国鉄フライヤーズ

目指せカネ、ヒマ、若さ

村木さん裁判 誤りを認めない検察の暴走 共犯メディアのアリバイ作り

2010-06-30 01:00:00 | 政治外交
なにやら上海株が大きく下げたんですねえ。
他の国の上下動に関係なくズルズル下げている中国株。
バルティック海運指数も底が抜けたのだろうか。
心配な動きです。

さて、本題。




大阪地裁の「障害者団体向け割引郵便制度の悪用事件」。
虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた厚生労働省元局長村木厚子被告。
22日が論告求刑公判でした。

検察側は、部下の同省元係長上村勉被告が偽の団体証明書を作成したとした上で、
「村木被告の指示がなければ実行不可能」と指摘。

「重大な役割を果たした」として、村木被告に懲役1年6月を求刑した。

驚きますねえ、検察。
小沢の腹心叩きのために村木局長の罪状を考案した。

しかし検察の唯一の証拠である上村被告の取り調べ調書の信憑性が疑われ証拠としての採用を裁判所が拒否。
つまり、全く証拠がないのに懲役1年6月求刑とは。

自分たちに言う事は正義なんだという思いこみか。
あるいは一度立件したことは引っ込められないという役人の保身か。

朝日の社説さえ:

『大林検事総長―国民と「協働」する責任』として最近の検察をめぐる不祥事に対して厳しい指摘をしている。
大阪地検の郵便不正事件捜査の問題や西松建設事件についての検察の説明責任にも言及した。

まあ、アリバイ作りでしょうが(笑)。
司法記者クラブを通して検察に都合のいい世論作りをしていたのは誰だ!

東京高検では笠間東京高検検事長の就任会見で「検審の起訴相当議決を見越して証拠がないのに起訴するのは御法度」
と当然のことを言っている。

それほど地検特捜部が狂った暴走を続けていることに批判が高まっている(マス・メディア以外)
なかでのこの求刑。

例によって村木さんを悪人扱いしたメディアは本件を殆ど報道しない。
長野サリン事件で河野さんを犯人扱いした反省はどこにいったのか。



あああ、検察側の証人もこんなことを。
推定有罪でもなんでもあり。
無罪になっても上告するのでしょうか、メンツのために。

恐ろしさを通り越して哀れを感じる検察ファッショ。
誰でも彼らのさじ加減で犯罪者に仕立てられる。

角栄さん、金丸さん、藤波さん、植草さん、佐藤福島県知事、佐藤優さんらの国策捜査。
村木さんの名誉回復と社会復帰を願いましょう。

郵便不正 「村木被告関与、消去法で」…凛の会元会長が証言

 郵便不正に絡み、厚生労働省元局長・村木厚子被告(54)の指示を受け、偽の障害者団体証明書を発行したなどとして、
虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた厚労省元係長・上村勉被告(40)の公判が23日、大阪地裁であり、
自称障害者団体「凛(りん)の会」元会長・倉沢邦夫被告(74)が検察側証人として出廷した。

倉沢被告は、「村木被告から証明書を受け取った」とする自らの捜査段階の供述について
「自発的に供述したわけではない。消去法で村木被告しか思い当たる人がいなかった」などと証言した。

 倉沢被告は、村木被告の公判でも「村木被告から受け取った」と証言。
検察側は22日の村木被告の論告で「迫真性のある言葉で語られている」として有罪立証の根拠としていた。

(2010年6月24日 読売新聞)

そして検察への不信感が強まる中メディアは保身をし始めた。
産経新聞も「風」を読んでいる。
共犯者告発?
こちらもガス抜き、ただのアリバイ工作です。

ここでも検察リークを垂れ流した自分の責任については知らんぷり。

【風を読む】論説委員・松村雅之 信じがたい特捜の捜査

 2010.6.15 07:33

 特捜部といえばこれまで、巨悪に鋭い捜査のメスを入れる検察集団とされていた。

 特捜部は東京と大阪、名古屋の3地検にしかなく、自他ともに認める検察庁のエリート検事の最強捜査機関である。

 戦後最大の疑獄といわれるロッキード事件に代表されるように政治家や官僚が絡んだ数々の事件を手がけ、国民から絶大な信頼を得てきた。ところが、その信頼を根底から覆す異常事態が起きている。

 大阪地検特捜部は昨年2月に障害者団体向けの郵便割引制度を悪用した郵便不正事件を摘発し、厚生労働省元局長らを逮捕・起訴し現在、大阪地裁で公判が続いている。

 検察側に衝撃が走ったのは、先月26日の第20回公判でのことだ。裁判は初公判から荒れ気味で元局長は一貫して無罪を主張し、捜査段階で元局長の関与を認めていた元部下らも公判に入ると、ことごとく捜査段階での供述を翻した。

 問題の公判で、裁判長は元部下らの供述調書の大半を、「検事の誘導で作成された」と述べ、証拠として採用しないことを決めた。裁判長は、大阪地検特捜部の捜査手法を厳しく批判しており、これで元局長が無罪になる公算が大きくなっている。

 特捜部はあらかじめ事件の構図を描き、供述調書をこれに当てはめていくという、信じがたい捜査をしたと推測される。

 取り調べで被疑者を誘導して自白させるという典型的な冤罪(えんざい)のケースである。堅実な調べで定評がある「特捜」で前時代的捜査が今も行われていたとは…検察全体に与える影響は計り知れない。

 判決は9月上旬の予定だ。無罪判決が出れば、検察当局はこの事件の捜査を徹底検証し、結果を公表することを求めたい。





#okachan_sorry(緊急更新)

