根本博元陸軍中将
台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡
なかなか、宮崎県が歴史に出ることが少ない、
特に国際に関わることが・・・。
この話では、台湾の金門島での戦いに日本人が関わったということだ。その台湾に向かう密航の出発した港が延岡とのことだった。
TVでは、2人しか描かれていないが、延岡市民も大きく関わっていただろう。
延岡でも語られて良い話だと思う。
今井武夫・寺崎隆治 他 『日本軍の研究 指揮官 (下)』原書房、1980年に「根本博中将の思い出」
小松茂朗 『戦略将軍根本博 ある軍司令官の深謀』(光人社、1987年) ISBN 4-7698-0361-3
門田隆将 『この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(集英社、2010年) ISBN 978-4-08-780541-3
文献は、揃っている。
(『ザ・ノンフィクション』 「台湾に消えた父の秘密」(フジテレビジョン・2010年8月15日放送より)
台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡
なかなか、宮崎県が歴史に出ることが少ない、
特に国際に関わることが・・・。
この話では、台湾の金門島での戦いに日本人が関わったということだ。その台湾に向かう密航の出発した港が延岡とのことだった。
TVでは、2人しか描かれていないが、延岡市民も大きく関わっていただろう。
延岡でも語られて良い話だと思う。
今井武夫・寺崎隆治 他 『日本軍の研究 指揮官 (下)』原書房、1980年に「根本博中将の思い出」
小松茂朗 『戦略将軍根本博 ある軍司令官の深謀』(光人社、1987年) ISBN 4-7698-0361-3
門田隆将 『この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(集英社、2010年) ISBN 978-4-08-780541-3
文献は、揃っている。
(『ザ・ノンフィクション』 「台湾に消えた父の秘密」(フジテレビジョン・2010年8月15日放送より)
運送のトラブルが発生!!
お客様の元に別の品物が届いたとのこと。
すぐに運送会社の方から電話があった。「お客様が受け取りを拒否した」今後の対応は・・・?と言う内容だった。
私の情報とニュアンスが違う??
お客様からの報告では、ダンボールが一個届いたそうで、弊社が送った荷物は、パレットに75kgの品物である。とても、待っていた品物ではではない。
お客様は、2名の荷卸し要員を確保して待っていただいたのだ。
受け取りを拒否したのではなく、品物が違うと言うことを電話のあった運送会社に伝えた。
すぐに調べるとのこと。
しかし、2時間待っても連絡はない。
お客様に誤送の品物を確認した。もしかすると荷が崩れ、7個のダンボールが1個だけ届いたのかも・・・。
しかし、全く別物とのことだった。
伝表の貼り間違いだろう。
荷が入れ替わってるのだろう。しかし、パレット伝表には、記載した。重量も75kgと書いてある。私が運送会社に持ち込んだ。伝表は、受付で渡したのだ。
ようやく、品物の間違い先が判明した。幸い、同じ配送先の品物だった。やはり、誤送しているとのこと。
本日は、無理とのこと。
それは、仕方がない。別の方も迷惑したいるだろうし・・・。
明日の午前中届けるとの内容の電話を弊社の事務が受け取った連絡が入った。
しかし、待て!お客様は、期日指定までして2名荷卸で確保いるのだ。午前中で大丈夫なのか???
案の定、明日の午後には、2名の荷卸し要員はいなくなる。そして、2時には品物の一部をどうしても使用しなければならないらしい。
ミスは、ミスとしてお客様にこれ以上の迷惑は掛けられないと言うのが私のスタンスだ。
明日の午前中であれば、大丈夫なのか?時間の指定は出来ないのかということを配送先に問い合わせを依頼した。
2度ほどの連絡をしたが、時間を決められないそうだ!
しかし、もし、時間が遅れる事になれば・・・。一抹の不安がある。本日の配送も1時過ぎだった。
出した答えは、チャーターに切り替えると言う手段だった。
間違いやミスは、仕方がない。でも取り戻す信用は、なるべく、はやく取り戻したい。運送会社には、私は、しつこい客に映るかもしれないが、私のお客様であれば、最善を尽くす。私がお客様側でがんばらなければ、お客様が迷惑になるのだ。
お客様の元に別の品物が届いたとのこと。
すぐに運送会社の方から電話があった。「お客様が受け取りを拒否した」今後の対応は・・・?と言う内容だった。
私の情報とニュアンスが違う??
