海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

木造仮設住宅

2016年06月21日 03時00分19秒 | まちづくり・ボランティア


木造仮設住宅試験施工をしてる。
東日本大震災、熊本地震などで、仮設住宅の問題が、必ず起きる。

本当にプレファブ仮設住宅で良いのだろうか?

大量に至急必要な仮設住宅は、ストックと言う面で決めていないだろうか?

この木造仮設住宅なら、ストックの必要もない。

断熱材もはいる。
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建築で地方活性化

2016年06月13日 09時23分14秒 | まちづくり・ボランティア



いかがお過ごしでしょうか?




本当に最近、メールを使わなくなりました。




ついでに電話も・・・。




で、何が多くなったかと言いますと




家族間は、LINE




知人は、フェイスブックのメッセージですね。




私が何をしているのか、事前に理解しているということが重要で説明の手間が省けるんですね。

ご興味のある方は、フェイスブックにお友達申請をしてください。




でも、フェイスブックにも掲載できないこともあります。そんなときは、このブログなんですね。




少し、お付き合いください。




今年に入って、ある方の紹介で店舗を新築することになりました。




5坪程度の小さな小さな店舗です。




立地条件を聞けば、ビジネス経験者であれば、ほとんどの人が商売否定するような場所です。




山奥の小学校も中学校も廃校になった地域。




そんな地域に住まわれる方が「店を開きたい」と私のところに訪ねて来ていただいたのです。




限界集落などとひどい言葉が、世の中にできて嘆いている私ですが、集落に根差して生活するお手伝いができればと考え、この仕事を引き受けました。




予算?




何を売るのか?




お客をどうのように集める?




議論に議論を重ね、大きな方針は決まりました。




このメールを読まれた方は、無謀なビジネスとお考えでしょうか?




私は、十分採算は合うと思いました。




スモールビジネスの基本は、ブルーオーシャンを見つけることです。




資本力のある大手に踏み込まれたビジネスは、どんなビジネスでも今までの利益が吹っ飛んでしまいます。




「ブルーオーシャン」  誰もが求める言葉です。




今回のクライアントの方は、郵便局長さんです。(施主は奥様ですが・・・)




私に新築依頼をされるときのクライアントの年齢が、ほぼ一定の世代だということに気づきました。その世代の方は、長子が小学校に入学する前です。




幼稚園、保育所の子供が、小学校に入学する前に土地が欲しい、新築を建てたいということになります。




「どこが良いですか」




「どんな場所が?」




このようなクライアントには、必ず、3つの条件を言います。




1.子供の通う小学校、中学校の校区内(当然ですが、意外と考えないものです)

2.スーパーマーケット(食品を含めた日用品店)が、徒歩圏内あるいは、自転車圏内。

3.金融機関が、徒歩圏内、自転車圏内にあるか




という点です。




もうお分かり頂けると思います。




郵便局は、集落の、地域の金融機関です。




その隣に日用品店ができれば、地域のコミュニティが復活します。




町有地の土地を借り、仮設的な建物ではありますが、杉で店舗を作ることになりました。




図面は、あの有名な内藤廣建築設計事務所から描いていただいてモノです。




郵便局の隣に店舗を建てるだけ、成功するものではありませんが、地域のコミュニティーは間違いなくその店舗を中心に動き出すでしょう。そこで販売するものを日用品に限らず、オリジナルなものを販売していけば、地区外からのかたもやってきます。




郵便局長さんは、廃校となった中学校に仲間とデザインセンターなるものを立ち上げたそうです。




着工は、6月14日からです。2週間で完成予定ですが、別のプロジェクトも動いていますので少しずつ、工事に入っていきます。




19日は、棟上げを予定していますのでご興味のある方は、ぜひ、メールでお知らせください。




梅雨ですので工程には変更があります。




ちょっと違った杉店舗をお見せできると思います。
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屋外木材講座14 「テレビ番組 ビフォーアフター」

