国鉄フライヤーズ

目指せカネ、ヒマ、若さ

ロン・ポールのCIA告発映像とこれからの日本

2010-02-10 01:00:00 | 政治外交
Ron Paul "WE NEED TO TAKE OUT THE CIA"


当ブログで登場回数の多いリバタリアンで共和党員のロンポール。

すごいスピーチしています。

CIAが事実上のクーデターで軍の実権を握っている。
世界中に武器を売りまくり、その実態はFRBのように秘密主義。
(注)ロン・ポールはFRBを攻撃し続けている。

第2次大戦後に設立されてからそれ自身が政府であるようにふるまっている。
武器以外の収入源はドラッグでそのためにあちこちで戦争を起こし独裁者を取り除き
利権を奪っている。

我々がCIAを取り除けかねばならない。

仲間内とはいえ爆弾発言ですね。

昨年末アフガンのチャップマン基地に対し自爆テロが行われたがその際にCIA要員が7名も
犠牲になったことでアフガン戦争へのCIA関与がはっきりバレた。
二重スパイだったヨルダン人の医師がCIA要員を狙い撃ちにしたんですね。

アル・カイダはもともとCIAが作ったものだし、ニカラグア内戦によりコカイン利権がCIAに移ったという
話も聞きます。

あの辺のアングラ・マネーはタックス・ヘイブンのカリブ諸島に隠されていてCIAはそれらの
独裁政権が転覆されないように気を配っている。

尤もアメリカの従来財閥の全てが1913年所得税創設前に財産を移しているのでカリブはエスタブリッシュメントの
共通金庫といえるかもしれない。
金庫の番人がCIA。

元を辿れば、タックス・ヘイヴン小国は欧米が偽装独立させている実質植民地です。
欧米の経済支配者である財閥は本当にすごいですねえ。

アフガンもヘロインの大産地ですからね。
CIAやMI6の機密資金がドラッグとか偽札だという説は昔からあるが、さもありなんです。

アメリカからCIAと投資銀行がなくなれば随分いい国になるという人もいる。

私は諜報とか工作は大事だと思いますね。
イスラムのコーランは策謀を徳と見ます。「神は最も巧みな策謀家」です。
そして孫子の兵法には「最上の策は敵の謀を見抜き防ぐこと」とある。

日本で戦争と言うと城攻めですが、これは下の下。
戦争で一番大事なのは謀(はかりごと)です。
日本の軍人は世界レベルの評価では極めて質が低いようです。

CIAはロン・ポールが言う通り軍産複合体の利益代表になり、時として国益を損なっている
という批判はもっともです。
しかしアメリカの国益にも貢献している部分もあるはずです。

日本です、問題は。

「戦後の日本はCIA工作の最高傑作」というCIAの宣伝文句はアメリカでは有名だとか。

朝鮮戦争後の冷戦構造下、日本の出先機関としてGHQ、CIAが作ったのが自民党。
検察特捜部は占領軍が旧日本軍の隠匿財産を発掘するために創設され今でもCIAが訓練するらしい。

日本が戦後、アメリカとの二国関係に偏重していたことは多分正しい選択でした。
経済はアメリカがくれた高カロリー、高タンパクの偏食で成長したが、政治的には過保護の無菌状態で悪意
(謀、駆け引きという兵法の最重要事)に鈍感になってしまったらしい。

大体、二国関係と言っても対等ではないので分をわきまえなければいけない。
主従とか親子みたいな関係でしょうか。

トヨタはシェア世界一になってはいけないのですよ。
調子に乗れば痛い目にあう。

それはそれでいいが、勝ち馬としてのアメリカに陰りが濃くなってきた。
対米従属では「地盤沈下の抱き合い心中」リスクが大きいでしょうね。

英国のアメリカとの二国関係を保ちつつも、経済、政治でもEUとの繋がりを深めないと生き残れない
ぎりぎりの状態も他人ごとではない。
やっぱり日本にとってアメリカや欧州は遠いですね。

日米二国主義なんてたかだか60年の一時的な出来事だと寺島実郎が言ってます。
1500年の歴史を見れば日本にとっての世界は三国(三国一の花嫁みたいな)、つまり日本、唐(中国)、天竺(インド)でした。
それでもって、そのなかでもちょっと異質な島国。

