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考えるための道具箱

Thinking tool box

◎LOADとNOTES。

2008-07-17 19:55:15 | ◎想
[LOAD]
●大阪でプロジェクトミーティング6時間・サンマルコで<エビカツカレー>→
●面接1人→
●会議・打合せ・モダン食堂 東京厨房で、<チーズカレーチキンなんとか>・面接2人→
●つくば・グランドハイアットの旬房(*1)~西麻布→
●打合せ・茹だる・シオサイトの「紅虎餃子房」でなんかすごい定食・打合せ・ドンキでTシャツとか(*2)→
●洗濯・シャルマンでモーニング・掃除・休日出勤・企画書3種・ハゲ天<特製天丼>・『エクス・ポ4号』・仕方なく『勝間式 利益の方程式』(*3)・『ウェブは菩薩である』(*4)・『事業計画書のつくり方』・大戸屋<陸奥湾産ホタテのせいろご飯と野菜と鶏の揚げ煮>・いつもと違う帰り道(*5)→
●休日出勤・東急プラザの500円の弁当・神山町の絆で<鱧のから揚げ自家製タルタルソース+もりそば+プレミアムモルツ>(*6)・腕時計止まる!(*7)→
●健康診断・『新潮8月号』(*8)・2000円のカシオのデジタルで当座をしのぐ→
●『カフカ・セレクション①』(*9)→
●会議~勉強会・プロジェクトミーティング6時間→
●取材・完徹・早朝の渋谷のあちこちでiPhoneの行列行動目撃・チェルフィッチュの『フリータイム』(*10)→
●プレゼン・またまたモダン食堂 東京厨房で、<炙り鮭のなんとか>→
●法事・中華料理・ヤマダ電機で新しい腕時計物色(*11)→
●ヨドバシカメラで新しい時計と工人舎のPC物色(*12)・喜寿祝い→
●微調整・レストア→
●軽井沢(*13)・芥川賞(*14)・ドンキで掃除関連商品大量に買い込む・BECKの『MODERN GUILT』(*15)・掃除・時計動く!(*16)→
●誘惑に勝てずとうとう自宅用「GILBEY'S GIN」(*17)。→
[LOAD-OUT]全体的に恢復のきざし。

[NOTES]
(*1)グランドハイアットの旬房:2回目。こういう店にビジネス抜きできている人はいったいなんなんだろうなあと思う。ま、否定するわけじゃないけれど。北海道そばはおいしかった。茶屋町の神田に肩を並べる。
(*2)ドンキでTシャツ:表示は2,980円で、値札は1,980円。さすがドンキと思って精算したら980円まで下落。急場しのぎのTシャツとしても安すぎる。
(*3)仕方なく『勝間式 利益の方程式』:あまたある情報を手際よくまとめてしまうその技術の効率には驚いた。もちろんオリジナリティはいっさい志向していない。むしろ捨てている。うまい商売。しかし、ペラ……これ以上書くと、ヤな感じになりそうなのでやめる。
(*4)『ウェブは菩薩である』:「万人の自由を拡大するというのがウェブ進化の本質です」。買わなきゃよかった。
(*5)いつもと違う帰り道:同じ24時間なら、そりゃドンキよりジーンズメイトだろと思っていたけれど、昨日の時点では、あるかどうかもわからないジーンズメイトを探して深夜の渋谷を徘徊するのもなんだったので、ドンキで手をうった。しかし、少しだけ帰りのルートをかえた同日、造作なく発見。しかも2件も。
(*6)神山町の絆:悪くはない。やまほど焼酎がおいてあった。森伊蔵1800円。夜が早い(23:30~24:00)ので会社の帰りに、というわけにはいかないな。
(*7)腕時計止まる!:WENGERの腕時計。これまでも、ガラスに水滴が溜まったり、止まってしまうことが多かった。きっと、不良ロットだったんだろう。なんとかごまかしてきたが、もはや限界かと思い、購買行動にうつることにした。
(*8)『新潮8月号』:東浩紀の『ファントム、クオンタム』は、これはどうしたことだ、というぐらい面白い。2章にはいっていっそうの磨きがかかる。いわゆる「長篇小説」が成立するファクターをしっかりと抑えていると同時に、かなりの度合いで、売れる小説の構造とエレメントを取り込んでいる。なかでも(村上春樹にちなんだ)並行世界のありようについて、もうこれ以上は並行世界の物語は書かなくていいんじゃないの?というぐらいの結論をだしてくれそうで、それがまた面白い。
平野啓一郎と高橋源一郎の対談についての感想は、界隈で消尽されているのではぶく。ただ、小説家による小説のプロモーションというのは、やはり難しいなあと思う。もちろん、マーケティングのために本人による解題は必要なんだけれど。
(*9)『カフカ・セレクション①』:題名も確定していないような、フラグメンツも並べられていて、そういうのはもはやいっさいの意味がわからない。しかし、こうした「夢」の切れ端のような断片を書き残しておくことはとても大切だとも思える。
(*10)チェルフィッチュの『フリータイム』:演劇をたくさんみているわけではないので、この感想はなんの意味もないし、意識が朦朧としていたため過言だとは思うけれど、『フリータイム』は、演劇ではじめて心底面白いと思えた。下世話な台詞と貧しい演出。とりわけ、計算され企てられたふつうの日常の「しゃべり言葉」。これは、と思い戯曲なぞりながら観ると、その先鋭とエネルギーと脱力は、「書かれた言葉」だけでは伝わるものではないことがよくわかる。とはいえ「書かれた言葉」がないと始まらないこともよくわかる。しかし、これほど楽しいにもかかわらず、完徹のため、「目を閉じる=すなわち寝る」を回避できず、残念ながら脱落。かくなるうえは、DVDを買ってもいいか、と思えるぐらいの気持ちにはなっている。『三月の5日間』とのセットでも損はしないような気がする。ちょっとこれにはまいったな。
(*11)ヤマダ電機で新しい腕時計物色:いちおう、シチズンのPMV65-2241に照準を合わせてはいるものの、どうも踏ん切りがつかない。世の中のほとんどの人が、Ωとかロレックスをもっているわけだから、軽くカードを切ればいいのだけど、どうも最終局面で、時計なんてしょせん鉄の塊という貧しい思想が頭を過ぎり、待ったをかける。工人舎のPCとあわせて、これぐらいの値段におさまんないかねえ、というガッチリ買いまショー的計算もはたらく。
(*12)ヨドバシカメラで新しい時計と工人舎のPC物色:一夜あけて、多少は合理的な消費行動ができるかと思ったけれど、ヨドバシ店内に犇きあうディアスポラの積極的な消費活動に幻惑され、ますます混迷。この一週間、もう少し合理的な理由を固めるべく迷うこと、だけは見事に決断できた。消費においてこれだけ迷うのは珍しいケース。
(*13)軽井沢:東京から1時間強でいけるなんてわかっていたら、最初から行っておくべきだった。今度の休みに、あらためて鬼押し出しなんかいっちゃおうかね。でも、地図でみるとあれだね、軽井沢という場所はもう少しで日本海なんだ。山梨のちょっとうえあたりか、と思っていたけれど。そして、群馬に近い。これに気付いてはじめて、群馬から浅間への山岳行軍がイメージできた。
(*14)芥川賞:ああそうだと思い、津村記久子の『婚礼、葬礼、その他』を読み始める。世の中には文章の巧い人が多い。
(*15)BECKの『MODERN GUILT』:好きなことを好きなように、音も思想もムードもローファイで、雑っぽくやっても、すげーいいもんに仕上がるという才能の源泉はどこにあるのかね。ひょっとして、これは『Sea Change』の次に良いアルバムになるんじゃないか。
(*16)時計動く!:こまったことに、この期に及んでバカ時計が動き出した。これじゃ、ますます合理的な消費行動がとれなくなるじゃないか。
(*17)「GILBEY'S GIN」:赤しかなかった。へーみたいな液体だった。

