そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

6月24日(火)校長から教授に変身

2014年06月24日 | 校長は日々是口実

  高校の地元中学の校長先生方との懇談会が16:00からで、新幹線に乗る。その乗り換え駅では、山形県の物販をやっていたから、サクランボの小さなパックをもとめた。高校に着くや、事務所の女性スタッフに、皆さんで…とお渡しする。事務所あっての高校だ。スタッフ1人1粒くらいは行き渡るだろう。校長とは、かくも気を遣うのだよ。職員のTさんに、そろそろ私物をまとめたいから段ボール箱を2つばかり用意してくださいとお願いしておく。明後日選挙が行われて、私の後任の校長候補が、おそらく高校の教諭連の中から選出されることになるはず。ようやくこの学校も「民主化」されるわけで、祝着至極、まあ、どこかの国のマリキ政権みたいにならぬよう、強力な指導者が選出されることを祈るばかりだ。

  地元中学からは、指定校推薦をお願いしているので、下にも置かぬ応対をする。ウチのようなしがない私学に優秀な生徒を送ってもらうためには、ひたすら平身低頭を貫かねばならぬ。昨年要望された事柄は、ほぼすべてそのまま実現したので、その点高く評価してくださった。女子を推薦したいという意向が強い。男女比は2:1なのだが、このジェンダーバランスは、学校法人の方針もあって、見直して行かなければならない。遅れてみえた校長もおいでで、5分遅れで始め、それでも17:00前に懇談を終えることができた。

  18:00前の新幹線に乗る心づもりで駅へ行く。すると、17:30前の列車がちょうど出るところだった。しめた、と飛び乗る。18:30から開始予定だった演習コンパを、19:00スタートに遅らせていたが、18:00前のに乗っても少し遅れる公算だった。それが余裕が生じて大助かり。東京駅でメトロに乗り換え大学へ。

  キャンパスの前で元ボスのT教授、A学部長閣下とすれ違った。メールボックスをあらためてから、「かわうち」へ。既に数名が飲み始めている。男子と女子がきれいに別の卓を囲んでいるのが可笑しかった。好きなだけ飲み食いして、会費1000円なら文句はあるまい。結局、「マスコミ研究会」の男子学生2名がイニシアティブをとってくれたのは流石であった。

  高校の新しい学校案内が仕上がっていた。校長の挨拶文は、腕によりを掛けた。昨年は学校法人本部からクレームがついて、廃棄刷り直しになったから、今年は事前検閲をしていただいた。ところが今度は、高校のスタッフから、「生徒が整列しない」という表現は誤解を生むと懸念を表明された。だって本当に、きちんと整列なんかしないじゃないか!と突っぱねた。ウソはいかん。それでは自民党の都議になっちゃう。表紙も素敵である。女子生徒の脚が長く見える。よく観察すると、制服なんか無い高校であることもよく分かる。


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