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「iPadであなたはもっと馬鹿になる」という記事がニューズウィーク日本版に載ったそうだ。
氾濫するネット情報を租借する暇もなく「処理」しているうちに大事な情報への触角を失い、
ただただゴミの様な情報の海を漂う、というようなこと。
雑誌にとっては天敵となりかねないネット情報。
なるほどね、と思いながらもニューズ・ウィークの愚痴とも聞こえる。
ネットで記事がある程度公開されていて興味を持てば雑誌購入と言う事なのだろうが
私の場合そうはなっていない。
買って読んでみてもそれ以上のことは書いていないことが経験値としてわかるからね。
電車に乗ることも少なく、本屋にも最近は行かないし。
アマゾンで取り寄せるほどのこともないかとも思ってしまう、雑誌の場合。
新聞とか週刊誌はやはりネタの鮮度が問われるのでネットにはかなわない、というか
いいコンテンツだと誰かが引用してくれる。
昔は日刊ゲンダイはどうせ全共闘生き残りの干物みたいな奴らがやってるに違いないと全く興味がなかった。
でも、近頃マスゴミのあまりのバカバカしさのあきれて、ゲンダイの見出しは結構いいじゃん、と思う事もある。
先日、電車に乗ることがあって買っちゃいました、ゲンダイ。
トップ記事は割合面白かった。
小沢ネタだったか、検察ネタだったか忘れたが。
でも大きな字で一面だけだった、価値があったのは。
しかも見出しでわかった、内容は。
後はペラペラ。
芸能とかエロネタとか。
ネットの世界を超えるものはあまりないな。
マスゴミに渡った官房機密費を徹底追及すると言った上杉隆。
第一弾が週刊ポストに載ると言うのでコンビニへ。
買おうかと思ってペラペラめくるとネットで言い尽くされていることが2-3ページ。
大した取材もしてないですなあ。
というか取材したてのことをツイッターでどんどん発信する上杉さんや岩上さん。
忙しく取材するのはいいがじっくり腰を据えて物を書く姿勢が感じられない。
スピード命のやっつけ仕事にも思える。
これでは雑誌は売れません。
ネットで十分。
ツイッターやブログで餌を撒いて有料メルマガで儲けるというビジネス・モデル。
月千円で千人集めれば百万円ですから、毎月。
これはでかい。
ホリエモンや上杉氏のツイッターやブログはPRですな、メルマガの。
しかし私はこう言う「情報右から左主義」の有料メルマガなど全く興味がない。
ましてややっつけ仕事の単行本読むなどは時間の無駄だと感じてしまう。
すぐに飽きられると思うけど、メルマガも。
まあ、失敗しても元手がが掛かっているわけでないから実害ないですね。
経済的には。
返品もない。
しかし品が悪いのはばれるよ。
紙の媒体は単行本以外厳しいでしょうね。
雑誌は逆にIpadで新しい物に化けるかも。
ボーグの電子版は表紙が動画だとか。
インタビューも動画になり、オンラインショッピングもできる。
可能性を感じますね。
そして単行本も電子書籍化が加速しそうだ。
タブレット・パソコン一つで自宅の書庫、或いはちょっとした図書館も持ち運べる。
音楽ソフトも大体アイテューンごと持ち運んでいるし。
パソコンでスキャンすれば自分でも電子書籍にして持っていられる。
さてこのニューズ・ウィークの記事(ただ読みです、すみません)、もっと馬鹿になる理由とは?
しかし、「もっと」ですから既に馬鹿なのを見抜かれているらしい。
鋭いなあ。
次々と出てくるデジタル機器のせいで「情報は人々に力を与えたり抑圧から解放する道具から、
気分転換、気晴らし、娯楽の道具になった。」
これはかつてのITオタクであったオバマがハンプトン大学の卒業スピーチで語ったらしい。
これによって人々は「非常に忙しいゾンビになった」と言うのがNW、IT担当のダニエル・ライオンズ記者。
まあ機器といよりそれによって簡単にアクセスしたり自分が発受信する「軽い」情報でしょうか。
こう言うのをチェックし始めると時間がいくらあっても足りなくなる。
何事も道具は使い手の能力次第。
道具に使われてしまっては元も子もない。
人気ブロガーは商売がうまいからね。
まあ、しかし何事もあまり先入観を持たずにやってみては、思う。
良いところも悪いところもあるが。
やらなきゃ何もわかりません。