春が来た。
新しい季節がやって来た。
冬の間、雪で乗れなかった自転車にも乗れるので、これからは頻繁に海まで行ける。それが嬉しい。
僕はあと一年で今居るこの職場を辞そうと思っているので、これから過ごす一年間がとても貴重で、とても大切な時間となる。
それまでにちゃんと片付けておくべきこと、整理しておくべきこと、終わらせておくべきことが結構沢山あって、一日、一日がとても貴重になってゆく。
なので、今までにないような緊張感で向かって来る日々に臨んでいる(いや、ほんと。外面はそんなふうに見せないけれど・・・)。
そういうことを考えると、この最後の一年間で、これまでやり残したことなんかも今のうちに済ませておきたい、なんてことも考えてしまう。
まず、音楽に関する本を出したい。
当然、自主出版ということになるんだろうけど。
自分が生きてきたこれまでの年月とリンクするかたちで聴いてきた音楽をもう一度整理しながら、生きる上で強い影響を受けた音楽として一枚一枚俎上に載せ、それらとシンクロさせてみたい。
まあ、要するに「音楽評論集」なんですけどね。
それから、1勝3敗となっている「100キロウルトラマラソン」をタイまで持ち込みたい。 つまり、今年中に2度のウルトラマラソンを何とか制覇したい。
職場最後となる「駅伝」も、全区間を独りだけで最後まで走り抜きたいし・・・。
と、色々個人的などうでもいい願望があるけれど、時間と仕事の関係があるので、そのすべてが叶うかどうかは分からない。
それより、来るべき次なるステップに向けて、やらなきゃならないことが他にいっぱいあるわけで・・・。時間がどれだけあっても追いつかない。
まあ、そんな、新しい季節がまたやってきたわけですが、当然、冬には冬に聴きたい音楽、春には春に聴きたい音楽、夏には夏に聴きたい音楽、そして秋には秋に聴きたい音楽が、必ず人にはある。
今回取り上げる「森は生きている」という日本のグループが奏でる音がまた、清々しい春を感じさせ、とても素晴らしいサウンド・スケープを醸し出しているのだ。
グループの平均年齢が20代前半というから凄い。
凄いというのは、このデビュー・アルバム「森は生きている」(変わったグループ名ですが)を聴いていると、60年代の「はっぴいえんど」系の音を連想してしまい、枯れていて洗練された、とても大人びた音楽と重なるからだ。
まず、このグループの音楽、ジャンル分けが難しい。
ポップス? ロック? フォーク?
知的な部分も見て取れるし、どことなく儚さとか達観している雰囲気もこのアルバムの中には漂っている。
メンバー6人はそれぞれ音楽の嗜好が異なっているらしい。それが、こういう様々なジャンルの音楽が重層的に絡まっている要因だろう。
チャンプルー・ミュージックというか、オルタナティブでダウナーな部分も少しあったりする。
でも基本は、ひねくれているところがなくて、意外と真面目でストレートなアコースティック・サウンドだ。
アルバムは全9曲。
2曲目の「回想電車」、6曲目の「ロンド」、7曲目の「日傘の蔭」が特にいい。
どことなく、切なさと陽だまりの心地よさとが同居している。
いわゆる「悲しいほどお天気」理論(ユーミンの「悲しいほどお天気」を聴いて、勝手にそうつけたんですけどね)。
明るい陽射しと青空の向こうにある、淋しさと哀しみとでもいったらいいだろうか。
窓を思い切り開けて、春の日差しと爽やかな風を部屋の中にいっぱい入れ、「森は生きている」のアルバムをフル・ボリュームで流す。
表面的にはとてもクリアで前向きな音である。
爽やかなサウンドだと、誤解を恐れず言いきっていいかもしれない。
ところがその後ろに隠れている、ちょっぴり切ないメランコリックな気分が、時々ちらっと露出する。
そこが、この「森は生きている」の一番の魅力である。
