼ全ての生命の源となっています。

ですが、植物の細胞の中にあって光合成を行う葉緑体と呼ばれるパーツには、光エネルギーを集める装置があるんですが、それ自体が光によって壊されているんです。

なので、強い光が当たると、葉緑体は細胞内の光があたりにくい位置に移動します。




で、釣果ですが・・・

ヒラメ50cmぐらい 1枚に、30cmちょい 1枚
ハクラ45cm 1本
マゴチ40cm 2本
キビレ35cm 1枚

以上

でも、今回は1度以外の当たり、全て合わせが決まり、ゲットです

全部、アゴにがっちりかかってました

逃したやつは、多分小型のマゴチ

当たりも小さく、なかなか食い込まなかったです

大きい方のヒラメは、最初に「グン」って明快な当たりを見せてくれました

数度の引き込みの後、掛かりを確信して合わせを入れ、合わせが決まった時はたまりませんね

この釣りの醍醐味は、まさにそこでしょう

ヒラメ自体、そんなに走る魚じゃないので、引き自体はそうでもないですが

Dsc_0444_2
喰ってくれてありがとう

こいつは、今週末、卒業生が来熊するんで、その時食べるために、船長の家の生け簀でキープしてもらっています




話しは変わって「ハクラ」について

熊本でのスズキの幼魚のことですよね。

だいたい30cm~60cm以下ぐらいのサイズをこう呼ぶんでしょうか?

関東だと「フッコ」。私が以前いた岡山では「ハネ」と言います。

30cm以下は「セイゴ」で、これはどこの地方も同じなんじゃないでしょうか?

でも、熊本ではなんで「ハクラ」って、呼ぶんでしょう?

誰か知っていたら教えて下さい

岡山の「ハネ」は分かりますよね。

こいつベイト捕まえる時、特に夜なんかボイルして「跳ねてる」からでしょう。

で、このハクラなんですが、熊本で釣ったやつを食べるまでは、そんなに美味しいと思ったことなかったのですが、生き締めした死後硬直していないものを、刺身で食べると、身がプリプリしていて、かなり旨い

単に身がプリプリしているだけでなく、脂も乗っていて、旨みもしっかりします。

岡山にいた時も、よく釣っていましたが、あっちのは、大きい方が脂が乗って断然旨かったです。

ハネクラスは淡泊でいまいち・・・。

不思議です

ベイトの違いなんだろうか?




それから今回はこいつが大量増殖していました
Dsc_0447

私も船長もエチゼンクラゲだと、信じて疑っていませんでしたが、どうやら「ビゼンクラゲ」っていうらしいです

食用クラゲの中でも高級種らしい

で、この高級クラゲが、船の周り、そこら中にウヨウヨ

いったいどれくらいの数がいるか分からないぐらい、辺り一面クラゲだらけ

アカクラゲやミズクラゲみたいに、触手がラインに絡みついて、外すのに難儀するということはないんですが、時々ラインがクラゲにひっぱられ、釣りにくい

それからなぜか船がポイントに着いた途端、船に向かって泳いでくるような気がします。

もしかして日陰、求めてるんでしょうか?

だったら、水面近くじゃなくて、海底付近にいればいいのに・・・。




まぁともかく、今回は暑かったですが、楽しい釣行でした

9月も釣れてたら、また出撃するかな



今しばらくお待ちを・・

2012-08-20 12:32:50 | インポート


久しぶりの更新です


今年のお盆休みは長かったので、さぞかし釣り三昧であっただろうとご想像されたのか、このブログのアクセス数も、更新していないのに関わらず安定して推移しています。

残念ながら釣りには18日に秀月丸でヒラメ釣りに行っただけ

11日から17日まで鹿児島の与論島に行っておりました。

もちろん釣り道具(ルアーメイン)も持って行きましたが、ほぼ撃沈

何度も行っているので、釣れないのは9割方分かっていましたが、海を前にして竿を振らないわけにはいかないので、邪魔だけどタックル持って行きました

とりあえずは先に、18日のヒラメ釣りの報告を書いてから、与論の方は更新したいと思います。

今暫くお待ちを・・・。




魚運

2012-08-04 22:03:30 | インポート

今日(8/4)も先週土曜日に続き、仕事


秀月丸は、今日はヒラメで出ていて、ナイス釣果

先週も土曜日は爆釣だったような・・・

で、明日

もちろん狙いはヒラメです

なんか明日は釣れる予感、週の中頃からしていました

ルンルンで明日の準備をしていると・・・


携帯に着信あり

嫌な予感・・・

「船長から・・」

「明日は休船です

うー、まじか

ついてない・・・


台風のバカヤロー

今晩は、オリンピック、見倒すかな(爆)


あっ、サッカー男子、万歳