ユニバーサル開発設計事務所のブログ

自動車業界における開発、設計、原価低減、品質信頼性向上を対象とした開発設計業務を行っております。代表三谷のブログです。

「成り代わり投票」の仕組みに思う

2010-04-03 09:33:36 | Weblog
 若林元農相議員の成り代わり投票を各マスコミは連日大きく取り上げている。大臣まで経験した国会議員がこんなことをと、絶好のニュース対象である。代理投票、議会史に汚点…若林元農相議員辞職(読売) 参院改革の象徴汚す(朝日)等などである。

 しかし、「国会議員というのはこの程度ですよ。昔のように『井戸、塀議員』を期待してはだめです」と言うと、怒られるだろうか。2世、3世の議員が増えて、国のため、国民のためと言う人は、議員になれなくなっている。だからあまり目くじらを立てる必要はないのではないかと思う。今回の「魔がさした」は当然の結果ではないか。

 我々のように製造メーカに長く勤めた人は、製品設計や製造について、誰でも間違いなく組み立てられるような配慮をする。逆に言えば、間違いにくい、品質を落とさないような工夫や仕組みを設計やラインに入れていく。よく言う「ポカよけ」などもそのひとつだ。「人は間違う」と言うのが、基本である。

 国会議員も人である。だから間違うこともある。むしろ普通の人より忙しい(はず)ので、間違いも多いかと思う。

 ニュースを読んだり聞いていて、不思議に思ったのは、本人が着席して「氏名標」を立て、押しボタンのスイッチが入るようだが、会議に出席して、何かの用事で退席するときには、この標は倒さないのと言うこと。倒していれば、わざわざこれを立ててまで、隣のボタンは押さないだろう。国会議員は人格的にも特別の人だという考えはやめ、我々と同じ間違いやすい人間だと言う次元で、国会の機構も作って欲しい。
 まあこれは氷山の一角だろうから、今後は、座ったことを検知するセンサをつけ、これにより、標を立てるほうがいい。こうすれば、こんなくだらないことに時間を取らなくて済むと思う。

 ついでに言わせていただくと、そのセンサに居眠り検知もつけて、居眠り(異状)をしたら赤ランプを回すようにしたらいい。

 トヨタの品質問題が世界中で大きく取り上げられているが、国会(議員)の品質はトヨタに比べられないくらい悪いのでは? 日本丸はそのうち、水(海外)が入ってきて沈没するかも。
コメント
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