そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

8月14日(日)茶碗フェチ・コレクションの一部

2011年08月14日 | 公開

 午前中はまた、お点前の割り稽古を見てもらう。鏡を見ながらやればよいのだろうが、自分の体の動きがよく分からないのがもどかしや。富士釜、一体いくらだったの?と尋ねたら、1万もしなかったそうである。こ、これがン千円かよ! 道具屋にも目の無い店があるということか?

 ウチには風炉・釜がないんだよねと愚痴を言えば、あたしゃ本を積んでその上に薬缶を載せて稽古したわいなと言われた。無いは無いで工夫次第ということだな。

 それで、老母のコレクション?の中から、よいなあと思っているモノを一つ、二つ。

 

  対州窯らしい。農地解放の時の農業委員をしていた関係で、老母の養父(私が名乗りの一文字をもらった御仁)が、有沢家から頂いたものだとか。

 亡父が気に入っていたという萩焼の小服茶碗。

 五代漆壺斎作の薬器形薄器。これも老母が養父かもらったそうな。漆壺斎は奇数代がよろしいのだとか。

 15:00に駅前から空港連絡バスに乗る。その前に、山本おたふく堂の「ふろしき饅頭」8個入り500円也を買う。松江では駅のキヨスクでしか売っていない。飛行機は出発が少し遅れた。

 昨日出した荷物はもう届いていた。夕食後、刷毛目茶碗を取り出し、「ふろしき饅頭」で一服。