そろそろ大局的多歴史観も意識するときではないでしょうか。

いいでば!英語塾

2010-02-09 01:00:00 | 本、映画、イベント
いいでば!英語塾Vol.107


前に紹介した(7月25日)地元、井の頭線池ノ上駅近くの美容院サニーサイド・アップで、
津軽美人のショーコさんに教えてもらったのが英会話PODCAST「いいでば!英語塾」。

なんと英語と一緒に津軽弁まで習得できる「語学の王道プログラム」なんだそうだ。
しかも爆笑しながら。
青森放送局畏るべし。

例えば映画館で子供のチケット2枚ください。

英語では、Two children's tickets, please.
津軽弁では「わらはんど、にめけ」

子供は「わらす」でその複数形が「わらはんど」。
「にめ」が2枚ですね。
「け」がなんともいい。

寒いせいかセンテンスが短いんですね。
「どうする」は「どす」
「そうする」は「そす」
「美味しい、うまい」は「め」です。

そしてこれを津軽のネイティブ・スピーカーが発音してくれます。

これであなたも講師のレイチェル安藤さんのようなバイ・リンガルならぬトライ・リンガルです。

津軽弁いいなあ、「おくりびと」の庄内弁もよかったのう。

以下から全部見れますよ。
DVDも出ているらしい。

ATV青森テレビ ポッドATVいいでば英語塾

See you!!

へばなー!


小沢さんは好きでないが立花某は嫌いだ

2010-02-08 01:00:00 | 政治外交
どうやら検察・アメリカと小沢さんは取引をして一件落着となったのでしょうか。
キャンベル国務次官補と会ったとたんに不起訴なんて。
検察以外の誰より早く不起訴を知っていたアメリカ。

そんなはっきりしたことするんじゃあ。
ブログのネタにもならない(と言いながらネタにしていますが)。
身も蓋もあったもんじゃない、みたいな。

そして亀井さんの「郵貯銀行の180兆で米国債買わせていただきますわ」発言、
これはジョセフ・ナイたちジャパン・ハンドラーと小沢さんの取引に対するチクリかも。
あの人の最も言わなそうなことですよね。

郵貯はBIS規制の外だから何を買ってもいい。
アメリカの国債は救われるかもしれないが日本の国債は今は郵貯が買っているのですね。
これは日本としてとても困ります。

トヨタ問題も絡んだナマナマしい話でしょうか。
もしトヨタ・ハラスメントが収束すれば経団連は今後民主党に献金するのか。
そして小沢さんは今後アメリカと深く関わることになるのか。

しかし検察とか米国批判とかに向かいそうだった世論の流れはは「朝青龍引退妨害電波」
でかき消されました。
マスゴミはこれ一色。

我が「道新スポーツ」や「ディリー・スポーツ」の一面も日ハム、阪神ネタでない。
「道新スポーツウオッチャー」として定点観測している私の目から見ると極めて不自然。
どこかから圧力がかかったと聞いても驚きません。

冗談です。
道新についてはキャンプ同行のカメラマンが結核菌を持ち込んだ事件がありちょっと目先を変えたか。

しかし実際には日経の鶴田某が突然朝青龍解雇案を持ち出したようですね、怪しい。
高検検事長が相撲協会の理事、ますます怪しい。
マスゴミは号外まで出した、メチャメチャ怪しい。

特捜部の失態隠し。

小沢問題の死傷者は形式犯なのに処刑されそうな石川議員だけでなく朝青龍もなのでしょうか。
当ブログも段々疑り深くなってきた。

しかし別件の微罪で起訴された石川さん。
有罪が確定したわけでもない。
官僚とマスゴミに殺されそうな国民の代表の復権を働きかけるのが同僚の政治家の役目でしょ。
自民、公明それに「みどりの党」は石川さんの議員辞職勧告決議を提出したんですってね。

終わってるね、こいつら本当に下の下のゲゲゲ。
そして自民は中川未亡人の出馬を要請しているとか。

それって最低っしょ。
昭ちゃんは悲しむと思いますね。

さて、私も「何かが変わったかも」シリーズでいささか興奮していましたが、もし権力者=英米、日本官僚と
権力者=小沢一郎が手打ちをしたのであれば変化は限定的ですね。

小泉さんだって最初は脱官僚、脱米国支配だったのかもしれない。
なんたって「自民党をぶっ壊せ」の人ですから。
自民党=対米従属、官僚主導です。

それがいつの間にか彼らに吸い寄せられた。
簡単な相手では無いのね。

小沢さんも鋭い政治感覚の人だから同じ道を歩かないとは限りません。
お互いマキャベリストのようなので「ふりをしている」だけかもしれないが。

小沢さんについては、
「対米従属から離脱し多極化世界での日本の行き方を探る」とか
「現在の官僚支配をいったん清算する」
みたいなスタンスがあって期待するところ大ですが決して好きなタイプではありません。