◎てきとう日記。

2008-07-05 22:45:53 | ◎想
最近、てきとうに流しているのは、なんでなんかなあ。言葉/書くことは大事だけれど、言葉/言葉がじゃましている、というよくある隘路にはまっている感じだ。それに比べると写真はやっぱ雄弁だよなあ。


本日は、ティップネスに行くことができなかったものの、早起きして、洗濯して掃除してシーツを換えたりして、そんで最後に渋谷まで30分ほど歩くと、たいそう汗がでた。きっとエアロビクス1時間ぶんぐらいの発汗はクリアできたはずだ!ちょうど、米屋を発見したので、プラッシーを買いました。思い返せば、昭和40年代ぐらいまでって、ほんとうにジュースって少なかったよな。濃縮(き釈用)トリスコンクはもとより、粉末の春日井シトロンソーダなんか飲んでたぐらいだもんな。いまやビールですらケースで頼むって習慣がなくなってしまって、これが贅沢なのかそれが贅沢だったのかよくわかんないです。ちゅーか、米屋なんてものもないだろ。


無料・有料とわず、世の中は文字で溢れている。あまりにもギリギリまで、文字をつめすぎてほとんど決壊寸前。いやほんとに。たとえば、『エクス・ポ』は、何かが憑いたようなそのミニアチュールのレイアウトに驚嘆する以上に、きっとおれと同じぐらいの年齢だったはずの佐々木敦の視力にあきれる。これは眼鏡はずさな読めん、と面倒くさいことこのうえないのだけれど、眼鏡をはずすという、身体的なアクションが付随すると、意外にしっかりと読んだりするもので、それが狙いなのか。ちょうど昨日の夜中に、選評を読んでいた三島賞の『切れた鎖』が、時評で取りざたされていたのでそこんとこは面白く読めた。しかし、相変わらず宿題をやってこない人はいるもんで、そういう人は、いちど某部長にこっぴどく怒られるべきなんじゃないかと思う。

右に見える2冊は、Take Freeで、こちらも『エクス・ポ』ほどではないけど、微細な文字が横溢する。はじめて手に取った『Kate paper』というのは、よくわからないけど、どうも下北のカフェが発行してるようで、驚いたのだけれどテキストのレベルが異様なほどに高い。インタビューとか対談の筆記なんかは、『群像』より巧いんじゃないかと思ってしまう。KERA・曽我部恵一のインタビューなんかもあったりして、ひとえに人脈のたまものかとは思うが、それにしても、埒外のことでもとっても楽しく読めて、ほんとうなら「陸奥湾産ホタテのせいろご飯と野菜と鶏の揚げ煮ぐらいで、何時間待たせんねんや、このダボ」となるはずだった、大戸屋の店員を見事に救ってくれた。とりわけ、これもよくわかないけど、妹沢奈美(音楽ジャーナリスト)×山本貴政(Coa Records)の「音楽における活字文化を今こそ再考せよ」という対談が、いばっているようで、いばっていなくって、意外に意外なファクトも差し込まれていて、思わず集中してしまった。