2010-06-29 20:49:42 | 野球、その他スポーツ


もうすぐ日本対パラグアイ戦。

全く期待されていなかったサムライ・ジャパンですがカメルーン戦でのまさかの(?)勝利から
一気に国民注目の的になった。

「ベスト4が目標」、「世界を驚かせる」と言っていた(言わされていた?)岡田さんは
日本国内外から嘲笑の対象にされていました。

今一番人気のツィッター、ハッシュ・タグは「岡ちゃん、ごめんね」です。

本当にごめんなさい、岡田さん。
今日勝っても、負けてももう悪口は云いません。

ツイッターしている人で思い当たる人は懺悔しましょう。
#okachan_sorryです。

うまく貼り付けられないので、以下コピー。

#okachan_sorryのリアルタイム結果


okachan_sorry RT @tabeteiku: 殆どの人が言っていました☆ QT @p_dan_boo:岡ちゃん、ワールドカップ前さんざん悪口を言いました。本当にごめんなさい!m(__)m

okachan_sorry RT @mat_kyasa_shka: 岡田監督もっとごめんなさい言わせてくださいな

senzyu1000 @metallicatsuya 本当だ…ひどいっ(T-T) 岡ちゃんに謝ってあげて!!テレビ欄!!www→ #okachan_sorry
8 minutes ago Keitai Webから metallicatsuya宛

okachan_sorry RT @clover_staff: ずっと岡ちゃん好きで良かった!!*ふゆ婆RT @p_dan_boo: 岡ちゃん、ワールドカップ前さんざん悪口を言いました。本当にごめんなさい!m(__)m #okachan_sorry #okachan_believe
13 minutes ago okachan_sorry Messangerから


okachan_sorry RT @kadoichi: 正直、大会始まる前は3連敗すると思ってた・・・岡ちゃんゴメンなさいm(_ _)m これからも日本のサッカー界をひとつ宜しくお願いします(⌒▽⌒)ノ #okachan_sorry #okachan_believe #okachan_believe
21 minutes ago okachan_sorry Messangerから

okachan_sorry RT @decuplet: 岡ちゃんのメガネがただの眼鏡じゃなくてスカウターだったなんて知らなかったよ #okachan_sorry #worldcup #jpn #okachan_believe

kenji197503 #okachan_sorry 岡ちゃん、俺は最初から岡田JAPANを信じてたよ。そしてみんなの予想を裏切る結果を出してくれた!!本田をはじめとするメンバー個々の意識の持ち様が一番大きいと思うが、やっぱ最後は岡ちゃんの采配でしょう。今夜のパラグアイ戦も夢見させてくれ~。

patariro このハッシュタグに投稿してこんなに反響をいただくとは思いませんでした!なので再々掲載: ぐっときた。日経の広告。"仕事でがんばるすべてのお父さんへ" 岡田監督の娘がお父さんに宛てた手紙。 http://twitpic.com/1xzi23 #okachan_sorry

p_dan_boo 岡ちゃん、ワールドカップ前さんざん悪口を言いました。本当にごめんなさい!m(__)m #okachan_sorry
about 19 hours ago webから

SaikoCamera 懺悔→感謝へ #okachan_thankyou まとめサイトも→http://bit.ly/bu7Bsj RT @kazu0107 岡田監督今までごめんなさい。今日もよろしくお願いしますm(_ _)mさぁ国民総懺悔でワールドカップを盛り上げよう! #okachan_sorry
about 2 hours ago webから

kadoichi 今夜もパラグアイに勝ったらホントに岡ちゃんゴメンなさいだよwwww #okachan_sorry #japan #jpn #nippon #daihyou #daihyo #samurai #FIFA2010 #worldcup #hinomaru
31 minutes ago TwitBirdから
返信 リツイート .

週刊大衆が参戦したらしい マスゴミ官房費疑惑

2010-06-29 01:00:00 | 社会、マスゴミ、教育
 <--ここのところ


官房機密費を貰っていなかったらしい週刊大衆。
週刊ポストに続きマスゴミ官房費受け取り疑惑を取り上げました。

〈徹底追及〉
  もらっていたのは政治評論家ばかりじゃなかった!
  大臣経験者の大物がブチ撒け!新聞・TV記者「官房機密費まみれ」ギョーテン全貌
  政府の裏金で”カネと女”を貪っていた、愚かな大マスコミ。その万死にも値する悪を元閣僚が暴露した!

まあ、買う事もないので(恥ずかしいし)、ツイッターから拾った断片的な情報ですが、

  元大臣の証言として。

  「自民党の記者クラブである平河クラブでは、キャップから番記者まで、盆暮れにお立て券30万円が支給」

  「記者が政治部に異動すると、機密費から10万円のスーツが4着」


  元運輸大臣の二見伸明氏にインタビュー(この人が発言した大臣?)。
  赤城宗徳元官房長官から直接聞いた話。

  官邸詰の政治部記者たちは、官房機密費に当たり前のようにたかっていて、女房のパンツ代まで三越で買い、
  官邸につけを回していたという

因みに、週刊大衆の他の特集は

  芸能界 新婚美女「びしょ濡れSEXライフ」極秘情報
  できたてホヤホヤの夫婦の”夜”は、とっても甘くてアツ〜いもの。今夜は、どんな”  熱戦”が行なわれるか!? 〈直撃インタビュー〉

  あんな快感は生まれて初めて…」
  美熟女AV女優5人がムラムラ告白「私が体験した超絶アクメSEX」
  今回の取材は強烈なエロス体験が盛りだくさん。オンナの悦びに目覚めた性欲は、もう止まらない!