一番嫌なところはあの威圧と恐怖で人間を支配をするという「クラーイ」ところです。
小泉さんもどうやら同じ威圧と恐怖政治の人であったらしい。
その辺のことは上杉隆の「官邸崩壊」で安部さんが小泉さんをなにより恐れていたかを見るとわかります。

でも、明るいキャラとナイス・スマイルでうまく隠しているし女性に人気がある。

女性にもてない小沢さんは東北人らしい「口下手」「ネクラ」で損をしているのでしょうか。
でも、絶対に自分の上司に持ちたくないタイプですね。

自分には自由を、部下には統制と管理を。
そんな組織が勝てるわけないじゃん。

全ての権限を自分に集中し意見の合わない人間を排除するという姿勢は
いつか必ず大コケすると思います。

さて、特捜部が異様な執念で小沢さんを追い詰めていたころ「小沢一郎闇将軍の研究」と称した文章を文春に寄稿した人がいる。
もっともらしいタイトルですが、あの雑誌でこのタイトルですから勘のいい人はピンと来る通り書いたのは「あの」
立花某。

「小沢グループが参院選挙後、200-300人の日本政治史上前代未聞の大集団になる。」

「正直いって、私はこの事態を歓迎しない。気味が悪いことが起こりつつあると思っている。」

「小沢がヒトラーのような人物というわけではないし、民主党のマニフェストがナチスの政治パンフレットのような
甘言に満ちあふれているというわけではないが、あのナチスが国政選挙を通じて大量の議席を獲得して、
合法的に1930年代のドイツを一挙に作りかえようとしはじめ、それを大衆が熱狂的に支持しているところを見たときに
一部の人々が感じたであろうような、なんともいえない居心地の悪さ、不快感を感じている」

と小沢さんと民主党を思いっきり「ナチス扱い」してますなあ(ちょっと賛成ですが)。
特捜部やメディアに批判が向き始めた風向きを変えようとした御用ジャーナリスト再登場。

でもじゃあ、何ですかい。
あんたは議会制民主主義は止めろって仰るの?

それとも、制度はそのままで、あなたたち「一部の人々」が気に入らなければアメリカや検察の力を借りて
国民に選ばれた政治家を勝手に失脚させていいって言うのでしょうか。

立花某たちが官僚やCIAから与えられた餌情報を垂れ流しても今の時代、受け手のリテラシーは格段に上がっているのですね。
小沢さんの悪いところだってマスゴミの逆宣伝以外でもちゃんと指摘されているし。

佐藤優も小沢さんのナチ化を憂慮してますが、この人は最初から検察のやり方を厳しく批判しバランスが
取れている。
一方で佐藤優は実は害務省の別働隊だ(田中宇とか)という見方もあるのでヤヤコシいです(頭が痛くなる)。

立花某です。
「破廉恥なインチキ野郎」みたいなお方ではないかな。

この人が成敗したつもりの田中角栄。
ロッキード疑獄。

ロッキードは世界中の政治家にカネをばら撒きました。
角さんも多分イケナいおカネを受け取ったんでしょう。
でも世界中の政治家でこの事件で訴追されたのは角さんだけでした。

キッシンジャーも認めています。
日本が「米中の頭越し和解」に反応して、アメリカより先に日中正常化をしてしまった。

属国としてはしていけないことですね。
トヨタがシェア世界一になるようなもの。

それで角さんはアメリカにより成敗された。
トヨタが成敗されるように。

その時の「パシリ」としてアメリカの国益に尽くしたのが立花某だったんでしょ。
大蔵ノーパン・シャブシャブのときは佐高某だったか。

よくヌケヌケと二匹目のドジョウを取りに来たもんです。

「下品なクソ野郎」みたいなお方だとも思いました。
(自分の言葉づかいの品の良さに感動)。

画像は立花さん著「東大生はバカになったのか」。
じゃあ、あなたの頃のトーダイはリコウだったのでしょうか?

