海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

世界恐慌脱出政策

2009年03月29日 23時21分47秒 | 経済・社会
コンビニの飲料のコーナーでは、最近おまけが、復活してきた。

一時期のすごいおまけは、なくなったが、確かに復活している。

以前、デフレの特徴にコンビニの飲料のおまけを上げたが、結構、見つけやすいポイントだ。あと、お弁当の値段もある。これで390円??!!

間違いなく、政策のひとつは、消費拡大だろう。




経済を風船に例えると。膨張し収縮した風船が、今の経済状況だろう。空気を必要以上に入れ過ぎたということだろうか?

問題のひとつに、経済をひとつにまとめ過ぎたということがある。

風船のような経済を大きくするには、確かに空気を入れることが肝心だが、その入れ方に工夫が必要になる。大きな風船を用意して空気を入れて膨らませれば、大きな風船の許容範囲まで膨らませることができる。しかし、ある程度大きくなると風船が割れる可能性がでてくる。

そこで考えられるのが、大きな風船のなかに小さな風船を幾つも入れる方法と更に大きな風船を用意する方法だ。どちらも、新しい経済の目標となるだろう。

今回の経済は、風船が割れたと言う表現ではない。風船のもとが、はずれたという表現の方が当てはまるかもしれない。風船が本当に割れる前にしなければならないことをするためにあえて、空気を抜いたと言う表現が正しい気がする。

生産性が基本で経済が成立するともっともらしい事を言う経済学者は言うけれど、世界で最初の職業は「売春」だと言われている。これが、経済の実態で生産性だけが、経済の本流ではない。モノを作って売る時代から金融システムでお金を作る時代になった。そしてどれも上手くいかないで失敗したのだ。戦争や宇宙開発などで膨れ上がる品物とお金のガス抜きをしていた手法。さまざまな金融商品を次々開発し、お金を色々なところに入れる(投資)経済の運営手法が通用しなくなってきた。

多くの人は、モノづくりを原点に考えようとスタートをそれぞれの国ではじめるのだが、多分上手くいかないだろう。モノを作っても買う人が、すぐにいなくなるからだ。

大量生産で質の高いものが、世界中に一度に広まれば、全ての人が買った時、生産品の需要は、ガクンとダウンする。右肩上がりの伸びる期間が極端に少なくなる。

モノの値段が上がるのは、数が少なく、全ての人に行き渡らないときに起こるもので、その数が、欲しい人の数よりも多ければ、値段は下がってしまうという一番シンプルな経済現象だ。

そんな中で生まれた手法が、金融システムを商品にする手法だ。リスクを次から次へ分散させるように商品をつくり、市場経済と言う名の下に価格を市場に任せる手法をとっていた。結果は、ご覧のとおり。

消費の拡大が、一番の経済効果と考えているが、全てに当てはまるわけではない。
消費して無くなるもので生産すれば、またできるものの消費拡大が重要だ。

食料や木材などが、上げられる。その生産性が落ちないで、循環できるための整備をすることが政策の課題だろう。

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延岡景観倶楽部 まちあるき3 川中編

2009年03月27日 18時58分40秒 | まちづくり・ボランティア


結構、お休みをしていました。体調が悪いのではなく、年度末の忙しさに忙殺されていました。もう少しこの状態が続きます。



写真は、城山の鐘守さんです。

延岡と言うとやはり、城山の鐘ですね。



五ヶ瀬川の河川敷を歩きました。海杉のちび3人が大喜びです。海杉は、あまり、子ども達を遊びに連れて行っていません。

まち歩きでも十分喜んでもらいます。一番下の4歳の呂妃も今回は、全て歩きとおしました。



これは、「畳堤」と呼ばれるものです。

この枠に畳を差し込んで堤防の嵩を上げ、水の浸入を防ぐと言うものです。

日本人の土木の知恵はすごいものです。






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平岩小中学校 木製フェンス 100m

2009年03月21日 11時06分29秒 | 弥良来杉
木製フェンスも100メートルとなると見ごたえがある。

そもそも、このフェンスはアルミフェンスが予定されていた。

でも、アルミじゃ!!と木製フェンスの見積をとってくれた。

どうも、木製フェンスの方が安いということになった。しかも、耐久性のある弥良来杉を使ってということに




まだ完成はしていませんが、100mだと結構迫力がありますね。

この現場では、「弥良来杉の端材は、全て引き取りますよ」と話しています。

そうなんです。全国からサンプルが欲しいというお客様には、端材でサンプルを作ります。

材を納める時に残材は、引き取ると現場は、キレイに片付きます。



現場も喜び、海杉も嬉しいのでこれを一石二鳥と言うんでしょう。

弥良来杉は、エコですね。
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再び、弥良来杉フェンス キャスター

