そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

11月6日(木)

2008年11月06日 | 昔日記
 昨夜は麻布十番のお稽古事であった。公演も近づいたのでリハーサルに終始した。女性のパートの進境著しく、特に講師役のN先生の奥様は素晴らしいの一言に尽きる。チケットもほぼ完売状態なのだそうだ。終了後、Oさん、Nさん、Eさんと「もち玉」へ行く。珍しく席がガバッと空いていた。

 今日は11:00に事務所で打ち合わせ。来年度のテキストの供給について担当者に相談する。研究予算を使って発行していたオンデマンド出版形式のテキストが、来年度から継続できなくなるので、どうすればよいかということで、頭が痛い。大学の出版部門で出してもらうことも、毎年500部くらいの需要では断られたそうだ。そこで、授業用プリントの一種という形で対応してもらう以外方途はないらしい。その方向で話を進めてもらうことにする。このテキストは近くの女子大でも100部以上使われているので、そちらへの供給もうまくいくだろうか。やれやれ。

 急いで昼食を摂って、13:00から博士課程の研究指導。Oさんの学会発表資料を確認し、今週末研究発表するK助手のリハーサルを聴く。夏合宿でラフな話を聴いたネタだが、中世の伝承をめぐってまことに興味深い。ただし扱いが総花的になっているので、焦点を絞ったほうがよいとアドバイスした。Oさんの発表原稿の確認は仲間に任せ、修士の演習に行く。次の時限の演習にゲストスピーカーを呼んでいるので、早めに終わらせてもらった。Uちゃんの報告の途中から次週繰り越しとする。

 国文研のIさんにご出講を願った。絵画資料をpptで多用する話なので、早めに教室に行ってPCをセット。学生諸君も熱心に聴いている。次の時限も同じ教室で別の話をしてもらうことになっていたが、担当のH先生が現れず、Iさんに任せて研究室に戻る。学生の研究会の様子を取材したいと事務所から頼まれていた。職員の方2名が陪聴。終り近くに中座して、Iさんの教室へ行く。後片付けをして教員ロビーにご案内、お茶を飲んでもらっている間に、研究会に戻って後始末をK助手に託し、Iさんを「すゞはん」にお連れする。ささやかに饗応した。「すゞはん」は珍しく混んでいた。ご繁盛、結構である。生牡蠣を注文。オイスターバーのことを思えば、これは安い。

 本当は18:00から教員組合の執行委員会で、そちらのほうはさすがに休ませてもらった。20:00過ぎならまだ委員会をやっていたかもしれない。「すゞはん」で飲んでいるも何だか後ろめたいが、まあ仕方ないやね。Iさんはつい最近結婚式を挙げたばかり。お祝いに差し上げた食器が使いやすいとおっしゃる。改めて、お幸せに。

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