地震兵器だって(週末の陰謀画像)

2010-02-06 01:00:00 | 週末
Machine 醇A tremblement de terre


2005年の作られたフランスの解説ビデオらしいです。
悲しいことに何を言っているのかさっぱりわかりませんが。

それでもって先日のハイチ地震がアメリカの地震兵器によるものだという説がフランスで出ていて
アメリカのフォックス・ニュースも伝えたらしい。

反米のチャベスも「ハイチ地震はアメリカの陰謀」論者で本命イランを攻撃するためのテストだとか。
http://www.foxnews.com/story/0,2933,583588,00.html

いくらなんでも「まさか」と思ってしまうが元外務省の原田武夫によると地震兵器とか気象兵器というモノは
少なくとも概念としてあるようで、国際法違反だそうです。

http://www.voltairenet.org/article163729.html
第二次大戦末期にニュージーランドが対日ツナミ攻撃の実験をしある程度の成功をおさめ、ソ連やアメリカは戦後も
研究を続けたと上の記事に書いてあります。
動画もこの記事から辿りつきました。

まさかねえ。
しかし、日本のメディアが一斉に無視するとなると少し疑いたくなる。

性格悪くなります。

還暦

2010-02-05 01:00:00 | 生活、人生、ペット
12年周期のエトが五回で60年、還暦。
元へ戻っているようでも、自分も世の中も変わっていますから、螺旋階段を一回りですか。
上から見れば回転だが、横から見るとステージが変わっています。

エトは中国が起源ではないかと思いますが、12という字は不思議ですね。

時計は12進法、そしてここでも60という数字が関わってきます。
60秒で一分へ昇格、そして60分が一時間へ。

月とか年(ざっとですが)も12進法。

西洋音楽は1オクターブを12個に区切った螺旋階段。
東でも西でも12は大事な数なんですね。

人生60年やっているといろいろな変化が「あれ、なんか前にこんなことあったような」
という既視感ていうのか。
まあ、深くではないがちょっと分かったみたいなところがあります。

達人は今やっていることの99%まで来たところがちょうど折り返し点くらいで
最後の1%が最も大事とか。

凡人は最後に来て緊張が途切れがち。
でももう一歩頑張れば違う景色が見えてくるかも。
「百里の道も九十九里が半ば」とは至言ではないかと思います。

今日で秒が分にステージが上がるのでしょうか。
いつも人生の折り返し点ということで、

二周目、行ってみまーす。

和解の酒・追悼小林繁さん(野球舌)

2010-02-04 01:00:00 | 野球、その他スポーツ
江川&小林 因縁の二人"和解の酒"


久しぶりに野球の話です。

二、三日前のスポーツ紙の一面は朝青龍暴行問題一色でしたね。
でも我が道を行く「道新スポーツ」は日ハム中田のキャンプ情報でした。
デイリースポーツと同じ(金本ネタ)でブレないのがいい。
「関係者」のリーク情報じゃなくてちゃんと取材しているし。

キャンプ情報が聞かれ始め野球の季節が来ようとしている。

さて野球舌というPODCASTがありまして、若者二人が野球を語るんですね。
一人は甲子園の控え選手、もう一人はサッカー少年だったらしいが二人とも
無類の野球好きです。

語り部世代と自分たちを評し今の球界だけでなく昔の名選手についても語ってくれます。

若者らしいウダ話、下ネタも含めおバカトークも多いんですが、何か惹かれるものがあります。
結構というかとっても地頭いいのね、多分。

良質なオタクです。

っていうか、オタクってすごい。
オタクでない立場から見ると奇跡の様な人たち。
確実に「何か」を生み出しています。

この「野球舌」、江夏豊さん、私が高校学院時代、早稲田のエース投手だったが後にスカウトとして
ダイエー新垣獲得騒動に飲み込まれ自ら命を絶った(知らなかった)三輪田さんとかのいい話があります。

大毎ミサイル打線の中心打者だったの榎本喜八の話もあるとか。
是非発掘して聴いてみたいなあ。
お友達のロッテファン、コシバさんに教えてあげたい(野球舌君に問い合わせたところ第7回
「楽天・ヤクルトの巻」とのことです)。

コシバさんは週末にベトナム赴任が決まり今年は彼とのロック・コンサートや野球観戦に行けないのが残念です。

当ブログは野球大好きですがそんなには掘り下げていないので彼らに影響を受けているというか
参考にしてるというか、多分パクっているところもあると思います。

この「野球舌」、昨年7月に江川、小林「空白の一日」に焦点をあててくれました。
先日急逝されてしまった小林さん。
阪神で帽子を飛ばしながら巨人戦8連勝したピッチングが目に焼き付いてます。

