11:00に講演のご依頼者との打ち合わせ。私なんぞにも講演を頼む奇特な御仁がおいでなのだ。時と場所と人数などをうかがい、題目もその場で相談して決めてしまった。
次の約束は15:30で、それまで買い物に行く。まずは御礼に持参する菓子をもとめるため「にほんばし島根館」へ。めのはの新物もあったから、ついでに購入した。高島屋の「大近江展」の案内はがきもいただいていたので、そちらも覗いてみる。はがきを持って行くと粗品がいただける。ついつい釣られますな。工芸品のコーナーでTさんとばったり。モンペみたいなものをお穿きだったが、ユニクロ製品のよし。大津絵が素敵だった。
後は、卒業・修了祝いを買うために青山へ。昼食は「あおやま長寿庵」でりんだもぢった。根津美術館へも行きたかったが、残念ながら時間がとれなんだ。
15:30に学校法人の本部棟を訪ね、常勤嘱託の書家W先生にご挨拶する。高校の生徒寮の表札を揮毫していただいたのである。「にほんばし島根館」で買って来たお菓子とめのはを進呈する。W先生は松江でお育ちになったそうである。ご著書をいただいた。同じ部屋に、法人の法務部門も入っているから、職員のUさんにもご挨拶した。高校のオリジナルグッズ開発について相談にのってくださった方。幸運なことに高校のOBであったのだ。
「終業式の開始時刻を厳守されたし」との一斉メールを、教頭先生が全教職員宛送信されたので、尻馬に乗り「時間を守らぬ者に成業の見込みは無い」旨、クラス担任から全生徒に通達して欲しいと、校長からも一斉メールを送信した。そうしたら、「同感!」との返信が、先生方から寄せられて来るわ来るわ…。誰しも思うことは同じようだ。しかしまあ、いったい全体この高校は、こういう点について今までどういう教育・指導を施してきたんだろう? 嘆かわしいかぎり。…とは言うものの、ぢゃあお前はどうなんだ?と問われると、冷汗一斗。あるいは一首。
定まれる時を守らぬやからにはいかなる事かなしうべからむ
学校にはスローガン、合い言葉が必要だと、私は思う。たとえばライバル親戚校なら「去華就実」だ。ウチだって、りっぱな教育理念が定められておるのだから、それをW先生にでっかく揮毫していただいて、校舎の入口のところに掲げたらどうだろう。ただしちゃんと揮毫料はお支払いすべいよ。金がありまねんと、またぞろ事務長殿に言われるかなあ? PTAあたりにサポートしていただけないものかしらん。
私は学校法人が高校へ遣わした「代官」なのだそうだ。こうなったら「悪代官」に徹するか? 「芋代官」になるという手もあるぞよ。芋頭の水指は老母が所持しておる。井戸茶碗が欲しいかなあ。
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