淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

「宇都宮餃子のみんみん、日光東照宮の眠り猫、澄んだ男体山と中禅寺湖、癒しの華厳の滝」

2014年01月26日 | Weblog
 数年前、プライヴェートで東京へと出向いた際、ついでに日光まで足を延ばしたことがあった。
 その時「日光東照宮」の真ん前まで行ったのだが、結局、中には入らず、周辺をぶらっと散策して「ゆば料理」を食べただけで帰って来てしまった。

 学生時代にも一度行こうと計画をして、それも結局行けずに終わっている。
 日光って、ちょっとした因縁がある。
 それがやっと今年の冬、その念願が叶い、行って来ました冬の日光へ。
 
 まずは東京駅から東北新幹線に乗って「宇都宮」駅で下車。
 駅の東口にある宇都宮餃子の「みんみん」で腹ごしらえ。

 お昼前なのに、すでにかなりの行列が出来ていた。
 それでも店の従業員がテキパキと誘導してくれるので、10数分待っただけで店内へと案内された。
 水餃子と焼き餃子と揚げ餃子をそれぞれ注文してみる。
 6個で240円。かなり安い。

 水餃子はそれなりに美味かった。その他の餃子も悪くはない。
 でも正直言っちゃうと、これなら青森市内の「れもん」や「ワンミ」の餃子のほうが数倍美味しい。
 ニンニクや詰まった肉の量が全然違っているし、個人的にこういうアッサリ感のある餃子より、濃厚で肉厚な餃子のほうが好きだ。
 ただ、安さは半端じゃない。

 餃子を食べて満腹となった躯体を引きずって、宇都宮駅始発の「日光線」へと乗り込む。
 所要時間は約40分。すぐ日光駅に到着した。
 首都圏から近いというのが日光観光の利点だろう。

 まずは前回入らなかった「日光東照宮」へと向かった。
 拝観受付所で入場料を払い、最初は「神厩舎」の「三猿」を見る。あの見ざる、言わざる、聞かざるである。
 意外と小さい。

 そこから、有名な「眠り猫」を見て、坂下門から長い石段を登って「奥宮」へと向かう。
 最後は、「本地堂」の有名な「鳴龍」。
 本堂の天井に大きく描かれている龍が、住職の鳴らす鐘の響音で、まるで鳴いているように聴こえて来る。

 そして今回の冬の日光、どうしても行きたかった場所が、「戦場ヶ原」と「華厳の滝」と「中禅寺湖」だった。
 とにかく、そこが見たかった。

 快晴で雲ひとつない天候ということもあったのだろうが、濃い青色した中禅寺湖から眺める「男体山」は絶景だ。
 薄っすらと雪を被り、それが湖と空に挟まれるようにして屹立している姿は素晴らしいというしか、ほかに喩えがない。

 戦場ヶ原も美しかった。
 どこまでも広がる原野に、痩せ細った裸木の群れと白い雪が敷き詰められていて、それが真冬の日の光に照らされ、鮮やかに輝いている。
 地元のガイドさんが言うには「ここ数年、こんな小雪の年も珍しい」のだとか。
 また、「日光周辺は霧が凄くて、濃霧が立ち込めると中禅寺湖でさえまったく見えなくなる」らしい。
 今日はとても運がいいと言っていた。

 最後は「華厳の滝」。
 華厳の滝が一番見たかったかも。
 有料のエレベーターがあって、それに乗って滝つぼの下まで降りる。
 そこから数十メートルあるトンネルを潜ると、展望台があってそこから真正面に「華厳の滝」と対峙できるという仕立てになっている。

 マイナスイオンが凄いらしい。
 雄大な光景なのに、そこにじっと立ち尽くしていると、不思議と気分が和らいでゆくのが実感できる。
 滝の周りの岩肌に白い雪が積もっているのが、またなんともいえずに美しい。

 ただし、あとで聞いたら、なんとこの「華厳の滝」、夜になると役所が滝への出水量を機械で調整して、滝の流れを最小限に止めているのだとか。
 なんだぁ、「華厳の滝」って人工の滝だったのね・・・。

 (そのときは)満足してエレベーターを登って外に出た。
 近くのお茶屋さんで「ごへい餅」を頬張っていたら、テーブルの横に「猿避け」の棒が置いてあるではないか。
 店の人に聞いたら、本当に猿がドアを開けて中に入ってくるので、見かけたらその棒で追い払ってくださいとのことだった。
 へえ。

 東京から近いので、首都圏に行った際にはお勧めですよ、日光は。

 華厳の滝は、人の手が入っているけど・・・。








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする