そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

6月29日(日)キャッチの上手い校長先生?

2014年06月29日 | 校長は日々是口実

  輪読研究会のため大学へ行く。注釈の中巻のゲラが出たので、輪読もさることながら、執筆者に校正を送付する作業もある。

  会場をセットしてから、昼飯は「AMA」でカレーセットを食った。昼間の花番さんは、何となくご機嫌斜めであらせられたか? さて、その足で、学校法人傘下の中等教育校の合同学校説明会へ行く。

  校長を務める高校のスタッフに、ユンケルを差し入れる。校長はほんまに気を遣うのだ。ウチは午後の高校の部のトップバッターで、最初の3分だけキャッチを校長が喋り、後は入試主任がppt紙芝居を使って説明する手筈にしておいた。他の校長は皆さんスーツにネクタイ姿だが、このクソ暑いのに、この後研究会もあるのに、そんな姿ではやっていられないから、昨日同居人にプレゼントされた黒い半袖シャツを着て行って、ストローバッグに必要な物を入れて、演壇にのぼる。私は容姿・体型が金日成にそっくりだと言われる。そこで、××の金日成、も無い話で…といういつものツカミで入れば、400人ほど入った会場がどよめいた。しめた、これで、こっちのペースである(なお高校の学校説明会とは、付添いのご父母の心をゲットするのが大切である)。

  前に担当理事がお話になったが、これがまたすこぶる付きのつまらん話で、鮮やかに、スマートに、軽々と、他の校長は絶対に喋れないような過激な内容を縦板に水。そして、オリジナルグッズを前にお座りのお1人にプレゼントし、あとはU太郎入試主任に任せたぜ(この先生は高校生時代、なんと私に国語を習ったのだそうだ)と、フロアに降りて通路を進み、ホール後方のドアから退出してみせたのだった。なんと拍手が沸いたではないか! 歌舞伎の花道みたような演出である。話の中身なんか、学校案内パンフレットHPを見てもらえば済む。ここはイメージ戦略に徹するのみ。しかし、私の話って、そんなにおもろいのかなあ? 単なる自虐的二流大学教授の、ぼやき節に過ぎない気がするのだがねぇ。

  聞けば、兄貴分高校は、現在の校長先生がまたまたご再任だそうである。ふう、6選めかよ! ご苦労なこっちゃな。さてさて、兄貴分はよほど人材が乏しいのであろう。これを称して、退廃と申すのである。まあ、余所様のご事情だから、凡慮の及ぶところではない(心の中で、そっと軽蔑しておく/笑)。

  研究棟へ戻って、輪読会。担当を発表したが、きちんと読めていなかった。猛烈な雷雨があったが、帰宅する頃には収まった。神楽坂で豆腐を買う。「遠音」は閉店されるそうで、今、セールをやっている。


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