この二人がお酒のCMをきっかけに再会した様子が限定版DVDになっているらしく野球舌君たちに熱く語られている。

お宝のDVDを見たわけではないが伝わってきますねえ、小林、江川御両人の人間性。
優しいのね野球舌君たち、メチャクチャ口は悪いが。
好感が持てます。

小林さん、久しぶりの球界復帰で昨年から我が日ハム二軍コーチとして成果を上げ、
今年は吉井と入れ替えで一軍投手コーチとして連覇に尽力してくれるはずでした。
ご冥福を祈るとしか言いようがありません。

野球好きだったらこのチェックして損はないです(言いきってみた)、この番組。
ホーム・ページから過去の放送も全てダウン・ロードできます。

但し、途轍もなく長い。
平気で3時間くらい話しています、この青年たち。

土日のロング・ウオーキングのお供に。

小林さん追悼記事で「出色」と野球舌に取り上げられたコラムを引用します。
泣けました。



「おれには守るものがない」 格好よかった小林繁さん
1月18日11時49分配信 産経新聞


小林繁氏
 プロの投手として、1人の男として「格好いい」の言葉がよく似合った。
白いキャンバスに絵を描くように、小林さんのマウンドは1球目から計算されていた。

イニングのはじめに彼はマウンドでよくスコアボードを見つめた。
何を見ているのか。
素朴な疑問に「この回は誰にヒットを打たせればいいか考えているんだよ」と答えた。

 また格好つけて…。

「投手が避けなければいけないこと。それは3番、4番の前に走者を出すこと。
逆にいえば3番、4番からはじまるようにすればいい。
そのためには、誰かにわざとヒットを打たせることもある」

 格好よすぎるよ、コバさん。
そんな彼が素顔を見せたときが1度だけあった。
引退する前年の1982年暮れ。小林さんは5歳になった息子をはじめて鳥取の実家に連れて帰った。

 小林夫婦は数カ月前に離婚が成立し、「子供たちは小林姓を名乗ること」で決着していた。
どうして離婚したんだろう。
素朴な疑問。
はじめは「大人の事情」と言って黙っていた小林さんが、その“事情”を話し出したのは枕を並べて寝はじめたときだ。

 「浮気がばれたんだよ」
 「シラを切らなかったの?」

 「認めた。正直に言えば、わかってくれると思ったんだ」
 「分かるわけないでしょ」

 「そうなんだ。大泣きして、娘と息子を連れて実家に帰ると言い出すし。
あしたから宮崎キャンプだったし『宮崎から電話する』と言って、おれが家を飛び出した」

 「宮崎から電話しなかったの?」
 「宮崎へは行けなかった。あの騒動で…」

 翌日、羽田空港から小林さんは連れ去られ「江川騒動」の渦中に飲み込まれた。
夫人への電話もできず、話し合う時間もないままに…。
あの騒動で小林さんは超一流の選手になった。
が、その裏で大きなものを失っていた。

 「おれには守るものがないからな」。
83年、13勝を挙げながら小林さんはユニホームを脱いだ。
惜しまれながら。
「男の美学」とも言われた。
だが、本当はもっとボロボロになるまで投げたかった。
ただ、投げる理由、守るものがなかっただけ。

 格好よかったよ、コバさん。(田所龍一) 


志ん朝が好き

2010-02-03 01:00:00 | 生活、人生、ペット
野球と同じく亡父に教えてもらったのが落語です。
寄席でなくホール落語というもので、古典をたっぷり演じる(寄席のほうが面白いが)。
毎月の東横落語会のチケットをよく買って来てもらった。

