ご無沙汰しております。
5月に入り、未曾有の地震も落ち着きをみせてきました。
そろそろこのブログも再開することにします
この度は、県内外の方々から、ご心配いただきありがとうございました。
私は、幸いほとんど被害を被っておりません。
ですが、亡くなられた方、大きな被害に遭われた方は大勢いらっしゃり、お悔やみとお見舞い申し上げます。
また県外からたくさんの支援をしてくださっている方々、感謝いたします。
私の自宅は一時的にライフラインが途絶えた以外は無傷
水がでず、しばらく家のトイレが使えなかったのは大変でしたが・・。
大学の研究室はガラス器具などは壊れましたが、数年前に実施された耐震化工事と、地震対策のおかげで、大きな被害は免れました。
キャビネット1つ倒れませんでした。
ですが、背が高い校舎は、ほとんど被害を受け、今でも立ち入り禁止になっています。
大学の再開も、5月の連休明けからで、現在学生の多くが実家等に避難していましたが、徐々に戻ってきているんじゃないかな。
今回の地震で何よりも助かったことは、停電が一時的であったことと、ガソリンスタンドの再開が早かったことですかね。
もし停電していたら、食料の保存も叶わず、また遠くまで買い出しに行こうと思ってもガソリンなければ、交通手段がたたれてしまったでしょう。
当然、冷凍庫の実験サンプルや高価な試薬、酵素類も全損・・・。
その点では救われました。
今回の地震被害は極めて局地的で、被害の甚大なところと、そうでないところの差が激しいです。
加えて、地盤の強度と建物の築年数、建物の高さで、被害がきまったように思えます。
本当に私は恵まれていて、被害が少ない条件が重なったのでしょう。
14日の地震の時
私は学生2人と研究室ですき焼きを食べながら飲んでました。
地震30分前
地震後
幸い机の上のものは何一つ落ちませんでした。
地震直後の実験室
みんな無事
ですが、すぐに家に帰って家の様子を見ようにも・・・
飲んでたので、車で帰れない・・・
バスも不通・・・
結局、朝まで研究室に、開き直って、飲み食いしてましたが
続く、本震・・・
地震が起きる2、3分前・・・
寝ていたのですが、突然目が覚めました。
テレビ付けると・・・翌日にも福岡ー熊本間の高速バスが再開するとか・・・。
へぇー早いなぁ・・・と思った瞬間
大揺れ
うわぁーこれはヤバイかも・・・と思った瞬間停電
第一波をしのいでも、さらに揺れは続きます。
それでも寝床にあったものは何一つ倒れず・・・。
ていうか、うち、倒れるようなタンスとか1つもないからですね
衣類はクローゼットに入ってますし・・・
でも、古いブラウン管テレビや炊飯器は落下
機能的には無事でしたが
釣り部屋は・・・各種釣具を収納している6段の引き出し衣装ケースは・・・
撃沈
まぁ倒れても大したことないですけど。あとで確認しましたが、釣具も全て無事
研究室、ヤバイかもと慌てて、大学に向かおうとすると・・・
あらっ?観音開きの冷蔵庫が開いて、卵がダイブ
真っ暗な中、釣り用のキャップライトを取り出し、卵を片付け
水道はすぐには止まっていなかったので助かりました。
片付け中も、揺れは止まりません。ずぅーーーーと揺れてましたねぇ。
片付け終わって、外にでると、近所の方もみんな飛び出して避難中
私はすぐに研究室へ
途中、道路は大した異常はなし。停電で信号は消えていましたが。
研究室に到着すると、いたるところで警報アラーム
私の居室は・・・
ごま油の瓶がダイブしていて・・・部屋中ごま油の匂いが充満
それ以外は特に問題なし。
実験室は・・・あらら・・・
冷凍庫や冷蔵庫がたくさんあるのですが、多くの扉が開いていました
停電はしたみたいですが、既に回復していたので、とりあえず、扉を全て閉めて回りました。
が、中には、劇物の試薬が入った瓶が割れて、異臭が・・・
この片付けが大変・・・。
あとはこんな感じでガラス器具は割れたぐらいです。
顕微鏡はギリギリセーフ
残ってくれていた学生さん達と、2、3日で片付け、終了
驚異の復旧スピードでした
大学の中で一番早かったんじゃないかな。
余震でガラス器具、また割れる可能性があったので、ガラス器具は段ボールにつめて、別保管
研究室はよかったですが、電子顕微鏡がある別の建物は被害大