やっぱり買えないし。


絶滅危惧種?ただの害虫でしょ、「キシャクラブ」

2010-06-28 01:00:00 | 社会、マスゴミ、教育
小沢鋭仁環境大臣。
この人も会見のオープン化を打ち出した。

と思ったらただのアリバイとしてのオープン化。
記者クラブという寡占組織との談合を止めるというごく当たり前のこと。
一体何を恐れているのか。

環境相のオープン会見はわずか15分。
週一回のはずがドタキャンが殆どで月に1回程度。
東大法学部のオリコウサンが考えそうな小手先の技。

世界でも稀なキシャクラブという絶滅危惧種を保護する、さすが環境省。
ただの害虫でしょ、というツイットも散見されている。

マス・メディアはそんなこと報道しないので、ネットで情報を取っている人と新聞テレビだけに頼っていいる人と
どんどん認識が変わってくる。

国民が分断されているわけだ。

ネットが常に正しいなどと言うなど毛頭ない。
情報は武器。
人心は情報操作によって動かされる。

全ての情報には意図がある、というのは少し大袈裟としても流す方では、
自分の有利になることを強調するのは当たり前。

だったら多角的に情報を取って自分で判断したほうがお得でしょ、というだけ。
情報リテラシーというやつです。

国民新党の亀井金融大臣はさすが現実主義のポピュリスト。
記者クラブの抵抗が強いと知ると別枠でオープン会見を始めた。
後継の自見さんもこれを踏襲。

岡田さんは完全に対米従属になってしまったが、さすが無骨な頑固者。
原理主義者と言われるだけあって、愚直にオープン会見をしては厳しい質問に苦労している。

あと原口さんもやってるのかな。

党では小沢さんだった。
さすがどぶ板政治家。
政治の原点は草の根。
今日も地方でビール箱の上だろうか。

国民に直接語りかけるのが政治家。
現場を知らずに国家は語れないという事だろう。

しかし大勢は依然として記者クラブ主導の会見を止める気配はない。
鳩山さんは自らオープン化して公約を守ったが閣僚の多くは官報の圧力を破れなかった。
菅さんもこの件に関してはのらりくらり。

いい目もある。
菅さんぶら下がり会見を止めたようだ。

ぶら下がりという大手メディアの特権。
1日2回、彼らの前で短い会見。
ここで失言(?)しては追い詰められる首相たち。

早速「国民の知る権利」が侵されるとか聞こえてきそうだが、寡占メディアに
だけ無料で出演するなんて、少しも国民のためにならない。

会見をオープン化し動画がネットで同時配信される「ダダ漏れ」が期待されます。
最近のテクノロジーでは個人がアイフォン一つで世界中に中継できる、らしい。

誰も編集しない情報、これをネタに議論が高まれば直接民主主義につながる。
民主主義が正しいシステムかどうかは議論が分かれるところだが、
エセ民主主義は暴かれた方がいい。

ネットによって世の中の意識が大きく変わろうとしている。

しかし既存勢力のネットにたいする本能的恐れは凄まじい物がある。
選挙期間中は特定の政治家に付いてツイットすることさえ公職選挙法に抵触。
彼らの直感的恐怖心は多分正しい。

つぶやかれていた外人の話「ツイッターが公選法違反って何考えてるの?
米国でそんなの取り締まったら、憲法違反で訴訟の嵐。
へたすると億単位の国家賠償請求だよ」 。

世の中、変わってきている。


仁志引退

2010-06-26 01:00:00 | 野球、その他スポーツ

誰にでも終わりの日が来る。
野球一筋の30年。

常総学院で夏の甲子園に3回とも出場(一度は準優勝)
早稲田大学キャプテン。

原に憧れ巨人に入団。
背番号8をもらった。

大リーグ挑戦を最後に仁志敏久が引退します。

(ゲンダイ・ネットより)

 野球を始めたのは小学校4年生。
以来、私の人生はいつも野球が中心だった。
結果に追われ、努力に追われ、思えばこの30年、心休まることなく野球だけを追いかけ続けてきたように思う。

 アメリカに渡って約2カ月。
中身が十分に詰まった時間だった。
所属したランカスター・バーンストーマーズでは、31試合に出場して打率.208、1本塁打、3打点。
思うような結果は残せなかったが、悔いはない。

試合までの準備期間が短く、シーズンオフが半年もあった38歳の体は、開幕から連戦が続く過密スケジュールに
少しずつ悲鳴を上げていた。
長い間の酷使に耐えてきた肉体は、いい加減に限界だったのだと思う。

技術的にもギリギリだった。

 痛くて上がらない右足を、それでも動かし続けたが、結局、自ら終了の合図を出すことにした。
「おめぇはおとなしくてダメだ」
 プロ入り後の私のイメージからは想像がつかないかもしれないが、高校(常総学院)に入ったばかりの頃、
木内監督からいつもそうどやされていた。
何をするにも遠慮がち。
はつらつとした動きが見られない私に、どこかもどかしさを感じていたようである。
3年生になってキャプテンに指名されてからも、「やっぱり、おまえはおとなしくてダメだ。キャプテンやめろ」としかられた。

 何事も意思を持たなければいけない。
 木内監督の教えを受けて、悔いのない選択をこれまでしてくることができた。
最後にアメリカへ渡ったことは、その象徴といっていいかもしれない。私にとって木内監督の教えは、いつの日も支えとなり、中心だった。

 プロ生活は今年で15年目。
日本では14年もの間、多くのファンの皆さんから声援をいただいた。
ジャイアンツ時代、「としひさ~!」という掛け声にどれだけ勇気をもらったことか。
横浜スタジアムの青く染まったスタンドの熱い声援も、私の心に強く響くものだった。

 そんな多くの声援を受けた私は今、ファンの皆さんに対して何ができたのだろうかと考える。
私のプレーで何かを感じてもらえたのだろうか? 
夢を抱いてくれた人はいただろうか? 