2016年06月02日 15時15分04秒 | 屋外木材講座

屋外木材講座14 「テレビ番組 ビフォーアフター」

放送もされましたので、私の写真も、公開しても良いでしょう。テレビ番組「ビフォーアフター」の撮影班が、酸化亜鉛含浸処理の注入釜の撮影しているところです。匠と呼ばれる方がチラリと写っています。動画の方も公式に発表していますのでご覧ください。
番組では、酸化亜鉛含浸処理を丁寧に説明していただきました。毒性がないということでツリーハウスに採用していただきましたが、その耐久性にも自信があります。こちらの方がきゅうようなのですが、結果は、まだ先ですね。
薬液を手で触って、安全性を強調しています。従来の防腐処理の薬剤では考えられないシーンだったと思います。
短い時間で、これだけ、酸化亜鉛含浸処理の特性や採用理由を検証できるとは!流石としか言いようがありません。

私たちは、屋外に木材を用いて腐らない技術を強調してしまいがちですが、番組では、安全性が強調されていました。保育園で使われる遊具ということもありますし、何よりも、素人が製作することのできる素材という点では、杉は、良い事例ではないでしょうか。
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最近感じること

2016年06月01日 09時05分25秒 | 日々のこと
最近、とある会社のそれも一流企業と言われる会社の社長から、お昼をごちそうになり、「海野さん、そろそろ、東京に出てこないか」と言われた。




そうなんですよね。何でも東京なんです。




自分の頭がおかしいのか?やることが、的外れでうまく伝えられない。「視点が違う」は褒め言葉ではなく、私にとっては、なんだか、前縁ですね。あきれている様だ。




その社長は、いつも、私の言葉にメモを取っている。




たぶん私に欠けているのは、コレだろうか。




考えること、思いついたことを話すことは、誰でもできる。実際にそのモノを作ることや動かすことの方が何倍も大変なことを身を以て知っているつもりだ。自分で考えたシステムが、きちんと具現化できたことだけでも「よし」としていた。




様々なところで評価もそれなりに受けさせていただいた。




でも、何かが、うまく伝わっていない。表現できないもどかしさが最近、特にある。




でも、弱音ははかない。




宮崎という片田舎でやらなければならないと思うアイデアがたくさん思いつくからだ。

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屋外木材講座16 「屋外で木材を使う意味・含水率」

2016年06月01日 07時38分16秒 | 屋外木材講座

屋外木材講座16 「屋外で木材を使う意味・含水率」

「屋外で木材を使う」そもそも、この意味を考えないとステンレスやプラスチックでいいじゃないかということになってしまいます。

ステンレスやプラスチックは、「腐らない」という前提があります。

木材は腐るから・・・。

土木・建築業を営んでいる私は、直ぐに強度管理を考えました。木材は、品質管理が、確立されていない。

仕事を宮崎県で始めたころ、大工の使う住宅の梁が、杉でそれも、生材(グリーン材)を使っていることに驚いたのです。

材木屋さんに話をしても、「乾燥させないと強度は出ない」ということが、あまり、認識できていないようでした。

世の中は、信頼関係で成り立っている。それは正しいのですが、建築に土木に使用する素材は、品質管理が問われます。鋼材・コンクリート・ガラスなどすべて、品質管理がなされているわけです。

木材は、天然だから、自然素材に・・・・。という言い訳は通じない世界なのです。

その基本が含水率なのですが、その頃の木材屋さんや製材所の方は、含水率=乾燥=割れ、反り=クレームと言ったことがトラウマのようになっていたのだと思います。

含水率は、木材にどのくらい水分が入っているか確かめる尺度なのですが、木材屋さんは、乾燥すると割れたり、反ったりすることを極端に恐れていました。

しかし、品質管理の元、素材の含水率を求めることは反りや割れではなく、含水率は、素材に求められる強度の値を基準となるものという認識でなければなりません。含水率を揃えることによって素材そのものの強度を計算することができるのです

私は、製材所の先輩に「乾燥した木材を打ってくれませんか?」とお願いした。

先輩は「海野、お前は、そう言うけど、大工さんは安いグリーン材を持ってこい!というんだぜ」

「確かに安いに越したことないけれど、お客様にクレームを受けるは工務店で、あとで手直しになるのは、大工さんなんですよ」

もう、20年以上も前の話です。
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