
(くるりんぱ、違うか)
野田首相は
TPPはビートルズと考えたら、日本はポール・マッカートニーです。
ポールのいないビートルズはありえません。
もちろんアメリカはジョン・レノンです。
この2人がしっかりハーモニーしないといけません
とTPPをビートルズに例え、日米両国が連携してTPPを主導していくべきとの認識を示した。
とのことだ。
いやあ、痛い喩えだなあ。
この件について更に語る事は無意味だ。
考えるだけでも、こちらが恥ずかしくなる。
アメリカがジョンなら隷属する日本はゲイのユダヤ人マネージャー(思いっきり差別用語ですな)
ブライアン・エプスタインですらない。
デーブスペクター風に言えば、アメリカがビートルズなら日本はズートルビ。
或いはレコードを買い、来日の際は武道館公演のチケット入手に奔走した一般ファンくらいのものだ。
それが16歳の国鉄フライヤーズです(笑)。
幸いチケットをゲット、弟と生ビートルズを拝めた。
自分にとってはビートルズは超特別な存在。
神格化とか、そういうことでは全然ない。
他の多くの同世代の若者と同じように毎日彼らの曲を聴いていた。
中学生時代の登場から20歳の時の解散まで殆ど毎日だ。
だから自分の音楽観の基本、骨格だ。
身に染み付いている絶対削ぎ落せない先入観みたいなもの。
イスラム教徒にとってのコーラン。
おっと神格化してしまった(笑)。
その後の音楽に多大な影響を与えているビートルズ。
ちょっとしたパロディーやパクリは今でもしばしば出会うが、その度にニヤっとする。
というかビートルズの真似はおおっぴらに許された人類の共通財産みたいなものだ(あまりに大袈裟だ)。
良い、悪いではない。
彼らの音楽が優れているどうかはわからない。
それは後世の評価が決めればいい。
我々の世代にとって、ビートルズはただのミュージシャンではない。
あの時代、世界中の多くの人にとってビートルズの洗礼は圧倒的だった、ということだ。
ビートルズと聞いただけで鼻がピクンと反応するマニアが世の中にどれだけいることか。
ビートルズについて公に語る事は大きなリスクを含んでいる。
どこから反対と嘲笑の矢が飛んでくるかわからない。
「浅いな、バーカ」。
それだけの存在を生半可な知識で引用するとは大した度胸だな。
アタマの悪いこととセンスの無さではこの人も特別な存在なようだ。
さすが松下政経塾一期生だ。