お客様からの報告では、ダンボールが一個届いたそうで、弊社が送った荷物は、パレットに75kgの品物である。とても、待っていた品物ではではない。
お客様は、2名の荷卸し要員を確保して待っていただいたのだ。
受け取りを拒否したのではなく、品物が違うと言うことを電話のあった運送会社に伝えた。
すぐに調べるとのこと。
しかし、2時間待っても連絡はない。
お客様に誤送の品物を確認した。もしかすると荷が崩れ、7個のダンボールが1個だけ届いたのかも・・・。
しかし、全く別物とのことだった。
伝表の貼り間違いだろう。
荷が入れ替わってるのだろう。しかし、パレット伝表には、記載した。重量も75kgと書いてある。私が運送会社に持ち込んだ。伝表は、受付で渡したのだ。
ようやく、品物の間違い先が判明した。幸い、同じ配送先の品物だった。やはり、誤送しているとのこと。
本日は、無理とのこと。
それは、仕方がない。別の方も迷惑したいるだろうし・・・。
明日の午前中届けるとの内容の電話を弊社の事務が受け取った連絡が入った。
しかし、待て!お客様は、期日指定までして2名荷卸で確保いるのだ。午前中で大丈夫なのか???
案の定、明日の午後には、2名の荷卸し要員はいなくなる。そして、2時には品物の一部をどうしても使用しなければならないらしい。
ミスは、ミスとしてお客様にこれ以上の迷惑は掛けられないと言うのが私のスタンスだ。
明日の午前中であれば、大丈夫なのか?時間の指定は出来ないのかということを配送先に問い合わせを依頼した。
2度ほどの連絡をしたが、時間を決められないそうだ!
しかし、もし、時間が遅れる事になれば・・・。一抹の不安がある。本日の配送も1時過ぎだった。
出した答えは、チャーターに切り替えると言う手段だった。
間違いやミスは、仕方がない。でも取り戻す信用は、なるべく、はやく取り戻したい。運送会社には、私は、しつこい客に映るかもしれないが、私のお客様であれば、最善を尽くす。私がお客様側でがんばらなければ、お客様が迷惑になるのだ。
米オレゴン州の海岸に漂着した津波がれきとみられる鳥居
<米オレゴン州>鳥居?漂着、日本側と対応協議
毎日新聞 3月26日(火)10時28分配信
元の場所に戻してあげたい。
米オレゴン州の海岸に漂着した津波がれきとみられる鳥居の笠木の形をした木材=2013年3月25日、州公園レクリエーション局提供
【ロサンゼルス堀山明子】東日本大震災の津波で流失した漂流物が相次いで漂着している米西部オレゴン州の海岸で25日までに、神社の鳥居の一部と見られる木材が見つかった。宗教施設に関連した可能性のある漂着物は初めて。州当局が厳重に保管し、在ポートランド日本出張駐在官事務所と対応を協議する。
【浮桟橋もオレゴンに】日米研究者が合同で、生態系への影響調査 青森・三沢市
鳥居に似た木材は22日朝、州北部オーシャンサイドの海岸で住民が発見し、州当局に通報した。日本語表記は確認されていないが、長さ約5メートルで、朱色に塗られた部分が残っている。鳥居の上部の笠木(かさぎ)の形と似ている。
州公園レクリエーション局のクリス・ハベル副局長は「宗教関連なら慎重に対応する必要があるが、適切な方法が分からない」と困惑しており、日本側から指示を受けるまで、州公園内の一般市民立ち入り禁止地区でビニールに包んで保管するという。日本出張駐在官事務所は「津波漂流物だと判断する根拠が見つからないので現段階で指示できない」と述べ、確認を急いでいる。
どこの鳥居だろうか?