上層階の水道管が破損して、館内水浸し・・・
電子顕微鏡本体にも水が・・・
しかもこの水、上層階の研究室で破損した劇薬が含まれており・・・そのまま排水もできない
この顕微鏡、どうなるのかな・・・
一台、諭吉1万人分なんですけど・・・
地震から2週間が過ぎ、もう普段と変わらない生活をおくれますが、授業が再開するのはGW開けの9日から
早くいつも通りの日々が続くことを願います。
ちなみに、授業がなかった期間は、後ろ(夏休み)にずれ込むだけです
それから、私は幸い、ほとんど被害を受けなかったわけですが、大分の照陽丸の船長さんからブリの差し入れいただきました
私、頂けるほど被災していないですから・・・と遠慮したのですが、わざわざ持ってきてくださりました
ほんと感謝です
ありがとうございました。
おさかなは、研究室の学生さんらと堪能させていただきました
めっちゃ肥ってて、ウマソー
測ったら、6kgありました
居室では捌くスペースがないので、学生実験室で捌きました。
ここなら100kgのマグロでも大丈夫そうです
本当は食べ物持ち込み禁止なんですが・・・。
早速、頂きます。
とりあえずブリ丼で 酢飯の上にブリの切り身載せただけですが・・・
うまっ
みんな贅沢載せして、もくもくと食べます(笑)
翌日のお昼も
刺身
阿蘇の技官のおじさんからタケノコもいただいたので、タケノコご飯を作りました。
カマと頭は・・・
塩焼きに
その他のあらは
赤だしみそ汁に
我ながら、うますぎる・・・(笑)
青物みそ汁は、赤だし合いますね。
まだまだ、おさかな、あったので、ちょうどOちゃんさんも、熊本に帰ってこられたので、お裾分け
これでブリ6kg完食です
船長、ありがとうございましたm(_ _)m
それから、時間は前後しますが、4月は地震以外にも不幸がありました・・。
私が指導している大学院生が、病気で亡くなりました。
元々、先天的に心臓と肺に持病があったのですが、新しい治療を行うということで、岡山の専門病院へ検査入院したのですが、その治療が合わず・・・
結果的にますます悪化していき・・・悲しい結果となってしまいました。
入院する前は、歩けてたし、明るく「行ってきます。」ってたのに、斎場であった姿は、本当につらい闘病生活をうかがわせるお顔でした・・・。
今でも、優しく、礼儀正しい、彼女のお辞儀する姿が目に浮かびます・・・。
人の人生と言ったらそれまでですが、本当に悔しいです。
とても優秀な学生さんで、元気だったら、うちの大学には絶対来てなかったでしょう。
小さい時からほとんど学校には通えていなかったそうですが、大学四年間は奇跡的に体調がよく、無事4年で卒業できました。
私も、最初に聞いていたほど、しんどそうじゃなかったので、良くなったのかな・・・と思っていました。
研究室で実験するのが、何よりも楽しかったそうで、実験もほとんど失敗しなかったですもんね。
自分の力で自由に行動できるのが嬉しかったのでしょう。
本当に残念です。
と、亡くなったと知らせを受けたのが、4/8の夕方
そう、翌日は、照陽丸でアジ釣りに行く予定で、私は夕方、山本釣具に仕掛けを買いにいってました。
そして、戻ってきたら、お父様からのメールが・・・・
翌日、通夜を行うとのことで、釣り行こうかどうか迷いましたが、通夜は19時からとのことだったので、に行くことに。
でも、頑張って帰ってこないと・・・・。
大分へは、57号線を阿蘇経由で向かうわけですが、当然、あの阿蘇大橋が土砂崩れで崩落した現場も通ります。
あとちょうど1週間、地震が早かったら、私も57号線の土砂崩れに巻き込まれてたかもしれませんね・・・。
いやぁ、ほんと人生って、分からないですよ。
でも、当日はそんなことつゆ知らず・・・頭の中は、亡くなった学生のことばかり考えていました・・・。
あっという間に大分に到着
当日は7名満船
私が一番予約じゃなかったかな。
凪ぎ予報だったので、釣り座は左舷ミヨシにしてみました。
今回はアジ釣りと落とし込みのリレー釣り
状況に応じて、変えていくみたいです。
まずは落とし込みから
私、落とし込み用の竿もってないので、カンパチ泳がせで以前買ったGokuspe、持ってきました。
大は小を兼ねるか?