私にはひたすらプレーすることしかできず、周りがどう思っているのかなど考える余裕もなかった。
反省もあれば、胸を張れるところもある。
突っ走った現役生活、私なりに目いっぱいのことをやってきたつもりである。

 山あり谷あり。
まさにそんな今までだった。
その間、数え切れない方々に支えられていたことを感謝し、これからの糧としていきたい。
そして、家族、友人、声援をくれたファンの皆さんへの思いは、これからも変わらず大切にしたいと思う。
これまでの声援、本当にありがとうございました。
またいずれどこかで。


佐藤優が語る鳩山辞任と外務省

2010-06-25 01:00:00 | 政治外交

官僚のインサイダーであるがノンキャリとして権力の中枢からはアウトサイダーだった
佐藤優さんの見方。
官僚の論理を短くすっきりまとめてくれています。

「無知蒙昧な有象無象」と思われている国民。
「有象無象に選ばれた無知蒙昧」な政治家はまた官僚に取り込まれた。

司法官僚が世論(メディア)を煽りコントロールするという小鳩叩き。

薩長の陰で土肥の二流省庁官僚だった平沼騏一郎が帝人、日糖、大逆事件を使い、
ついには首相まで登りつめた。

結局官僚の静かなるクーデターに乗ってしまい官僚主導でも対米隷属でも毒饅頭は食うと決めたリアリストの菅。

大衆の底力を見せつけたいところだ。

以下前文を引用

鳩山前政権は外務官僚の「静かなるクーデター」によって崩壊したと筆者は見ている。

このクーデターは特定の官僚が書いたシナリオに基づいて行われたのではない。
日本国家を憂えるまじめな外務官僚たちの集合的無意識が引き起こしたのだ。

首相には二つの立場がある。

第一は選挙により選出された国民の代表としての立場だ。
第二は霞が関(中央官庁)官僚のトップとしての立場だ。

この二つの立場が「区別されつつも分離されずに」混在している。
国民と官僚の間に利害対立が生じると首相に自己同一性の危機が生じる。

筆者自身、外交員だったので官僚の内在的論理が皮膚感覚でわかる。
官僚には国家公務員試験や司法試験などの難解な試験に合格した偏差値エリートが
国家を支配すべきだという集合的無意識がある。

官僚は国民を無知蒙昧な有象無象と見下している。

それだから有象無象によって選ばれた国会議員は無知蒙昧なエキスのようなもので、
国会議員が実質的な国家運営、特に外交に携わるようになると、国益を毀損すると官僚は考える。

自身の反省を込めて述べるが、筆者が北方領土交渉に従事していたときも、
交渉にかかわる事項はどんなにささいなことでも隠し、「密室外交」を行うのが当たり前と考えていた。

ポピュリズムに流されると外交はできない。
ある時期、国民に真実を隠してでも、きちんと結果が出れば、それが国民のためになると無意識のうちに思っていた。

民主主義国の外交は、国民の支持なくしてありえない。
情報を一切開示せずに「有能なわれわれを信じろ」という外務官僚の常識は、民主主義に反する誤った思想である。

「日本国家を支配するのは官僚だ」

普天間問題について、米海兵隊が沖縄県外へ移動しても自衛隊を増強して抑止力を担保することは可能だ。
しかし、外務官僚の集合的無意識がその可能性について考えることを抑圧した。

外務官僚にとって、普天間問題はシンボルを巡る闘争となった。

米海兵隊普天間飛行場の移設先を自民党政権時代の辺野古(沖縄県名護市)に戻すことによって
「国家の重要事項に関しては政権交代で生まれた首相であっても官僚の決定を覆すことはできない。

日本国家を支配するのは官僚である」という現実を突きつけ、官僚の政治に対する優位を目に見える形で示そうとしたのである。

普段は霞が関の嫌われ者である外務官僚が、今回は官僚階級総体の利益を代表した。

鳩山政権崩壊後に生じた政官の力関係の現状を「ゲームのルール」として定着させることを霞が関の集合的無意識が望んでいる。

このルールが定着すると政府の政策は、自民党政権時代よりも国民から遠ざかる。
どのようにして、菅直人首相の中にある国民代表としての立場を強化するかが焦眉の課題だ。
 



アフガンに大鉱脈だって?

2010-06-24 01:00:00 | 経済投資


アフガニスタンに1兆ドルに及ぶ鉄、銅、コバルト、金、さらにはリチウムのような金属の大鉱脈が見つかったと
米政府関係者が発表したらしい。

ニューヨーク・タイムズの記事の通り。

これによってアフガニスタンは世界有数の鉱業センターになる?
リチウムは電池の原料となる希少金属でアフガニスタンは「リチウムのサウジアラビア」になるかも知れないと。

随分と華々しい宣伝文句のような。
屋台のダミ声でも聞こえてきそうな。
なにかうら哀しい気がする。

これを発見したのはペンタゴンのチームとか。
うーん、君たちですね。

本当なんでしょうか。
かつてソ連が言っていたことを蔵の奥から引っ張り出しただけだという説もある。

これがアフガン侵攻の理由だったのか。

あるいは泥沼に陥った侵攻を正当化するデマなのか。
大量破壊兵器という作り話もありましたね、他の国でしたが。

わずか120億ドルのGDPしかないアフガニスタンにとって本当なら天恵と言っていい。
中東の産油国のように急速に豊かになれるかもしれない。

しかし本当にせよデマにせよまた多くの血が流されるのだろうか。

「アメリカの経済支配者たち」 欧米エリート社会、大衆国家ニッポン

2010-06-23 01:00:00 | 本、映画、イベント


アメリカの閨閥の研究家、広瀬隆著。
原子力の危険性を喧伝する反原発の著作でも有名です。

アメリカについてこれだけ詳しい人です。
米国の「支配者」たちの目に止まったとしても不思議でない。

アメリカに諂う害務省にはアメリカ研究者は殆どいないそうだ。
ご主人さまを研究するのは不敬に当たるのか。
その外務官僚が読むのが広瀬隆や副島隆彦。

その副島隆彦(「とんでも」といわれている言論人)は日本が核を持たないように
アメリカが広瀬たちを使って広報活動をしていると指摘していた。
広瀬らは自分の反原子力言論活動に役立つから情報を貰う。
大人の関係ということでしょうか。

