そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

6月22日(木)ガラスの小瓶

2012年06月22日 | 公開

 朝はすごい大雨だったのだが、お昼近くにはほぼ止んでしまった。昼食は「高七」へ行く。運よくカウンターに座れた。予約でいっぱいのよし、そのうち黒人さんの大集団が、どやどやお入りになってきた。いやはや、国際的なお店であるぞなもし。7月3日の予約は、都合が生じたので延期していただいた。

 3時限の1年演習は、レポート作成に着手。研究文献を持って来てもらったが、中にはサボったヤツもいた。ともかく来週までに800字の要約文を提出すること。それから、自論展開部のアブストラクトを書かせ、最後にまえがきとまとめの書き方を教え込めば、一丁あがりとなるはず。あと1カ月ほどで、4000字のレポートを書き上げてもらわなくてはならないのだ。

 授業後は人と会ったり、打ち合わせをしたりで、16:00頃にようやくひと息つく。神楽坂へ行き、「うつわや釉」でガラスの小瓶を引き取った。ご主人のTさんはおいでにならなかったが、店員さんがお茶を淹れてくださったので、少し話し込む。もとは青山の骨董店などにお勤めだったそうである。焼き締めのすてきな小壺が目に入った。伊賀焼の若い作家さんのお作だという。欲しいなあ。6月25日にボーナスが出るというから、思い切って買っちゃおうかな…。

 「梅花亭」で金平糖を買う。ガラスの小瓶は、振り出しに見立てるのである。「緑の豆」で研究室用に神楽坂ブレンドを焙煎してもらい、「フラスコ」を覗く。やぎもとこさんとお話しした。お仕事は?と聞かれたので、噺家みたいな者ですと答える(嘘じゃないぞ)。安いものを一ついただいたら、赤紫蘇のジュースを入れてくだすった。赤紫(赤字)蘇は縁起が悪い、黒紫蘇はないのかね?と言えば、師匠、うまい!と声がかかりましたわ。

  大学に戻ると、博士論文公開審査の貼り紙が出ている。ふむふむ、…マラルメとな。摩羅ルメとはまた(股)、実に男らしい名前ですなあ…と、そばに美術史のM教授がいらしたので、申し上げたら、はははとお笑いになる。こりゃセクハラぎりぎりか?


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