海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

FSCを考える

2009年11月29日 18時57分45秒 | 森林
ベトナムでの研修を終えて、日本の森林についてもう一度おさらいをしてみた。

伐採禁止となった国が木材の加工技術をもてあましている。木材を隣国から輸入して加工し輸出している。

中国もベトナムも同じだ。そんな中で日本のFSCの現状を考えるとどうしても、行き詰ってしまう。(海杉が勝手に思っていることではあるが…)

管理された適切な森林というだけでは、FSC認証材は売れないかもしれない。もうひとつ、踏み込んだ何かが必要でその何かが、分からないでいる。




答えではないが、FSC認証材を使ってモノを作る。それは、認証された材ではあるが、高額では取引の対象にされない。「認証そのものの価値が評価されないからだ」と認証制度のPRに努める。しかし、認証材と認証されない材の違いが明確に出てこないのだ。品質の違いや産地の違いは、等級、ヤング係数、産地表示などで出そうと思えばどこでも出せる。



ひとつは、認証を受けたところが、ひとつにまとまらなければ、難しいかもしれない。

FSC認証は国際規格であって国際的な資材という木材である認識を持たなければ、スタートしないような気がしている。




「FSC認証をなぜ取得したか?」

それは、自分たちの森が国際的な規格に適合しているとを認めてもらうためで、取得したことによって、国際価格の材に適合したことを意味する。

あくまでもスタートのための免許を取得しただけなのだ。
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欅のフローリング

2009年11月28日 00時04分11秒 | ビジネス
                  

日本から輸入した木材を製材機にかけ、製材する。この製材機は、簡易なものだが、どんな大径木でも製材できる。価格は、15万円ほどだ。

                  

人件費が安いので小割にしても価格は、変わらない。小割にするメリットは、乾燥が速いこと、割れや節などを取り除けること、反りの影響も少ない。製品としての価値があがることなどがある。

                  

こうしてフローリングに加工された欅は、再び日本へ輸出される。

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企業は、デフレ対策をする

2009年11月27日 07時50分44秒 | 経済・社会
日本は、デフレだそうだ。

破格のジーパンがその象徴とされるが、デフレを企業として乗り切るには、コストの削減と利益の確保は、最重要課題だろう。

安くモノを購入する方法は、大量一括購入、工場の閑散期での発注、そして何よりは人件費の安い国で生産する。

これができる企業とできない企業で大きな差が出てくる。

昔は、商社を通じてという手法だったが、今は、産直に近いシステムが要求される。

これも時代の流れだろう。

安かろう悪かろうは、もう時代遅れになっている。
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宮崎とイタリア

2009年11月26日 09時43分59秒 | ビジネス
夢は大きくいきたい。

宮崎の杉材を家具の本場イタリアで広めたい!

そう考えたのは、かなり昔のことだった。

宮崎の人に宮崎の杉の良さを宮崎の海杉がいくら叫んでも誰も聞かない。

馬鹿にされるだけで・・・。

でも、宮崎の人は同じことを県外の人から聞くと「おお そうか!」となる。

宮崎県民は、宮崎でいくら杉の作品を並べても見向きもしないのに県外に持って使ってもらっているところを連れて行って見せると感動してくれる。

不思議な人たちだ?多分、評価の基準を持っていないのだろう?

そこで宮崎から東京へ運んだり、材料を送って作ってもらった。

ようやく、いろいろなパターンの宮崎杉の展示場?が東京に出来上がった。

厄介なことなのだが、理解してもらうためには、このような仕掛けをするしか方法がなかった。

宮崎材を宮崎の人に評価してもらうには、県外へ出して、県外の人から宮崎杉材の評価をしてもらうと言う二重の仕掛けを作らなければ、宮崎の人は評価しないと言うことに気づいた。

それだけでは、不足している。仕掛けはでかい方が良い。

そこで考えたのが、イタリアでの発表だ。

デザイン力をつけ、地道に杉を通しての活動をしてきた。宮崎県での評価もいただいた。次の一手は、イタリアに目標を定めたい。発表するだけでは、だめできちんと評価をもらわなくてはならない。世界の評価を頂いた時にこの目標は完遂する。