前に彼が石油閨閥について書いた本を友人のマサさんに貸してもらって読んだことがありますが、
まさに複雑に入り組む欧米の親戚関係に圧倒されつつ、また出てくる固有名詞の多さに
辟易とさせられた事を思い出します。

しかし懲りずに読んでしまいました、この本も。
言ってみればアメリカの伝統的な政治経済の支配者たちが大方結婚によって親戚になっているということ。

そしてそれが金融や石油資源に限らず全ての産業とジャーナリズムを支配している(資本の面でですが)
ということですね。

億万長者ランキングで有名なマルコム・フォーブスはエリザベス・テイラーと結婚手前の
関係であったが、彼の名言は、
「フォーブスという雑誌を私が編集するのは、世襲という”才能”によるものだ」。

そしてアメリカと言う国には二種類の人間がいて「財産が増え続ける」人たちと「全く増えない」人たちだそうだ。
本書で詳しく書かれている通り、新興の成功者たちも地位が確立されると次々と
前者の集団に組み込まれていくようです。

遺伝子と言うより遺伝子に乗っかているドル札。

そういう連中と親しい(使われている?)ソロスやバッフェトにとって投資など簡単なことなのでしょう。
93年のソロスのゴールド大ロングの成功はファイナンシャル・タイムズ、ニューヨーク・タイムズ、
ワシントン・ポスト、ヘラルド・トリビューンなど彼らの広報機関の援護射撃があってこそ、ということらしい。

言ってみればエリート社会ですね。
比較的少数の人たちが近未来を想定して舵を切って行く。
プラトンの「真実はごく少数の者だけが分かって入ればいい」という思想なのかもしれない。

そこに行くと日本は大分違います。
政治は長州閥とか言うけど、岩手、新潟、横須賀、群馬のような辺境(失礼)も首相を輩出している。
経済やジャーナリズムを仕切っているファミリーはいないんじゃないですか?
まあ、戦後はアメリカに仕切られているわけですが。

不思議な国、日本。
河原乞食の木下藤吉郎がナンバー・ワンになる国。
大衆国家なのでしょう。

基本的には覇権国になれない辺境の島国。
周りの様子を見てキャッチ・アップするのが得意。

そこに行くと同じ島国でもイギリス人は凄いですね。
インドと言う台所があったからこその覇権ともいえるが。
日本は中国を台所にし損ねた。

ここで西進するアメリカとぶつかってしまう。
そして粉砕。
自分がアメリカの台所にされた。

教育も違いますね。
日本の寺子屋大衆教育に対し英国のパブリックスクール。

家庭教師を自宅に雇えない層からもエリートを作ろうという「パブリック」な学校。
プラトンの国家論に基づきスパルタ式集団教育でエリート集団を要請する。
やはり考え方の違いがある。

大衆の国日本。
日本では官僚支配が続いているわけだが、ネタは割れている。
官僚は一代限り(外務省あたりはちょっと違うかな)。
割とこういう大衆社会もいいのかなと思ってしまいました。

ネットの世界は大衆復権の社会ではないでしょうか。
誰でも一切の手続きや費用無しで言論活動ができるし批評もできる。
ユーストリームはアイフォンさえあればだれでも動画中継できる。

ダダ漏れとか言うらしいが。
つまり今までは大臣などの会見は記者クラブが仕切っていた。
勝手に都合にいいところだけ編集していたわけだ。

一部で始まっている会見オープン化で素人中継が始まれば(亀井大臣とか鳩山さんの会見は実際中継された)、
彼らの真意(失言も)やパーソナリティーなどメディアに隠されていたことがダダ漏れになるんです。

大衆直接参加のデモクラシーが新しい技術のおかげで可能になる。
早速ネットを「通信」でなく「放送法」の網で抑え込もうという動きが官僚側から出てきている。
絶対に許してはいけないことです。

この本の事。
本書もやたら固有名詞が出てくる疲れる本ですが後悔はしていません。
もう彼の他の本は買わないと思いますが。

消費税10%って、マジ?

2010-06-22 01:00:00 | 経済投資
日本の財政状態が危機的だという話を良く聞きます。
一般の会話でもよく出てくる。
「ギリシャ危機?いやあ、日本の方がヤバいんじゃない?」

そして財政立て直しこそが経済再建の王道みたいな。
援護射撃の「日本危ないよ」説は英米の新聞によく書かれる。
実は一番危ない国、日本みたいに。

そういう話を聞くたび虚無感を感じてしまう。
インフレを抑えるために作られた日銀。
そして官僚機構に税金と言う餌を与えることで絶大な権力を持っていた旧大蔵省。

それを踏襲する財務省に完全洗脳されている菅、仙石....