明神系の鳥居です。
【iPhone5用バッテリージャケット】は、バッテリーへの充電や同期にはmicroUSBケーブルを使うので、iPhone 5を充電するのにLightningケーブルがなくても、付属もしくは市販の安価なmicroUSBケーブルを使うことができます。
充電だけでなく同期が出来るのも大きなポイントです。
充電だけでなく同期が出来るのも大きなポイントです。
ようやく、携帯を替えた。
そこで、携帯カバーを物色中なのだが、木製の良いのがない。
どうしても、ハードウッドになってしまうようだ。
これなんかが、良いようだが・・・。
木城町に「ある絵本の郷」で行われたお花見狂言会へ行ってきました。
松の代わりに桜があり、趣向も良い演出です。
題目は、恵比寿毘沙門、狐塚、神鳴(かみなり)です。
どれも、縁起の良い話で笑いを誘っていました。
日本人の笑いってこのようなものだったのでしょう。
天下泰平、五穀豊穣を祈る神事が狂言の始まりとされています。
里山で狂言を観て、笑いもあり、心も豊かになった1日でした。
松の代わりに桜があり、趣向も良い演出です。
題目は、恵比寿毘沙門、狐塚、神鳴(かみなり)です。
どれも、縁起の良い話で笑いを誘っていました。
日本人の笑いってこのようなものだったのでしょう。
天下泰平、五穀豊穣を祈る神事が狂言の始まりとされています。
里山で狂言を観て、笑いもあり、心も豊かになった1日でした。
1945年4月のベルリン市街戦を背景に、独裁者アドルフ・ヒトラーの総統地下壕における最期の日々を描く。混乱の中でドイツ国防軍の軍人やナチス親衛隊の隊員が迎える終末や、ナチス宣伝相ヨーゼフ・ゲッベルス一家の悲劇、老若男女を問わず戦火に巻き込まれるベルリン市民の姿にも焦点が置かれている。ヨアヒム・フェストによる同名の研究書、およびアドルフ・ヒトラーの個人秘書を務めたトラウドゥル・ユンゲの証言が本作の土台となった。撮影はベルリン、ミュンヘンおよび当時のベルリンに近い雰囲気を持つサンクトペテルブルクで行われた。
演技は、ブルーノ・ガンツのヒットラー役がとても、すばらしかった。
史実に忠実に撮影されたそうだが、ドイツ国民が、はじめて、きちんと受け入れたヒットラー映画だろう。
何度も観ている。映画だ。
高千穂駅前に古民家があります。
入れそうな雰囲気はありませんが、もう少し、整備をすると立派な休憩所ができるのですが・・・。
もったいないと思うのは、私だけでしょうか???
もう「カラスの勝手でしょ!」にはさせないぞ!!
カプサイシン混入ネットで追い払う
カラスの被害に悩まされている方に是非使っていただきたいのがこちら。宇都宮大学教授の杉田 昭栄氏が、カラスの被害に困り果てていた農家や住民たちのために開発したネットです。このネットはからすの目をくらませる黄色を使用し、さらに唐辛子の辛み成分カプサイシンを混入。もう、びっくりして退散し、二度と寄りつこうとしなくなる仕組みです。
カプサイシン混入ネットで追い払う
カラスの被害に悩まされている方に是非使っていただきたいのがこちら。宇都宮大学教授の杉田 昭栄氏が、カラスの被害に困り果てていた農家や住民たちのために開発したネットです。このネットはからすの目をくらませる黄色を使用し、さらに唐辛子の辛み成分カプサイシンを混入。もう、びっくりして退散し、二度と寄りつこうとしなくなる仕組みです。
久しぶりに高千穂駅に行って見た。入場料100円
ここは、上崎で走らせたトロッコをお貸ししているところだ。どうなっているだろう?私が作ったトロッコは?
残念だが、野ざらし状態で使われていない。今は、カート列車が運行されていた。
まあ、役目を終えたのだろう。熱心だった方が、亡くなられてしまったので・・・。仕方がない・・・。
さて、よく見ると鉄道公園化計画なることが進んでいたが、あまり、現実的ではないようだ。
日曜日で高千穂峡は、大勢の観光客が押し寄せていた。道の駅もレジで並ぶほど!
ても、この高千穂駅は、観光ルートに入っていないらしい。入場料を払って入ったのだが、柵がないらしく別の道から入った人がいた(笑)
閑散としていた。
提案だが、ここにJR九州さんの研修施設(合宿所)などを誘致したらいかがだろう?年に数回だろうけど今壊されそうな様々な施設のモノを寄せ集めて・・・。
もちろん、無償貸与で・・・。訓練風景などなかなか見れるものだはない!!