2009年03月20日 23時04分47秒 | 弥良来杉
フェンスの扉の取り付け工事を行った。

フェンスの扉の大きさは1000*150が二つある両開きの扉だ。



問題は、フェンスの扉の重量だ。
扉の自重で兆番がはずれてしまうこと懸念した。




そこで、扉の下側にキャスターを取り付けた。

普通のキャスターではない。
サスペンション付きのキャスタだ。



自作ではあるが、扉の開け閉めの床は、レベルが違うので、サスペンション付きのキャスターを取り付けた。

この手のキャスターは、市販されていない。これが、かなり安くでできてしまった。実用新案でもだそうかなあ。

まだまだ、改良の余地はありますが、木製の扉にはこの手のキャスターが必要でしょう。


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想いを残す リノベーションの取り組み(参考例)

2009年03月20日 02時51分11秒 | 古材
お客様にどんなにしたら、喜んでいただけるだろう。そんなことを考えると次のアイデアが生まれます。

この建具は、100年前に作られました。

100年の時を経て別のモノに蘇らせることにしたのです。



まず、洗いをかけます。水で100年の汚れを落としていきます。

この時感じたのですが、ドロが付着しているのです。

この建物は、何度も冠水に遭いました。その時のドロだと思います。




次に塗装をします。

できるだけ、今までの雰囲気を残しつつも、違うもので使用するための塗装です。

今回は、安全を考え、ノンロットを使用しました。



何度も塗っては、ふき取り、やっと満足できる色に落ち着きました。

この時、お客様の顔が浮かんできます。

うちの専務は、元の方が良いと言います。

確かに骨董であれば、元の方が味があって良いのでしょうが、仮にもリノベーションを掲げる海杉ですから、ここは、利用法の提案として・・・。




今回は、建具に鏡を取り付けました。

喜んでいただけるかは、心配ですが、自分の家の部材です。大切に使ってももらいたいと思っています。
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まちづくりの手法5

2009年03月17日 08時59分55秒 | まちづくり・ボランティア


どんなに焦ってもまちづくりには、必要な時間が存在する。

参加する人が、物事を理解するには、それなりの時間が必要だ。

準備とは違う。学ぶとも違う。何かと問われると答えるに言葉を捜してしまうが、「待つ」という時間だ。

上崎橋の開通に合わせて、地元の人と交流を持てた。地元の人にとっては、ヨソモノの私たちの話は、受け入れたいが受け入れにくい面もある。

アイデアや支援する体制はあるのだが、受け入れる側に何かしっくり行かないものがあるのだろう。

このときに解決する方法は「時間」なのだ。



まちづくりで何が大切ですか?と尋ねられたら、時間をイメージできると上手く行くかもしれませんと答えるようにしている。



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建築雑誌 もくたろ 創刊

2009年03月16日 23時37分12秒 | 木材


写真の建築雑誌「もくたろ」が創刊となった。

雑誌不況と呼ばれるこの時代に建築雑誌を創刊することは、大きな意義がある。建築関係者だけでなく、木材関係者も注目に値するのではないだろうか。

この雑誌の地方からの情報の欄で海杉も書かせていただいた。宮崎県発 木製鳥居キット通信販売と言う題で。

木材業の方が読んで少しでも気づいていただければ、と言う想いからだ。

1200円とお買い得なので是非読んで欲しい。

どれも読み応えのある内容だった。

特に木の流域をめぐる筑後川では、なるほど!と感じる特集で、全国の主だった流域をめぐって欲しいと願う特集だ。

多くの方に知って欲しい雑誌がとうとう創刊されたって感じかなあ。
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エクステリアウッド講習会2

2009年03月14日 04時56分10秒 | 弥良来杉
木材は、屋外に置くと水にも弱いが、土にも弱い。
外国の規定では、木材を土と接触させては、ならないとある。昔の家が、掘った穴に柱を入れた掘立て式であった。その工法が進化して石の上に柱を置く形式になっている。どちらも木材を立てて使う工法だ。
なぜ、土に接触させないようにするかと言う理由だが、大きい理由は、シロアリによる被害を少なくするためだ。そのほかにも腐朽菌が、土中には生息しているため腐り易い環境にある。

ウッドデッキも束石と呼ばれるコンクリート製の上に柱や束を立てる。木材の使用で強度が欲しい箇所は、木材を立てて使うことが原則になっている。木材は、繊維方向の力に対しては、かなりの抵抗をしてくれる。圧縮力や引張り力に強いと言うことだ。しかし、繊維に対して直角方向には、強度もあまり出ない。ここが、弱点であるが、屋外にも同じことが言える強度だけでなく、腐るという現象でも木材は立てに使うよりも横のほうが弱い。