財政問題について今日は深入りしませんが市場は日本の国債が危ないとは見ていない。
インフレの芽もない。
いくらでも手は残されている。

巷で言われる財政危機は外国からの借金です。
これが一斉に退却した時に起きるのが「危機」。
アジア危機も、アイスランドもギリシャもみんなそう。

身分不相応に海外からの投資を呼び込んだが実体が伴わなかった。
今、イギリスそしてアメリカが同じ問題を抱えている。
そこへ行くと日本は対外債権の世界最大の保有国ですから。

さて、先立つものがなくなって覇権を放棄せざるを得ないアメリカ。
しかし軟着陸のためには何としても日本のカネが頼り。

大英帝国の台所がインドであったように、アメリカの米櫃はサウジアラビアの石油と
日本のカネ。
米国債の乱発を支える最後の砦。

オバマの打ちだした「5年間で一兆ドル軍事費削減」で軍産複合体の日本収奪圧力は更に高まる。
英米メディアは彼らの手先。
日本の世論は「自民党の約束を破り普天間海兵隊の辺子野移転を白紙に戻した鳩山は無責任」という
米官報キャンペーンに見事に引っかかった。

沖縄に負担を押し付けていていいの?
沖縄人は二流国民かい。

沖縄にとって日本て何なの?
補助金という賄賂で米軍基地を押し付けられる。
それが日本の安保のためならそれはそれで誠意を以ってお願いすればいい。

しかし台湾はどんどん中国に吸い寄せられる。
この動きはもう逆には行かない(まあ、こう言う時にMI6とかCIAがちょっかいだすのだが)。
そうすると台湾海峡はホット・スポットではなくなる。

もし朝鮮半島がヤバいなら九州でしょ、やっぱり。

尖閣諸島?
そんなのもアメリカは興味ない。
中国軍が侵攻しても「日中で解決してね」という立場です。
竹島も同じ。

日本政府の上にアメリカ政府とか、或いは中国政府がいるという権力構造なら沖縄は
直接彼らの傘下に入った方がいいかも。
いわゆる「中抜き」。

消費税の話だった。

日本経済はデフレ不況の真っただ中。
増税を議論しているバヤイかい?
「生活が一番」で「消費税はあげない」公約の小鳩政権。

トップを挿げ替えて政策を180度転換した「増税」「官僚復権」「対米隷属」内閣。
その支持率が60%超って。
日本国民はいつから「政治家は能力よりもクリーンが一番」という未成熟な見方をするようになったのか。

合法的・組織的な横領である天下り、機密費。
外務省機密費の私的流用は目に余るものがあるがたまにトカゲのしっぽ切りがあるだけで
大使クラスは税金泥棒を続ける。

旧日本軍という官僚機構もクリーンだった。
腐るほど軍事機密費があったからね。
こっちは使い放題。

そう官僚の横領は一応合法です。

一方政治家の政治資金規正法は誰でも多少は抵触するように作られている。
官僚が政治家をコントロールする武器ですね。

西松事件以来14カ月に亘る検察の言いがかりを垂れ流したマスゴミ。
出てきたのは収入記載の数カ月のズレのみ。
こんなことで何人もの人が逮捕され、日本政治のトップの首が飛ぶ恐怖支配。

主権在民とはよく言うよ、主権在官、在米?
しかしアリバイに使われるのが世論調査。
「世論調査にノー」から始めねば。

鳩山小沢は消費税上げず、公務員改革を断行し、特別会計の闇に迫り埋蔵金を発掘、無駄を排除して
役人の特権に手をつけようとした。

しかし官僚の抵抗はやはり強力で取りあえず退却。
それでも何とか10兆円特別会計の埋蔵金に手を付けた。
しかしこの間。、100兆あった特会の剰余金はあっという間に50兆位隠された。

財務省の言うこと聞いて税金集めても経済は良くなりません。

大体、収入を増やしたら政府に支出は絶対に減らない。
必ず増える。
だから財政は改善しません。
これが人間行動の常識。

景気が更に悪化して 「最小不幸社会」という「国民が最低限不幸でも良い」という首相もやがては行き詰る。
日本はどこに漂流するのか。

いずれにせよ自民党は終わっているわけで民主が参院選に勝った後が日本の中期的針路を決める
勝負になりそうだ。

しかし、消費税のオーンゴールで大勝はなくなった。
清和会の再結集、すなわち現政権の反小沢陣営、みんなの党(清和会別働隊)と自民の大合同で昔に戻りました、
という事にならぬ事を祈るばかりだが。

自民と声を揃え消費税10%既定路線化の世論を作ろうとする新民主党。
イヤーな菅じだ。




恐ろしや、FRBの資産内容

2010-06-21 01:00:00 | 経済投資
ウォールストリート・ジャーナルのグラフ。

大変なことになってますね。

リーマン・ショックと言われている2008年秋の株価暴落以来、FRBの資産は倍増。
そして増加分の殆ど全てが不動産証券でその額約1兆ドル。
800兆円のアブナイ証券を飲みこんで危機を先延ばししている。

こんなものダダの紙くず。
GSEと言われる住宅公社のフレディー・マックやファニー・メイは救済にもかかわらず
赤字は続き。
第一4半期も80億ドルの損。

政府の追加資金投入止むなしというアフガン戦争並みの泥沼。
そしてこれらの債権は米政府が保証しているので日本や中国が買い入れている。
つまり米国債の別列車。

そんな公社たち。
株価は1ドル以下を彷徨い回復の兆しも見えない。
ついにNYSEの上場を止めるそうだ。

税控除で一息ついていた住宅市場、控除終了の5月の着工は1年振りの大幅減。
ここでも問題の先送り以外に何も見えてこない。

そして世界中の政府が救済資金を投入するたびに安心感が訪れ株価が回復する。
この幸福感はいつまで続くのだろうか。

膨れっぱなしのマネーの世界と違って実生活は厳しい。
アメリカではフードスタンプを給付されている人が4000万人。
日本だって1500万人の近い人が生活保護を受けた。