新しい季節がやって来た。
冬の間、雪で乗れなかった自転車にも乗れるので、これからは頻繁に海まで行ける。それが嬉しい。
僕はあと一年で今居るこの職場を辞そうと思っているので、これから過ごす一年間がとても貴重で、とても大切な時間となる。
それまでにちゃんと片付けておくべきこと、整理しておくべきこと、終わらせておくべきことが結構沢山あって、一日、一日がとても貴重になってゆく。
なので、今までにないような緊張感で向かって来る日々に臨んでいる(いや、ほんと。外面はそんなふうに見せないけれど・・・)。
そういうことを考えると、この最後の一年間で、これまでやり残したことなんかも今のうちに済ませておきたい、なんてことも考えてしまう。
まず、音楽に関する本を出したい。
当然、自主出版ということになるんだろうけど。
自分が生きてきたこれまでの年月とリンクするかたちで聴いてきた音楽をもう一度整理しながら、生きる上で強い影響を受けた音楽として一枚一枚俎上に載せ、それらとシンクロさせてみたい。
まあ、要するに「音楽評論集」なんですけどね。
それから、1勝3敗となっている「100キロウルトラマラソン」をタイまで持ち込みたい。 つまり、今年中に2度のウルトラマラソンを何とか制覇したい。
職場最後となる「駅伝」も、全区間を独りだけで最後まで走り抜きたいし・・・。
と、色々個人的などうでもいい願望があるけれど、時間と仕事の関係があるので、そのすべてが叶うかどうかは分からない。
それより、来るべき次なるステップに向けて、やらなきゃならないことが他にいっぱいあるわけで・・・。時間がどれだけあっても追いつかない。
まあ、そんな、新しい季節がまたやってきたわけですが、当然、冬には冬に聴きたい音楽、春には春に聴きたい音楽、夏には夏に聴きたい音楽、そして秋には秋に聴きたい音楽が、必ず人にはある。
今回取り上げる「森は生きている」という日本のグループが奏でる音がまた、清々しい春を感じさせ、とても素晴らしいサウンド・スケープを醸し出しているのだ。
グループの平均年齢が20代前半というから凄い。
凄いというのは、このデビュー・アルバム「森は生きている」(変わったグループ名ですが)を聴いていると、60年代の「はっぴいえんど」系の音を連想してしまい、枯れていて洗練された、とても大人びた音楽と重なるからだ。
まず、このグループの音楽、ジャンル分けが難しい。
ポップス? ロック? フォーク?
知的な部分も見て取れるし、どことなく儚さとか達観している雰囲気もこのアルバムの中には漂っている。
メンバー6人はそれぞれ音楽の嗜好が異なっているらしい。それが、こういう様々なジャンルの音楽が重層的に絡まっている要因だろう。
チャンプルー・ミュージックというか、オルタナティブでダウナーな部分も少しあったりする。
でも基本は、ひねくれているところがなくて、意外と真面目でストレートなアコースティック・サウンドだ。
アルバムは全9曲。
2曲目の「回想電車」、6曲目の「ロンド」、7曲目の「日傘の蔭」が特にいい。
どことなく、切なさと陽だまりの心地よさとが同居している。
いわゆる「悲しいほどお天気」理論(ユーミンの「悲しいほどお天気」を聴いて、勝手にそうつけたんですけどね)。
明るい陽射しと青空の向こうにある、淋しさと哀しみとでもいったらいいだろうか。
窓を思い切り開けて、春の日差しと爽やかな風を部屋の中にいっぱい入れ、「森は生きている」のアルバムをフル・ボリュームで流す。
表面的にはとてもクリアで前向きな音である。
爽やかなサウンドだと、誤解を恐れず言いきっていいかもしれない。
ところがその後ろに隠れている、ちょっぴり切ないメランコリックな気分が、時々ちらっと露出する。
そこが、この「森は生きている」の一番の魅力である。