まだまだ、準備不足とといわれるかもしれないが、夢は大きい方が良い。
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靴を履いた犬

2009年11月25日 08時54分21秒 | なんでも



靴を履いた犬がいた。

さすが?ベトナム
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ベトナムの加工

2009年11月22日 09時17分37秒 | ビジネス
日本のモノづくりの最大のネックは、人件費コストの高さだ。

どんなに良いものでも高ければ、普及しない。はじめは、高くても徐々に安くなって普及するパターンがないと・・・。

木材を多くの人に使ってもらいたいと考えるとこの点が、ネックになっている。

                  

ベトナムは加工輸出国を目指している。
日本の欅 約1000立方ほど買い集めたそうだ。日本から輸入して加工をして輸出するためだ。

                  

工場内にある貯木池、水を抜いているところだそうだ。

銘木と言われる欅は、日本で加工して販売するととてつもない値段になってしまう。
欅だから高いのだが、原木は引き取り手がないとやはり買い叩かれる。市場の原則だ。
加工しても売れない物は、敬遠されてしまう。昔は、欅ならなんでも売れた。

                  

海杉が嘆くのは、日本人は、手間をかけると言うことにお金を払うことを渋ってしまったということだ。手間がかかれば当然価格は高くなる。価格が高いと売れないと言う基準を誰かが作ってしまった。安い価格に基準をあわせるためどうしても、普及品と高級品の分類され、品物の持つ価値判断が価格にしか決められない。

                 

欅は、小さな板にされ、乾燥して継いで、フローリング材になる。無垢の欅のフローリング材だ。しかも、本物の日本国産材の欅なのだ。



手間加工賃がかかり、どうしても価格が高くなる商品は、売れないのだ。

                  

日本人の無垢の欅信仰は、まだ潜在的にはあるが、大きな需要にはならない。欅を作って売るところがないからだ。欅の原木が大量にあっても引き取り手がなければ、ただの産廃かもしれない。




安い杉だから家具も安いだろうと思っていても、実は、杉の家具は全然、安くならない。価格のほとんどが、手間の人件費なのだから・・・。
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ベトナムの木工技術力2

2009年11月22日 09時06分09秒 | ビジネス
ベトナムには、日本のはないものがいくつかある。

質の高い労働力だ。



この写真は、日本の床の間に使う板「床板」を補修している作業だ。



女性工員が丁寧に補修作業を行っている。



当然、賃金が安いからできることではあるが、このような技術を上手く伝えないとできない作業でもある。

ベトナムで感じたことは、材料が多少悪くても手間で補うことができるということだ。日本は、手間をかけないようにするために材料の品質を重視してきた。これは間違いではない。しかし、国際価格で勝負するには、手間をかける方が良いものができるのだ。
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スギダラ繋がりで会議机をいただきました

2009年11月22日 08時08分38秒 | スギダラ
福岡の杉の木クラフトさんからすてきな会議机をいただきました。

うれしかったです。

早速、どんな机かを紹介します。



通常は、折りたたんでしまっておきます。小さくて軽いです。



弊社の会議机と全く同じサイズでした。高さ700、幅450、長さ1800です。

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ベトナムの木工技術力

2009年11月21日 18時43分12秒 | ビジネス
                  

さて、ベトナムの木工の技術力はどのくらいだろう?

                  

一番気になるところだ。「ベトナムでビジネスになるか」その疑問が解決した写真だ。

                                    


飾り蛙股と呼ばれる建築部材だ。


                  

ベトナムには、日本と同じくらいの技術力はある。加工技術があれば、跡はデザイン力になる。


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保健所から

2009年11月19日 20時36分21秒 | 古材
今日は、何かといろいろなことがありました。

土木の日と言うことで坪谷小学校を清掃作業でした。

びしょ濡れになりながら、きれいになっていく校舎。

牧水庵でうどんを食べて・・・。(牧水庵は、弊社が建設した建物です)