志ん生、円生、文楽、正蔵というのが70年頃のレギュラーだったと思います。
一人ずついなくなり志ん生の長男馬生とか小さんとかが入れ替わった。

オヤジの贔屓が円生さん。
人情話が得意でちょっと気取った感じ。

私が見た志ん生は晩年で小机に寄りかかりちょっと呂律が回らなかったが超人気者で
お客さんは一番楽しみにしていた。

私は文楽さんの技巧的だが明るい落語が好きでした。

後から代わる人たちは大変。
名人といわれた小さんなどはつまらないと思った(その後も面白いと思ったことはない)。

大御所たちの前座に若手が一人かな、出てくるんです。
談志とか。
好きな人も多いと思うが一人でウマがっていやらしい感じでなによりちっとも面白くなかった。

理論家で蘊蓄はすごいみたいだが笑えない落語をやる意味ってどこにあるのでしょうか。
得体のしれない屈折を感じてしまった。

落語でしょ。
眉間に皺をよせてラーメン食べるみたいなもの。
ラーメンも立派な食文化だがウンチクよりシナチクが大事。
研究は見えないところでやればいいです。

やっぱり落語家たるもの「親には人様に笑われるような職業にだけはつくなと言われた」とか
「人生の落語者」みたいなスタンスが正しいと思います。

そこへいくと志ん朝ですかね、やっぱり。
明るい、テンポがいい、面白い、華があるということでこの人を心待ちにしていた。

同時代の人は気の毒なくらいだったんではないかな。
先ごろなくなった円楽さんとか。
小さん治とか。
悪いけど比較にならない。

昭和の爆笑王林家三平?
外道の範疇か。
落語家ではないですね。
でもワンパターンだがそれなりに面白かった。

面白ければいいんですよ。
人情話もいいですね。
エンターテイメント。

だから落語家を芸術家扱いしたり勲章をあげたりは気持ち悪い。
弟子でもないのに師匠なんて呼ばなくていいと小田嶋隆も言っている。
職人ですね。
志ん朝さんは名職人だったと思います。
もう少し長生きしてもらいたかったですね。

画像は「朝日名人会」シリーズの「お見立て」と「火焔太鼓」。
爆笑です。




アルコール悪玉説

2010-02-02 01:00:00 | 生活、人生、ペット
私はタバコは好きでない。
とくに狭い空間でタバコを吸う人と長期間いるのは苦痛と感じます。
まあ、一緒にいる人にもよりますが。

自分が以前吸っていたときは気付かなかったが、あれって臭い。
服とかに染み付くし食事を楽しむ邪魔になります。
昔は平気で吸っていたけど。

しかし、寿司屋のカウンターでもない限り我慢はするし(嫌味な仕草はよくするが)、
全面禁煙には反対です。
場所によって分煙くらいかな。

食事でもコーヒーが出るまで我慢してくれたり、道端に吸殻を捨てないと言うようなマナーさえ
守ってくれれば御の字です。
昔はマナーも守っていなかったけど。

大体、タバコが肺がんの原因だって本当なの?
オトモダチのはっちゃんが言っていたが同じ部屋にいる人が吸っている人よりリスクが大きいなんて
メチャクチャ嘘臭い。
タバコより臭い。

肺がんの主な原因は工場とか自動車の排気ガスによる大気汚染じゃないの?
オメエラ誰に金もらってんだよ、といいたくもなる。

タバコ税だって取りやすいからでしょう。
もともと国鉄の債務返済のために無理やり作った税金です。

タバコだけなら今は吸わないからいいけど、アルコールも悪玉にされているらしいと聞くと黙っていられない。
他人の痛みより自分の痛みに敏感なのは生物として必要な防衛本能、というのは大げさですけど。

他人の我慢は美談だが、自分の我慢は苦痛だ。

告発者はインフルエンザ・デマがバレたばかりのWHOだと言うからますます怪しい。
例のパンデミックスという虚報(1月20日記事「専門家を疑え」)。
このインフルエンザ疑獄、日本ではウヤムヤにされそうだが英国では10億ポンドの税金が無駄になったと
騒ぎが大きくなっています。

日本でもマスゴミが煽ったせいで政府は輸入品をコミットしてしまいました。
9900万人分が余るというからお話にもなりませんね。
ビジネス感覚ゼロ、責任回避役人根性の親方日の丸体質。

ノバルティスやグラクソの不正が問題になっているわけだから、いっそ全てキャンセルして
訴訟で闘うことを検討してはどうでしょうか。

お酒の話です。

私はお酒大好きですが、自分が飲んでいないときに飲んでいる人と居合わせるのは苦痛ですね。
とにかくうるさいね、酔っ払いが二人以上いると。

自分もそうなっているわけですから、気をつけなければいけません。
飲んだ後、帰って寝てからもさっきまでの自分のデカイ声が耳につくこともあるくらい。
これも節度です。
節度さえ守ればお酒は人生の潤滑剤でしょうか。

何でもかんでも自分の思い通りに規制しようと言う原理主義者が一番有害です。
こういう輩を利用して自己増殖をはかる国連とか各国の官僚も有害。
国連なんて究極の「て言うかどうせ他人のカネでしょ」主義者の集まりと言える(例によって
言いすぎですが)。