出口戦略の話は全く出なくなり、思考停止した世界経済は漂流する。
中小国危機、地方政府危機がメガ・バンクや大国の破綻につながる....
ハイパー・インフレや戦争だってあり得ない事ではないでしょ。

そんな悪夢をどうやったら避けられるのでしょうか。

個人ベースではマネー・ゲームなどやめて自分を磨いたり、野菜を作って自己防衛
しかないか。

父の日(父がいなくても)

2010-06-20 01:00:00 | 週末
【プロ野球】木村拓也コーチ長男のストライク始球式


ベスト・ファーザー賞プロ野球部門の受賞者は木村拓也さん。

ジュニアの始球式動画(再掲載)です。
何度見ても泣ける。

ついでに再掲載はキムタクがキャッチャーを務める雄姿。
御冥福を祈ります。

【哀悼】【プロ野球】キャッチャー キムタク(ダイジェスト)


ラスベガスが厳しいらしい

2010-06-18 01:00:00 | 社会、マスゴミ、教育

沖縄は米軍に出て行ってもらい自助努力で経済的自立を目指すべきだというのが当ブログの意見。
その為には香港のように経済特区にして日本と大中国圏(台湾、香港、中国、シンガポール)
の窓口に一刻も早くすべきだと思いますね。

しかし税金フェチの財務省に丸め込まれた菅政権ではそういう柔軟な発想は出てきそうもない。
菅さん、まるで経済音痴ですから財務省の言うなり。

そういえば「庶民が家を買えなくなる!」と叫んで総量規制とかでバブル崩壊のトリガーを
弾いた共犯者の一人だった。

減税につながることは無理かな。
この経済情勢で消費税率上げるって、どうやったらそんなアホなアイデアを考えつけるのか。

自民が消費税上げを言いだして「財政健全化」という「真っ当みたいな」議論をすることを封じるのか。
だとしたら国民は馬鹿にされている。

消費税自体は税の一つのあり方として評価できます。
脱税したおカネでも犯罪がらみのアングラマネーでも同じように消費の段階で課税できる。
金持ちがおカネをたくさん使えば逆進性もさほどではない。

食料品の様なバイタルな物資を免税にすれば公平感は出てくる。
しかし、今は非常時。
正論は通用しないのではないか。

それでは沖縄にはせめてカジノでも特別に許可して、エンターテーメント及びメディカル・サービス(健診など)
に力を入れてはと思う次第。

シンガポールでは巨大なカジノが2つでき(一つは既に開業)、ギャンブル好きの中国人の
オジサン、オバサンで賑わっている。

この人たちがターゲット。
自国民からは7千円の入場料を取りつつ、外国のパスポートの人は無料だそうだ。

日本での公営ギャンブルの問題点は寄生虫ですね。
宝くじから競馬競輪まで天下り役人の餌になっている。
もう一つの公営ギャンブル(パチンコ)は警察、検察が甘い汁を吸っている。
どんどんネットで暴いて欲しいところだ。

しかしギャンブルの本場ラスベガスは大変な苦境に立たされているらしい。
ROCKWAY EXPRESSというブログによると、ラスベガス市の失業率はこの4月
14%を超えたとか。

ネバダ州全体でも14%に迫ろうとしており、全米の平均10%弱(いずれも過少な粉飾統計だが)
をかなり上回っている。

今回の金融危機の底であった2008年3月からギャンブルにおカネを費やすより自分の
生活をなんとか続ける、という人たちがどんどん増えたのは当然のことでしょうが、
一番の問題は住宅だそうだ。

住宅バブルがいちはやくコケた。

ネバダ州でローンを使い住宅を購入した人の65%が逆ザヤ、つまり家の価値が
借金の残高より低い。

アメリカではノンリコースとか言うのでしたっけ?
こういう状態になるとカネを借りている方はリターン・ザ・キイということで
借金を返さず、住宅を明け渡す。

すなわちこれは銀行の問題になるわけだ。
日本は住宅を明け渡したうえで借金の残額を払わなければならない。
個人にとっては災難だがモラル・ハザードは少ない。

全米平均の逆ザヤが24%というからネバダの住宅バブルは全崩壊と言っていい。
そして差し押さえ率は平均の5倍とか。

今またカリフォルニアとかフロリダ、ミシガン、ニューヨークなど各州の財政危機が噂されているが、
ネバダが一番危ないのでしょうか。

サブプライム危機の勃発以来ひたすらマネーを供給し問題を先延ばしにしてきたアメリカ。
欧州ではギリシャやスペインなどにたっぷり融資している大手銀行を救うために、ECBが
さらにマネーを供給し、公社債を買い支えることになるのだろう。

そんなニュースでも出ればまた株は一時的に持ち直す。
カネ余ってるからね。
こわ。

しかし先延ばしにしたところで問題がなくなるわけではない。
肝は不動産価格ではないでしょうか。
これが底を打たないと二番底、三番底の足音が。


引用(ラスベガスの惨状)

「ラスベガスは今や死に体だ。
ホームレスの人口はもうどうしようもないほどだ。
中部で見たより更にひどいのが不動産分野の状況だ。
マンションのタワーは95%空き室になっていて、何もなされていない。
通りや公園はすさんできている。
自治体は削減に忙しく労働組合と闘っている。
通りに出ると、誰もおらず2006年から非常に変化している。
カジノ経営会社はカジノをネバダから他に移動させた。
部屋とレストランはずっと何年も閉鎖されたままである。
町全体が最小限度の人手で標準以下のサービスを提供しているし、不動産の価値を下げている。
私は破産状況にある大きな会社で仕事をまだしている。
次の波がくれば、削減するところなどもうない。
それはドミノゲームになりウィンだけがたった一つ残るようになりそうだ。
私は99セントの朝食がまた始まっているのを知った」