そして、門川の金丸さんからの会社訪問を受けました。様々な活動をしている海杉の会社を訪問させて欲しいという以前からのリクエストでようやく実現しました。(本当にすみません。時間が中々都合がつかなくて・・・)

金丸さんからの情報は、とても素敵なシステムキッチンでした。この話は別の機会に。

金丸さん!また情報交換しましょう。

そして、保健所さんからの電話でした。

会社の電話の調子が悪く「不法投棄」「古材」「お願い」と断片しか聞き取れません。(もう限界です。明日、電話機を買いにいこうと思います)

直接、保健所へ行くことにしました。

保健所では「不法投棄」の古材を回収して欲しいという要望でした。

明日、見に行きます。

まあ、ボランティアのような仕事になりそうですが、不法投棄はいけません。

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やまんかん祭りと杉コレクション

2009年11月18日 08時08分24秒 | スギダラ
今は、便利になりました。

宮崎やまんかん祭り

11月7・8日に行われた「宮崎やまんかん祭り」を地元インターネットテレビが放映しています。

ぜひ多くの人に見てもらいたいですね。

このほかに、「みやざき元気!」と「みやざき経済ナビ」がそれぞれ違った視点で放映すると思います。
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ベトナムと言えば、ベトナム戦争になってしまいます。

2009年11月17日 23時55分09秒 | 映画
1975年4月30日にベトナム戦争はサイゴン陥落(大統領官邸にタンクが無血入城)で終結した。

    

海杉の映画コレクションの中でベトナム関連の映画のほとんどがベトナム戦争を題材にしたものでした。ちょっと変わったもので1985年ソ連製の映画「北爆ホーチミン・ルート」2001年「タイガーランド」2001年「フィアーズオブウォー」などがあります。




この戦争証跡博物館は、1975年9月に設立されたもので、当時は、「アメリカ傀儡戦争犯罪展示館」と呼ばれていたそうです。



しかし、ここの展示方法は、かなり、アバウトでいただけない。



ただ、並べているだけで、展示物の間が駐車場になっている??

               













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ベトナムの建築

2009年11月17日 07時36分38秒 | 建築関連


ベトナムで木造住宅は?と質問をした。
答えは、簡易な住宅なら使用します。と言うことだった。
ベトナムは基本的には、森林の伐採は禁止されている。国産材を大量に自国で生産加工できない。



建築では、木材を構造材としてあまり扱わないようだ。家具や建具などだろう。しかし、建物の建具のほとんどが、プラチック製だった。



いくつもの大きなビルが建設していた。ベトナムは、不動産が高騰しているらしい。バブル真っ最中なのだろう。基本的には社会主義国だから、土地は国もので借地権の売買となる。



ホーチミンの建物は、間口が決まっていて、俗に言う「うなぎの寝床」だ。

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お見舞い

2009年11月16日 09時50分59秒 | なんでも
福岡にお世話になっている方のお見舞いに行ってきました。

入院していると聞き、びっくりして飛行機で行って来ました。

退院されたとのことですが、完治しているのではないそうです。

お会いすると元気でとても病人には見えませんでした。

朝食と昼食をご一緒させていただきました。

話しているとどうしても、病気の話になりますね。

でも、人事ではありません。健康診断の結果がでてきました。肝機能に異常有りとのことです。

運動不足と過食だそうです。

気をつけなければ…。

お見舞いも終わり、福岡では、飛行機の時間が、予約できたのが、最終だったので時間をもてあましてしまいました。

こんなこともたまにはいいかも?

本屋に入ってたっぷり、本を眺めていました。


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ベトナム

2009年11月16日 08時23分36秒 | 経済・社会
ベトナムの動きは、とてもアクティブだった。



本当に経済が動いていると言う雰囲気が、出ていた。



ビジネスと言う視点でベトナムを見ると何かを感じさせるものがあった。

どこに感じたか?

ひとつは、爪楊枝だ。

袋に入っている。袋には、印刷がしてある。爪楊枝が、日本の爪楊枝に似せた、頭飾りがあるものものあった。両サイドが、尖ったタイプもあった。



何よりは、ニッケの味がしたのだ。
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