海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

震災後の国産材は?

2011年04月22日 08時10分15秒 | 木材
震災後の国産材は?

まず、被災県で被災していない森林からの伐り出し、被災していない近い県からの伐り出しが、復興の基礎になるだろう。それでも追い付かない場合は、森林の切り出しに余力のある県が補う形で調整になる。

ここで問題は、木材だけでなく、他の物資も同じような計画になり、かなりの混乱が生じることになり、初期の段階で被災している県自体が、他の方に機能を奪われ、全てがパンク状態に陥ることが今回の震災の大きな特徴だろう。

広範囲な被災で機能すべき自治体自体の被災、国の対応の遅れと優先すべきものが、どうしても後手後手に回っているように見える。

そんな中で、インターネットによる情報の伝達手段は、有効のように思える。被災地に何が必要で何が不足しているかリアルタイムに動きがみえてくる。

ツイッターなども情報を早く知る手段として、活躍している。

これにフィルター機能が備わっていれば、言うことはない。

国産材には、このような機能を持ったQB(クウォーターバック)が必要だろう。

今の木材業界にはない。

初期の混乱は、次第に収まれば、必要な資材・人員が整理されていくだろう。たぶん、被災していない県単位で被災地を割り振り、支援機能を県単位で動くようになるとずいぶん違ってくる。

ここで注意することは、独自の規格を導入しないことだ。

容易だからと言って、規格が不ぞろいになると今後の復興に支障をきたす。

早いモノ勝ちでは、決して良くはならない。

どうしても採用するときは、時限的な規格で必ず、後に統一した規格に合わせるということが前提にならなければならない。

震災とは関係ないかも知れないが、西日本と東日本では、ヘルツが違う。これは、明治時代に輸入した発電機が別々の国だからだった。

今からこれらを統一するには、相当な費用が必要だ。

非常時だからという聖域をいくつも設けると後に大変なことになる例だろう。

国産材は、このことをしっかりと認識して動く必要がある。

そうしなければ、外国産材が日本中にシェアを伸ばすことになるだろう。