ウサチーロのとりあえず日記 Part 2

日々の記録および3人兄弟の成長日記。

幼稚園

2009-10-22 10:53:04 | こぐま3歳
最初に・・・いつもコメントくださってる方々、全然返事してなくてすみません。さてさかのぼって全部返事しよう・・・と思ったけれどいまさらどこまで遡ればいいのかわからなくなってしまいました(汗)きっと皆さんもあきらめてますよね・・・でもいつもありがたく読ませてもらってます。これからまた返事しますね。

さて、こぐまは9月から「幼稚園」に行き始めました。プリスクールというものです。

前も書きましたが、こちらの義務教育はキンダー(K)といって日本で言う幼稚園の年長さんから始まります。それまでは、まあ日本も同じですが、義務教育ではないので、学費がかかります。ただ、アメリカはそれが異様に高いのです。アメリカがどこもそうではないかもしれませんが、うちの周りでは、週2回午前中(3時間)というコースで1ヶ月250ドルくらいが相場のようです。

こぐまは11月生まれなので(日本で言うと6月生まれの感覚かな?)、もうすぐ4歳ですが、Kまであと2年もあります。つまり義務教育が始まる頃には6歳近くなっているということです。それまでどうしようかなあ、と悩んでいましたが、本人は3歳になると、かなり精神的・肉体的にも成長しました。特にこの半年以上は、お友達と遊びたくてしかたがなかったみたいですし、時々行く保育園も大喜びだったので、やっぱり「幼稚園」に行かせてあげたいと思いました。

ただやっぱり財政的にも全日制は無理ですので、半日。それも、近所のRくんのように週2回とか、3回とかにするか、それとも毎日にするか。いろいろ考えたのですが、それはその園で決めることにしました。さて半日3時間となると、あまり遠いところでは送ったと思ったらすぐお迎え、というのも困るので、近いところ。そうなると、Rくんの行っているところと、町のYMCAでやっているモンテソーリの園となります。それなら両方とも片道5~10分程度です。

両方とも見学に行ったのですが、Rくんの行っている普通の幼稚園は、あるクラス(しかも1歳か2歳くらいの小さい子のクラス)で、大人が食べるような甘いドーナッツをおやつに食べていたこと(どこかの親の差し入れだとの説明)、全日制の場合の給食のメニューが、私が最も恐れている「毎日マカロニチーズとかフライドポテトとかチキンフィンガー」のようなものだったこと(野菜は全くなし?!)、そして幼稚園なのに大きいテレビがあってビデオライブラリーみたいになってたこと(そんなにしょっちゅうビデオ見せてるの?)というところで、引っ掛かり、ちょっと引いてしまいました。

モンテソーリの園は、授業料が高いのが一番引っ掛かる点でした。でも、YMCAの中にあり、こじんまりはしていますが、「おやつは保護者が毎週交代で持ってくること、ヘルシーなものに限る」と決まりがあり、また普通の園のアクティビティーのほかに、YMCAでやっている水泳、ヨガ、スペイン語、音楽、の授業が、通常のスケジュールに取り込まれており、授業料にも込み、というところが気に入りました。モンテソーリという教育方法は、いろいろ細かいポリシーがあるようですが、別にそれに個人的に大きな共感を受けたわけではありません。でも、寒くても毎日外で遊ばせるとか、自分で何でもできるように自立を促すとか、同感の部分もたくさんありそうだったので、結局こちらを選びました。

さて、園が始まって、こぐまは1日も嫌がらずに元気に通っています。しばらくすると、すっかり慣れて、朝YMCAにつくと自分で教室まで走っていって、バックパックを下ろして自分のロッカーに入れ、水筒と連絡帳フォルダーを所定の場所に置き、と、すぐにルーティーンに慣れました。ここ数日初めて知ったのですが、園の方針で、子供たちは当番制で机を拭いたりもしてるらしいです。アメリカの学校では掃除とかさせないので、それを聞いて夫と二人でにんまりしたものです。

保護者のおやつ当番は、心配だったので自分が出張に行かない週を選んで立候補したのですが、ちょっと拍子抜け。ヘルシーなおやつということで、日本だったらミニおにぎりとか、手作り寒天とか作ったかもしれませんが、先生に聞いたところ、一番の人気は、市販の魚の形のクラッカーだそうで、とりあえずそれを持っていきました。日本のおせんべいがあるので、1日はそれも持っていこうかと思いましたが、誰も食べないと困るしもったいないので、結局はその魚の形のクラッカー2日、グラハムクラッカー、3色のぶどうアソートメント、リンゴとなしを切ったもの、各1日ずつ、で5日間乗り切りました。リンゴとなしはこぐまが大好きで、皮をむいて切ってあげると大きいリンゴをいくつでも食べるので、持って行きましたが、園ではあまり人気がなかったようで意外でした。

こんなわけで、私も親として新たな、新鮮な体験が始まり、わくわくしています。日本の幼稚園とは違ってお弁当もないし、制服もないし、スモックとかもないし、入学式もなかったので、実感がないといえばないのですが。

こぐまは幼稚園が始まってまもなくは、家では逆に甘えん坊になったり、疲れて朝寝坊したりしていましたが、夜寝る時間を繰り上げて時間を調整したら朝もちゃんと起き、自分で洋服を出して着替えて、と、なんだか一段とたくましくなった気がします。

毎日幼稚園に通い出すと日本語を忘れてしまうのではないかを心配していましたが、英語は上達しましたが日本語も特に衰えてないようです。新学期寸前に、担任の先生から、手書きの手紙が来ていたので、そのまま英語で読んでやろうとしたら、「ママは日本語でお話しするんでしょ。英語で読まないで!」と言われてしまいました。で、「そうだね、じゃあこれはダディーに読んでもらおう」と返事しましたが。でも今のところ「幼稚園で何したの」と聞いても言葉少なです。「お友達の名前教えて」と聞くと、「日本語でなんていうかわからない」と言われたのには笑ってしまいましたが、TくんとかCくんとか、よく遊ぶお友達はいるようです。この間は、迎えに行ったら、別のお母さんがこぐまに、「あら、あなたこぐまくんでしょ。うちの娘が、毎日のようにあなたの話をしてるのよ」と言っていましたが、後で聞いたら、こぐま曰く「女の子はしらない。女の子と遊んでもつまらない」そうです(笑)

週末になると「今日は幼稚園ないの?」と聞くし、先日のように風邪っぽくて「幼稚園休んだほうがいいかな」と言うと、「やだ!幼稚園行く!」というので、かなり楽しいにちがいありません。夏に通っていたYMCAの水泳クラスは、水にもぐるのがいやだと言って嫌がっていたのに、幼稚園での水泳クラスは楽しいようで、風邪気味のときに水泳は休ませたほうがいいかな、と夫と相談していたら、「水泳する!」と言い張りました。ヨガも、小さい子供にできるのかな?と思ったけど、先日早めに迎えに行って覗いたら、ちゃんとヨガマットを敷いていっちょまえにやっていました。子供って、親が見ていないところでも、どんどん成長していくのだなあと感心しました。


幼稚園に行く姿。普段着に普通のバックパックです。アメリカンな感じですね(笑)