JR九州社員訓練センター
鉄道の管理は、どうしても、素人では手に負えないような気がする。もちろん、かつてのTR職員もいるのだろうが・・・。
ああ、亡くなった○○さんがいれば、このような話もできるのだが・・・。
デザイナーの水戸岡氏の記事だが、読んでみるとタイの鉄道大臣の強い要請のようだ。JR九州の良さを紹介する記事として扱いは、小さいが良くまとまって書いている。
↓
JR九州が鉄道事業だけでなく、地域活性化を目指していること注目したようだ。
世界中の国が、都市へ人口が集中し始めている。地方の活性化は、どの国も大きな問題で日本は、その最先端にいる。まだ、回答はないが、いろいろな角度で事例を増やして行かなければならない。
韓国の企業、サムスンもそのことに気付き始めている。
企業の生き残りは、実は、疲弊した地方の活性化ノウハウの取得が、大切なポイントだ。いつまでも、リストラやM&Aなどで上手く行くはずがない。
↓
JR九州が鉄道事業だけでなく、地域活性化を目指していること注目したようだ。
世界中の国が、都市へ人口が集中し始めている。地方の活性化は、どの国も大きな問題で日本は、その最先端にいる。まだ、回答はないが、いろいろな角度で事例を増やして行かなければならない。
韓国の企業、サムスンもそのことに気付き始めている。
企業の生き残りは、実は、疲弊した地方の活性化ノウハウの取得が、大切なポイントだ。いつまでも、リストラやM&Aなどで上手く行くはずがない。
280円の牛丼がいくらになるか
このような記事を農業側は、書けるのか?そこで、国民の支持が分かれるんです。要は、国民が納得する理屈をわかりやすく、打ち出すことが出来るかなのです。
2012年早々から“牛丼値下げ戦争”が勃発した。業界3位の松屋は、これまで320円だった牛めし並盛の定価を、1月16日から280円に値下げ、トップを走るすき家の牛丼並盛280円と肩を並べた。さらに、2位の吉野家も期間限定(1月31日まで)ながら、牛丼並盛を380円から110円も値下げして270円で提供している。
もはや限界とも思える牛丼業界の低価格競争だが、さらに熾烈になるのではと見る人もいる。その引き金は、すでに日本が交渉参加を決めているTPPだ。
参加国間での関税が基本的にすべて撤廃されるTPPが発効になれば、当然、海外産の安い食品が大量に流通することになる。食品業界に詳しいジャーナリストの吾妻博勝氏も「TPPによって、国産の食材にこだわらない外食チェーンつまり、ほとんどの大手外食チェーンのメニュー価格は相当安くなるでしょう」と指摘する。
では、実際どの程度値下げになるのか。外食産業に詳しい「百年コンサルティング」代表の鈴木貴博氏に、TPP発効後の牛丼価格を細かく試算してもらった。
「吉野家の牛丼並盛の定価は380円で、食材の標準量は牛肉90g、ご飯250g。同社は仕入れ値を公表していませんが、肉については同じアメリカ産牛肉を取り扱うコストコの価格、米については一般的な飲食店のケースを参考にすれば、1杯当たりの仕入れ値は牛肉が約98円、米が約30円と推定できる。単純にこれを足して、現在の牛丼の原材料費を128円と考えましょう」
では、これが関税撤廃によっていくらまで下がるのか? 鈴木氏が続ける。
「現在、輸入牛肉には38.5%の関税がかかっていますから、牛肉の原材料費98円から関税分を差し引くと71円。次に米のほうですが、現在はミニマムアクセス米(政府が海外から関税なしで受け入れている一定量の米)以外の輸入米には、国産米の保護政策として778%の高関税がかかっています。そのため、輸入米は国内にはほとんど出回っていません。しかし、関税が撤廃されれば、TPP参加国から大量に流入してくると思われます。現在の国産米(新潟県魚沼産コシヒカリ)の1kg378円に対して、アメリカ産米(日本人の好む短粒種)は1kg166円と、約56%も安い。今は国産米を使っている大手飲食チェーンの多くが、輸入米に切り替えてくることは十分に考えられます」
あくまでも輸入米の品質に問題がなければ、という前提のもとだが、かなりの低価格化が予想される。
「輸入米にシフトすれば、1杯当たりの米の原材料費は約30円から約13円になる。牛肉と合わせると、牛丼並盛の原材料費は約84円と、TPP前より44円ほど安くなります。この額を単純に現在の吉野家の牛丼並盛の定価から引くだけなら330円台止まりですが、実は飲食店の価格は“原材料比率”を維持しながら変えていくことが多い。結論からいえば、吉野家の牛丼並盛は100円以上もの値下げが可能です」
原材料比率とは、定価に占める原材料費の割合のこと。このケースでいえば、現在の吉野家の牛丼並盛は、128円÷380円=約34%ということになる。