これは、木材の導管と呼ばれる繊維と関係する。導管は、ストローの束ねようなモノで横にした木材に水や水分が入るとなかなか抜け切らない。時代劇で悪人が逃げる時に立ててある材木を倒して逃げるシーンがある。今も木材は立てて乾燥や保管をしている。

この時、注意しなければならないことが、天地を間違えないことだ。天地とは、末口、元口のことで、もともと木が立っていたときに地面に近いほうが元口で逆が末口となる。なかなか素人では、わかりにくいものだが、杉であれば年輪の幅の大きさや赤身の濃さなどで判断すると良い。

どうしても土に接触させなければならないとき、多くの方は、銅板を捲いている。銅は、錆びると緑錆と呼ばれる緑色の錆を発生させる。これが、毒で大抵の腐朽菌やシロアリをよせつけなくする。腐りやすいところに銅板を葺くのは、このためです。神社で垂木などの雨水があたり、腐れ易いところに付けている。

蛇足だが、屋根に銅板を葺くのは、緑錆起こして膨張させて接合部を一体化させる自然力を生かした防水工法で銅を葺くと早く緑色になれと思うのだが、最近は、酸性雨の影響か緑色にならない。

よく、土に接触するところは、松でと言う注文がくる。素人の方は、松が屋外に強いと信じている方がいる。これは、厳密に言うと間違いです。昔、松は、杭に使用されていました。昔の堤防の杭は、間違いなく松です。松脂が水分を入れないと言うことなのでしょうが、松も簡単に腐ります。土中に入れる杭は、必ず、地下水面よりも下に入れなければならないのです。これが、大原則です。水の中の木材は、腐らないものです。腐朽菌は、カビやきのこの一種ですので、養分と水分と酸素が必要です。この3つのうちどれかが欠けても、繁殖はしません。ですから、松杭は、地下水面下まで打ち込むと何百年もそのままの形状ででてきます。

木材は土に接触することによって、水分や養分もちろん酸素も揃うことができ、腐りやすい環境になってしまうということなのです。

シンプソン金物でも柱を差し込んで柱を浮かすような「柱受け金物」がありますが、下部にアジャスタがついて高さの調整ができるタイプもあります。
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若山牧水全国こども短歌コンクール 入選

2009年03月12日 20時52分21秒 | なんでも


海杉の3女の瑠香が、若山牧水全国短歌コンクールに入選した。ルーの愛称でいつも笑顔で元気な娘。



さわのぼりずばっとはまりびしょぬれにでもそれがいいまたやりたいな




この歌は、夏休みに延岡の行縢で体験した沢登りの様子を歌ったものだ。家に帰っても沢登の話を良くしていた。本当に面白かったのだろう。
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まちづくりへの参加

2009年03月12日 19時02分47秒 | まちづくり・ボランティア
まちづくりが面白いと様々な形で参加される方が多い。

海杉の周りにも目覚めた方が、相談や打ち合わせにやってくる。

まちづくりに目覚めるとどうなるか。まず、自分以外のことが良く見えるようになる。そして、自分の住む町のシステムの不備に気づくのだ。

悪いところばかりが目に付くようになり、どうしたら良いか悩む。

はじめの症状は、こんなところだろう。

もちろん、この症状がでなくてもまちづくりをやろうと行動する方もいるが、基本的には、自分たちのまちが好きだと言うところは、間違いないだろう。

この火を消してはいけない。

よく、まちづくりをする人たちのグループとPTAや町内会、商店街も同じようなまちづくり活動をするのですが、決定的に何かが違います。

それは、組織自体がまちづくりの組織であるかと言うことです。PTAは学校が単位ですし、町内会や商店街は、文字通りです。

まちづくりの組織を立ち上げると覚悟しなければならないことが、3つあります。ひとつは、決して終わりがないこと。二つ目は、資金が、必ず必要になること。三つ目は、1人ではできないことです。

組織は、ひとりでもできますが、活動や行動をしようと考えると仲間が必要です。

海杉は、実は、まちづくりの組織を持っています。もう誰もいませんが、ひとりで活動しているのです。

どんなことでもやろうとするバックアップは、大切ですが、海杉は、ネガティブな失敗例や結末を結構話します。やろうとかなりの情熱に水を差すような意見で申し訳ありませんが、それでもやる勇気と成功するためのコツや方法を見つけるためにはどうしても話さなければならないことがあるのです。

知っていると知らないとでは、雲泥の差があります。素晴らしい先進地の事例や成功例を聞いたり、すると「俺もやりたい!」と思うでしょう。それは、それでいいのです。でも、もっと身ににつけなければならない小さな事柄が、たくさんあるのです。でもまちづくりには、必須科目ではありません。飛ばせるものなら飛ばして、やりたいことに情熱を傾けるべきです。

そんな小さなお手伝いができればと思います。

はじめに覚悟と脅かしましたが、どんなことをしてもそうだと思います。

ビジネスとまちづくりが海杉には重なります。儲かってはいないし、貯金がどんどん減っていくのに・・・。

何故やるかって言われると本当に楽しいのです。

みんなの笑顔が!!!

