日々、土器実測(仮)

発掘された遺物の図化作業メインのお仕事ブログのはずが、日々の徒然・スピ話ばっかりになっちゃってる日記。

日常からの離脱

2011年02月21日 | Weblog
映画が好きで、面白いと思えば何べんでも同じものを見に行きます。
で、更にDVDまで買ったりしますが、やっぱり映画館と云う場所へわざわざ出かけて行って、大きなスクリーンで見るのが1番好き。
一時期地元に映画館がない時は、車で1時間以上かけて見に出かけていました。
と云っても直ぐ行ける場所ではないと、まず自分の都合と相談しなくてはならず、今のようにお尻を軽くとは行きませんでした。
今も単館系のものは地元で見られる事は少なく、どちらかと云えばそっち系に見たいものが多いものの、昔のようにひょいひょいと行く気なれず終わってしまう今、DVDが出るのを待ち、何としても見たいものはお買い上げして見る感じです。
メジャー作品だけと云っても地元で映画が見られるようになると、余程の事がないと、車で1時間以上かけて映画に行こうとは、なかなか思えなくなります。
単に加齢による面倒臭さもあるかもしれませんが、映画を見るって結構体力使うんですよね。
映画は安くはないので、お得な日や時間に見に行きますが、今は明日をも知れない身なので、なかなかそれも簡単に行きません、本当に哀しい事ですが。

そんな中、行こうか迷っていたものの、やっぱり見ようと映画館へ行きました。
どうかなと余り期待せず見始めましたが、思った以上に面白くてあっと云う間の時間でした。
この感じがね、映画のいいところです。
映画だと、ごく普通の事もあり得ない事もどんな事であっても、その時だけは日常から離脱させてくれます。
それは自分の家で見るTVなどとは全然違う、そこにいる時だけ、全てを忘れてその時だけを感じていられる時間です。

この感覚は、今ここに在ると云う事に通じる気がしますが、今ここに在ると云うのは現実には相当難しい事だと思います。
日常ではそうは簡単になれないし、映画館でそうなったから良い方へ向く訳ではありませんが、何も全く出来ないよりはいい訳で。
しかしここ暫くは貧乏のせいで、見たい映画をどれだけ諦めたか……。
この先この状態がどれだけ続くのか、情けない事ですね、全く。