酒やタバコが悪いのではない。
使い方を誤る人間が悪いのです。

うん?どこかで聞いたような。

「デリバティブは悪くない....」だったか
「銃は悪くない....」だったか。

悪態ばかり吐いていると時々自分にも降りかかります。


第58回WHO総会 決議26 

議題13.14
アルコールの有害な消費により引き起こされる公衆衛生の諸問題

第58回世界保健総会は、以下に述べる認識の上で決議を行なう。

過去の総会決議の再確認。すなわち第32回・決議40(アルコール関連問題に関するWHOプログラムの作成)、第36回・決議12(アルコール消費と関連問題:国の政策とプログラムの作成)、第42回・決議20(ドラッグ及びアルコール乱用の予防とコントロール)、第55回・決議10(メンタルヘルス:対策への要請に応える)、第57回・決議10(交通安全と健康)、同・決議16(健康増進と健康的なライフスタイル)、同・決議17(食事・運動・健康についての世界戦略)。

世界健康リポート2002によれば、全世界の疾病の4%、死亡の3.2%がアルコールによるものであり、またアルコールは開発途上国(死亡率の低い)では筆頭の、先進国では第3番目の、健康へのリスク要因であること。

アルコール消費のパターン・状況・全体量は人々の健康に影響を与え、また有害な飲酒は疾病・ケガ・暴力(特に家庭内での女性と子どもへの暴力)・障害・社会問題・若年死の最も大きな背景であり、精神疾患とも関連し、個人・家族・地域・社会全体の福祉にとって深刻な影響を及ぼすばかりでなく、社会・健康上の格差を広げるものとなっていること。

アルコール消費が負の結果を招くリスク、中でも自動車の運転、職場、妊娠中については、そのリスクを強調しなければならないこと。

アルコールの有害な使用による健康問題の広がり、危険な飲み方の流行(特に若者の間)が、多くの加盟国で危惧されていること。

アルコールによる酩酊は、他の精神作用物質の使用や安全でないセックスなどリスクの高い行動を招くこと。

アルコールの有害な使用が招く社会的損失、つまり医療コスト、社会福祉と矯正制度のコスト、生産性低下と経済発展の阻害などが懸念されること。

いくつかの加盟国においては、アルコール飲料がいつどこでも容易に入手できる傾向が増し、人々の健康にとって脅威となっていること。

アルコール関連の害を減らすための戦略と手法につき、有効性の検証が積み重ねられていること。

アルコール消費という問題につき、個々人が前向きに生活を変える決断を自身で行なう力を培うべきこと。

かなりの数の加盟国はアルコール消費にからむ固有の宗教・文化的感覚を持つことを考慮の上、この決議における「有害な」という言葉は健康上の影響に限った意味であり、宗教的信念や文化的常識への偏見をいかなる意味でも含まないこと。

1.加盟国への要請

(1)アルコールの有害な使用による健康と社会への負の結果を減らす有効な戦略とプログラムを、開発、実施、評価すること
(2)アルコールの有害な使用を減らすため、科学団体、専門団体、非政府組織やボランティア団体、民間セクター、市民組織や企業など、関係するあらゆる社会・経済団体の協力を引き出し、積極的で適切な関与をうながすこと
(3)事務局長に要請される以下の作業について、必要に応じ、関心を持つ加盟国が自発的に支援すること

2.事務局長への要請

(1)加盟国によるアルコール関連の害のモニタリングを支援し、政策の有効性を科学的・経験的に実証していくよう後押しするため、事務局の機能を強化すること
(2)アルコールの有害な使用による健康上の問題を減らすため、国際的な協力を強めることを考慮し、世界・地域レベルで必要な支援を引き出すこと
(3)アルコールが人々の健康に影響する可能性があるさまざまな側面について、さらなる科学研究を行なうことを考慮すること
(4)第60回総会(2007)において、アルコール関連の害を減らすための証拠に基づく戦略と介入を、有害な使用により引き起こされた健康問題の総括を含めて、報告すること
(5)アルコールに関連する害を減らすための有効な政策と介入についての勧告を作成し、その戦略とプログラムを加盟国が実施・評価するのに役立つ技術的ツールを開発すること
(6)アルコール消費と、それによる健康・社会上の結果についてのデータをさらに収集・分析するため、世界および地域の情報システムを強化すること、そのため加盟国に技術的支援を提供し、データがない分野についての調査を促進すること
(7)ヘルスケア分野でアルコール問題を発見し処遇を行なえるよう、またアルコール消費の有害なパターンにより患者が抱える問題にヘルスケアの専門家が対処する能力を高めるよう、世界および地域での活動を促進・支援すること
(8)有害なアルコール消費を減らす効果的な政策とプログラムの実施を促進するため、加盟国、政府間組織、保健の専門家、非政府団体および他の関連団体と連携すること
(9)有害なアルコール消費による健康への影響を食いとめるため、製造企業・農業・販売部門の代表と公開で協議する場を設けること
(10)この決議の実施の進捗状況につき、理事会を通じて第60回総会に報告を行なうこと