ビジネスもまちづくりも同じです。笑顔があるからですね。

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エクステリアウッド講習会1

2009年03月11日 07時41分57秒 | 弥良来杉
木製品を屋外に設置することは、かなり、勇気のいることだ。

どうしても腐るという現象が起こるからで、とんでもない問題に発展する。

では、どのように対応すれば良いのか簡単なポイントをこのブログで解説しよう。

1.水はけを良くする。

簡単なことだが、実は、木製品を屋外で置くとすぐに忘れてしまう。勾配をつけたり、接地面から離すこと、雨水に濡れてもすぐに乾くような工夫が必要です。特に「立て使い」の場合水はけを良くすると同時に元口と末口を間違えないことも大切です。これも、水はけを良くすることにつながります。
釘やビスを打つ場合も「脳天打ち」と呼ばれる打ち方はできるだけ避けたいところです。施工は簡単ですが、そのところから、水が入り腐れを呼び込みます。よく穴を開けて、木栓を打つ工法も見かけます。見た目には良いのですが、将来、木栓が外れると間違いなくそこから鎖が始まります。水を溜める池を作っているようなもので、あまり感心しません。

アメリカのシンプソン金物にデッキタイと呼ばれる金物があります。ウッドデッキの表面の床に釘やビスを打たないで、床を止める金具です。このように施工を簡単にする金物もありますのでお勧めです。床材と床材の間に金物が入り、隙間を作ります、これが水はけ口になりますし、ハイヒールが挟まらない丁度良い隙間が確保できます。
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月刊杉 43号発刊!!

2009年03月10日 20時06分36秒 | スギダラ
海杉のブログでは、めったに書かないが、今回の月刊杉は、面白い。

海杉が水死体扱いされているのだ。

月刊杉43号

ちょっと自虐的だが、ウソではない。お酒は、弱い方で呑むと何処でも寝る。

まあ、2月は、南雲さんにかなり振り回された。

この月刊杉がいつの日か紙媒体になることを夢見て連載を書いている。

杉にまつわる面白いネタは尽きない。
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鳥居の通信販売3

2009年03月10日 18時03分36秒 | 鳥居


小さな鳥居を製作した。

鳥居専門店では、こんな小さな鳥居も作るのかと思われるかもしれませんが、木製屋外であれば、作りますよ。

電話では、本当に困っているご様子でした。お客さまから、図面をいただき、製作に取り掛かりました。

製作中にお客様からの電話。

「今ある鳥居の亀腹(鳥居を支える石の部分)が今にも壊れそうだ」とのこと。

その亀腹はもうないものとして製作したほうが良いですね。と返事をして、板を鳥居の柱に取り付けた。

これで、鳥居は自立する。

コンクリートであれば、コンクリートボンドで接着すればいい。コンクリート釘で打っていただければ、尚、完璧かなあ。
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リノベーションとは

2009年03月09日 15時11分02秒 | 古材



この建具は、築98年の杉材でできたものであり、なかなか良い雰囲気を醸し出している。

古いものをそのまま使うには、勇気がいるが、思い切って洗いをかけてみた。(左側)

そうすると何とも良い色がでてくるではないか!!



しかし、洗いだけでは、不十分なのだ。どうしても、染み込んだ斑がでてくる。そこで、材に木材保護塗料を塗った。(左側)

大切なことは、そのまま使うと言うよりも「想い」をどれだけ詰め込めるかということに重点をおきたい。

この建具には、洋釘が使われていた。

「おかしい?」100年近くの建具でそんな無粋なことはしないはず。別の対の方には、釘が1本も見えていない。全て裏打ちだ。

「やはり」そう思って小さな和釘で裏から打ってみた。

最後の1本の洋釘を抜こうと思ったときに

「待てよ?」もしかすると!

そうだ。この釘は多分、解体した家のご主人が打ったものに違いない。

そう考えるともう1本はこのままにしておこう。

この物語をどう捉えるか。

下準備はできた。

この建具がどう生まれ変わるか。腕の見せ所である。
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地鎮祭

2009年03月08日 08時26分34秒 | 建築関連
地鎮祭をとりおこないました。

今回の地鎮祭は、仏式でした。

地鎮祭にもいろいろあるのですね。仏式では地鎮祭とは言いませんでしたが、勉強になりました。

仏式の地鎮祭の名称は「地000」と言っていましたが、忘れてしまいました。すみません。

今回の建物は、かなり、気合の入ったものになるでしょうし、さまざまな木材技術を使います。

時々、ブログでもアップしますのでお楽しみに!!

建築関係の方は特に必見かもしれません。

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