国鉄 VS フライヤーズ

2010-06-17 01:00:00 | 野球、その他スポーツ
プロ野球セ・パ交流戦終盤を彩る(何が)ヤクルト・日ハム2連戦。
雨の中、神宮球場で熱戦が繰り広げられた。

といっても両日ともワンサイドの痛み分けでしたが。
両チームファンの「国鉄・フラーヤーズ」としては見逃せない。

しかし生憎の雨とリーグ5位対6位の対決で観客の入りはイマイチ。
最後の試合は大差でリードされた終盤、ヤクルト応援席はハムの半分ぐらいになってしまった。
5連勝中だったヤクルト・ファン、球場に来てください。

結果、交流戦ではパリーグ6球団が上位を独占。
パリーグ・ファンとしては嬉しい限り。

今後は一部・二部と名前を変えてはどうだろうか。

やはり普段から厳しい状況で戦っているパリーグ投手たちが、過保護(?)のセリーグ
をぶっちぎった。

まずは予告先発。
相手チームは先発をイメージして作戦準備できる。

そしてDH制。
9番にピッチャーが打つのと、金子誠が控えるのではピッチャーの負担は大違い。

(セリーグ方式の15日は6番で3ラン・ホームラン)


そしてストライク・ゾーンもパリーグの方がぐんと厳しい。

またDHのため味方のチャンスで代打を送られないので、パリーグのピッチャーは
完投機会も多くなる。
大投手が育つ環境にあるわけだ。

勿論セリーグにも好投手は大勢いるのだろうが鍛え方が違う。
甘やかしてばかりでは成長できない。

それは言い過ぎとしてもいきなり半分はパリーグ形式で試合をするのだから
慣れていないセ投手陣には不利なのだろう。

さて後半戦を前に打線が上向きのファイターズ。
あとは高橋信二の復調を待つばかり。
先発投手があと二人くらい(八木、多田野、糸数、増井、榊原あたりか)出てくれば。
放出したスレッジと藤井の喪失感がまだ抜けないがこれからやってくれるでしょう。


(15日登板したデラ・クルーズ。ハヤ!コントロールは?心配)

一方のスワローズ。
ピッチャー陣はまずまずのところまで来た。
問題の打線。
ホームランはソコソコだが率が悪すぎるアーロンとジェイミー。
飯原、武内、畠山、ここで出てこないでどうする。
チャンスを掴んでくれ、頼むよ。

iPadとの2週間

2010-06-16 01:00:00 | 生活、人生、ペット

八ヶ岳のネット環境が悪いところでもソフトバンクの電波さえ飛んでいれば使える、
というのが購入の第一の動機だったiPad。
今のところ都内でしか使っていない。

注目度は今のところ凄い。
人が寄ってきます(あと一カ月くらいでしょうね、旬は)。

そして質問攻めに会います。
皆さん興味あるのは、これ一台でパソコンが要らなくなる?という点。

まず良いところ。
立ち上がりが異様に早いというよりはオンにすれば直ちに使える。
パソコンに付きまとうあのイライラから解放されるのは嬉しい。

という事で、言ってみればiPhoneの大きな奴かな。
但し電話はできないし写真も撮れない。

大きいだけあって写真アルバムとか見るのはいい。
多分電子書籍とか雑誌の閲覧には威力を発すると思う。
出版業界に与える衝撃は大きいだろうし、新しいかたちの出版物(動画、双方向性など)の可能性を
感じさせる。

それ以外、良い点が見当たらない、というか使い方が分からない。
いいアプリがたくさん出てくれば楽しめると思うが。
iPhoneで事足りるような気がする。

豆知識。
アプリは和製英語のようです。
日本の外ではapp(アップ)と呼ぶんだよとトミーが教えてくれた。

このiPad、パソコンの代わりにはならないようです。
一時的な代用。

と言っても鞄に入れずに持ち歩くには大きすぎるし、じっくり読むには小さすぎるかな。
老眼にはですが。

CDも取り込めないし、DVDも見れない。
パソコンにため込んだデータを同期する。

しかもアレですわ。
ituneというやつですね、同期の元は。
という事で「齧りかけの林檎」ワールドにすっかり取り込まれてしまう。
商売うまいね。


しかし正直言ってこのituneというソフトは音楽やポッドキャストを整理、保存したり購入したりには
使い勝手がいいんですな。

本題。
iPadは旗艦からボートで漕ぎだす感じで、これ一機でパソコンが要らなくなるのではという淡い期待は吹き飛びます。
遊んだら戻るの。
残念。

しかもタブレットPCとしては使い勝手が悪いですね。
機能面で。

フラッシュも使えないし。
ウィンドウズに慣れているせいかもしれないが。
wifiが使えるところなら特にお薦めできません。

まあ、しかし今までのパソコンとは異質な何かを感じさせる。
どういう事ができるのか、まだ期待がなくなったわけではないiPad。

解説本も売り切れのようでこれから少しずつ楽しみを発見するのかな。
あっ、もう三日間触っていない。

しかし、どこにでも自分の引き籠り世界を持ちだすアップル製品。
何か気分が変わらないなあ、こう言うのを持って出かけると。

本や雑誌を電車で読む人は昔からいるのでそんなに大きな変化でもないのか。
やっぱり何か違う。
文庫本一冊に対して自分の世界(完全武装して)を公共の場に持ち出す。

周りの世界を無視というか拒絶している気がするのは何故だろう。
そういえば最近iPod(紛らわしいですね、音楽の方)を持って出かけなくなりました。

外には外のよさがあるものね。
五感を使って感じ取る世界。
外でも引き籠りでは勿体ないかな。