「これに従い、TPP発効後の原材料費84円が全体の34%に当たる定価を計算すると約250円となる。つまり、理論上は吉野家の牛丼並盛は、TPPによって約130円の値下げが可能ということです」
同様の方法で、業界トップのすき家の牛丼も試算してみると……。
「食材の重量は吉野家とそう変わらないので、原材料費を現行で128円、TPP後で84円としましょう。すき家の牛丼並は280円なので、現在の原材料比率は約46%。これをTPP後にあてはめると、売値は約180円になります」
インパクトのある数字だが、これはあくまで“理論上”の話。はたしてTPP後の日本の外食産業は、どう変わるか。
(取材/頓所直人、取材協力/興山英雄)
このような記事を農業側は、書けるのか?そこで、国民の支持が分かれるんです。要は、国民が納得する理屈をわかりやすく、打ち出すことが出来るかなのです。
2012年早々から“牛丼値下げ戦争”が勃発した。業界3位の松屋は、これまで320円だった牛めし並盛の定価を、1月16日から280円に値下げ、トップを走るすき家の牛丼並盛280円と肩を並べた。さらに、2位の吉野家も期間限定(1月31日まで)ながら、牛丼並盛を380円から110円も値下げして270円で提供している。
もはや限界とも思える牛丼業界の低価格競争だが、さらに熾烈になるのではと見る人もいる。その引き金は、すでに日本が交渉参加を決めているTPPだ。
参加国間での関税が基本的にすべて撤廃されるTPPが発効になれば、当然、海外産の安い食品が大量に流通することになる。食品業界に詳しいジャーナリストの吾妻博勝氏も「TPPによって、国産の食材にこだわらない外食チェーンつまり、ほとんどの大手外食チェーンのメニュー価格は相当安くなるでしょう」と指摘する。
では、実際どの程度値下げになるのか。外食産業に詳しい「百年コンサルティング」代表の鈴木貴博氏に、TPP発効後の牛丼価格を細かく試算してもらった。
「吉野家の牛丼並盛の定価は380円で、食材の標準量は牛肉90g、ご飯250g。同社は仕入れ値を公表していませんが、肉については同じアメリカ産牛肉を取り扱うコストコの価格、米については一般的な飲食店のケースを参考にすれば、1杯当たりの仕入れ値は牛肉が約98円、米が約30円と推定できる。単純にこれを足して、現在の牛丼の原材料費を128円と考えましょう」
では、これが関税撤廃によっていくらまで下がるのか? 鈴木氏が続ける。
「現在、輸入牛肉には38.5%の関税がかかっていますから、牛肉の原材料費98円から関税分を差し引くと71円。次に米のほうですが、現在はミニマムアクセス米(政府が海外から関税なしで受け入れている一定量の米)以外の輸入米には、国産米の保護政策として778%の高関税がかかっています。そのため、輸入米は国内にはほとんど出回っていません。しかし、関税が撤廃されれば、TPP参加国から大量に流入してくると思われます。現在の国産米(新潟県魚沼産コシヒカリ)の1kg378円に対して、アメリカ産米(日本人の好む短粒種)は1kg166円と、約56%も安い。今は国産米を使っている大手飲食チェーンの多くが、輸入米に切り替えてくることは十分に考えられます」
あくまでも輸入米の品質に問題がなければ、という前提のもとだが、かなりの低価格化が予想される。
「輸入米にシフトすれば、1杯当たりの米の原材料費は約30円から約13円になる。牛肉と合わせると、牛丼並盛の原材料費は約84円と、TPP前より44円ほど安くなります。この額を単純に現在の吉野家の牛丼並盛の定価から引くだけなら330円台止まりですが、実は飲食店の価格は“原材料比率”を維持しながら変えていくことが多い。結論からいえば、吉野家の牛丼並盛は100円以上もの値下げが可能です」
原材料比率とは、定価に占める原材料費の割合のこと。このケースでいえば、現在の吉野家の牛丼並盛は、128円÷380円=約34%ということになる。
「これに従い、TPP発効後の原材料費84円が全体の34%に当たる定価を計算すると約250円となる。つまり、理論上は吉野家の牛丼並盛は、TPPによって約130円の値下げが可能ということです」
同様の方法で、業界トップのすき家の牛丼も試算してみると……。
「食材の重量は吉野家とそう変わらないので、原材料費を現行で128円、TPP後で84円としましょう。すき家の牛丼並は280円なので、現在の原材料比率は約46%。これをTPP後にあてはめると、売値は約180円になります」
インパクトのある数字だが、これはあくまで“理論上”の話。はたしてTPP後の日本の外食産業は、どう変わるか。
(取材/頓所直人、取材協力/興山英雄)