船長から教えて貰ったベイトの付け方のコツは・・・
ベイト(アジ)はフォールで付くので、指示棚から10mぐらい上まであげて、あとはゆっくりサビキを落としていくと付きやすいみたい。
たしか、これって、海南丸船長が鯛ラバの合間に、サビキオンリーでアジ釣りする時と同じですね。
巻き上げより、フォールでアジって喰うんですねぇ。
ベイト、なかなか付かないけど、全然付かないってわけでもありませんが・・・・
肝心の青物、かからない
周りのみなさんも・・・
しびれを切らして・・・・
とりあえずアジ釣りにチェンジ
潮速くて、最初、釣れなかったけど
ぼちぼち釣れ出しました
デカアジゲット
この時の反応は・・・
こんな感じ
デカアジ釣り、途中でよくバレるのでドキドキです
またまた良型ゲット
その後、潮が緩むと、25cm〜30cmぐらいの小型ながら数釣れます
フライ、塩焼き、うまうまサイズ
でも、船長的には・・・誰か落とし込みしてくれんかなぁ・・・って
ここ、デカヒラメがでるそうです
そうなん
ひとしきりお土産アジゲットした後、私も落とし込みタックルにチェンジ
が・・・
なかなかベイトが付かない・・・・
付いてもすぐ外れてしまいます
やっぱり、穂先が堅いからかなぁ・・・。
反対舷のお客さん、何かデカイのがヒットしたみたい
上がって来たのは・・・
でっっかー
5kgは余裕でありそうです。
6kgぐらいあるんじゃ?
ベイト、デカイと喰ってくるおさかなもデカイですねぇ
私にはいっこうにデカ魚、釣れませんが・・・
またまたヒラメゲットのお客さん、何か掛けてる
今度は・・・
デカマダイ
まぢかー
いつもなら気合い入るところですが・・・
夕方のお通夜が気になります・・・。
卒業した学生さん達からもひっきりなしに連絡が・・・
間に合うかなぁ・・・。
と思っていたら、普段、照陽丸は14時起き上がりですが、当日はその時間、干潮で、港へ入港が困難になるということで、13時上がりに
いつもならガックリくるところですが、当日だけは、「よかった」
その後、船中みなさんで頑張りますが・・・
無反応・・・
反応がいいのは「餌くれカモメ」
ここの、カモメかウミネコか分かりませんが、デカイです。
さかなもデカければ、鳥もデカイ(笑)
その後、照陽は最後のポイントへ
ここには遊漁船が多数集まっていました。
すると・・・左舷トモのお二人ダブルヒット
一度目は、最後に痛恨の針外れでしたが、再びWヒットでハマチゲット
私の反対舷の方もゲット
ハマチなら・・・
ということで、私はこの時、ジギングにチェンジ
反応良さそうだったので、ハイピッチでシャクると・・・
おっ、来た
が、すぐ、外れた
なんで?
再び、また来た
でもやっぱり外れた
ジギングあるあるですね
で、結局、時間切れタイムオーバー
まぁ、今回は、気落ちしてて、あんまり釣りを堪能できませんでしたが、とりあえずうまうまアジ、釣れたんでよかったです
帰港後、みなさんに申し訳ないですが、私のお魚を一番に締めていただいて、一番先に帰宅の途へ
お通夜には無事間に合いました。
ちゃんとシャワーも浴びて、参列したので、海感はなかったはず
で、お通夜から帰って来た後も、亡くなった学生さんのアルバム作り・・・
結局、帰ったのは夜中で、しんどい一日でした・・・。
おさかなは・・・
なんとなく処理する気分になれませんでしたが、とりあえず捌かないと・・・ということで、月曜日の朝2時半に起きて処理することに・・・
25cmぐらいのベイトのマサバ
全然美味しくないでしょ・・・と思ったら、食べてビックリ
感動的にうまうま
他にも小アジも小イワシも・・・・
夜中に一人感動
デカアジの一部は糸車に
捌いたアジも何匹か糸車に持ち込み、フライにしてもらいました
アジフライ、最高ですね
これ、食べるために、釣りに行ったと言っても過言じゃないでしょう(笑)
今回はこの2人と一緒に
2人とも今日は来て良かったって言ってましたよ(笑)
糸車に来なかった人達には、研究室で
塩焼きを
アジは今がまさに旬だそうです。
またうまうまアジ、釣りにいきましょう
一度、実家に送ったことがあるんですが、実家からの催促がハンパないです・・・(笑)