第9本会議2005年5月25日 第58回総会

訳=ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)

public health=文脈により、公衆衛生と訳さず、「人々の健康」あるいは単に「健康上の」としてある箇所があります。






温暖化はおしまいでも似非エコビジネスは終わらない

2010-02-01 01:00:00 | 社会、マスゴミ、教育
アル・ゴアと一緒にノーベル賞をもらったIPCC。
気候変動政府間パネルという怪しい奴らです。

何度も書いている通りデータ改竄による温暖化捏造疑惑が話題になっています。
いわゆる「CLIMATEGATE」ですが日本では何故か殆ど報道されていません。

都合の悪い人がいるんでしょう。
金儲けしたかった人。
嘘?に加担した学者たち。




一番ひどいのが2035年にヒマラヤの氷河が溶けるというのは2305年の誤植を
「まあいいか」と発表したこと。
これは隠しようもない。

IPCCがついに自分の嘘を認めてそれをマスコミがちょろっと報じました。
敗北宣言なのか。

IPCC捏造の大元、英国イーストアングリア大学気候研究所(CRU)の広報
をしていたBBCは潮目が変わったとみてCRUと関係の深い英気象庁と縁を切りニュージーランドの
民間気象会社への乗り換えを交渉中と田中宇が言っている。


引用

ヒマラヤの氷河消失、報告書は誤りと陳謝
 【ワシントン=山田哲朗】国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は20日、声明を発表し、
2007年の第4次報告書で「ヒマラヤの氷河が2035年までに解けてなくなる可能性が非常に高い」とした記述は
科学的根拠がなく誤りだったと陳謝した。


 世界中の科学者が協力して作成した報告書は信頼性が高く、IPCCはアル・ゴア元米副大統領と
2007年にノーベル平和賞を受賞したが、地球温暖化の懐疑派は「報告書の信頼は揺らいだ」と攻勢を強めている。

 欧米の気象学者らが20日、独自に発表した分析によると、報告書は問題の部分を世界自然保護基金(WWF)
のリポートから引用した。

WWFは英国の一般向け科学雑誌ニュー・サイエンティストが1999年に掲載したインド人研究者についての記事を引用した。
しかし、この研究者の論文は未公表で、氷河消失の時期も予想していなかった。

 「2035年」という時期は、別の文献の「2350年」を写し間違えた可能性があるという。
分析は「査読を経た論文を基礎に置くという科学の基本を守れば回避できた間違い」と指摘している。

(2010年1月21日10時22分 読売新聞)

引用終わり


しかしショウモないエセ・エコビジネスは続くようです。
もっともらしい数字を並べたガセ・ネタ見え見え。
嘘を垂れ流すメディア。





引用

レジ袋をごみ袋としての使用禁止 反響大きく浜松市が広報紙に特集
2010年1月21日

 浜松市は4月からレジ袋をごみ袋として使用することを禁じるのを前に、20日付「広報はままつ」で
4ページにわたり特集を組んだ。
昨年9月に同紙で使用禁止を掲載したところ、市民から2カ月で500件の問い合わせがあり、理解を促すため、ページを割いた。

 4月から集積所に出せるごみ袋については▽45リットル以内のポリエチレン製で透明・半透明に指定
▽レジ袋は使用禁止▽生ごみなどを一度レジ袋でしばってから、ごみ袋に入れる“内袋”としての使用も禁止-となる。

 特集では「なぜごみ袋を利用できないのか」「レジ袋はどう処理すればいいのか」など問い合わせの多かった八つの質問を掲載。
「燃えるごみとして焼却せず、プラスチック容器包装として処理すれば、再資源化ができる」などと答えている。

 また内袋として使わないことにより、ごみとなるレジ袋を1年間で740トン減量、約2000万円の処理経費削減を見込んでいる。
二酸化炭素(CO2)排出量に換算すると3400トンの削減につながるとしている。

 市はごみ処理経費の削減を目指す過程で、2008年に市内のスーパーなどと連携し、レジ袋を有料化。
半年間で推計約480トンのレジ袋を減らし、約2200トンのCO2排出削減につながった。

(原田遼)